6.5畳は一人暮らしには狭い？ 家賃相場を紹介

 

国土交通省「住生活基本計画における居住面積水準」によると、一人暮らしに最低限必要な居住面積（最低居住面積水準）は25平米とされています。6.5畳の居室は、約10.5平米です。

 

キッチンやバスルームなどを含めると専有面積は20～25平米程度になるので、水準よりもやや狭いといえます。ただし、都市部の物件の広さとしては一般的です。

 

部屋の広さと家賃のバランスを見ながら、自分に合った物件を見つけていくことが大切です。

東京23区の家賃相場

 

不動産情報ポータルサイトのLIFULL HOME’Sで、東京23区における6.5畳の一人暮らし向けの物件（ワンルームや1K、1DK）を検索すると、2024年2月1日時点で1万4,428件がヒットしました。

 

区ごとの平均的な家賃相場（専有面積20～25平米）をまとめると、以下のとおりです。

地域名	家賃相場
千代田区	12万5,400円
中央区	11万6,400円
港区	13万2,500円
新宿区	11万2,600円
文京区	10万1,100円
台東区	10万7,800円
墨田区	9万5,100円
江東区	10万400円
品川区	10万1,000円
目黒区	11万100円
大田区	8万3,600円
世田谷区	9万1,400円
渋谷区	11万9,000円
中野区	9万1,200円
杉並区	8万2,400円
豊島区	9万5,200円
北区	8万8,300円
荒川区	8万2,300円
板橋区	7万8,600円
練馬区	7万5,900円
足立区	7万600円
葛飾区	6万9,700円
江戸川区	7万100円

※ 2024 年2 月時点 専有面積20～25平米 ワンルーム、1K、1DK／マンション、アパート、一戸建ての家賃相場

東京都・市部の家賃相場

 

次に、東京都の市部についても同様に検索すると、2024年2月1日時点で5,957件がヒットしました。

 

主な地域について、家賃相場は以下のとおりです。

地域名	家賃相場
八王子市	5万9,000円
立川市	7万900円
武蔵野市	8万1,700円
三鷹市	7万8,800円
青梅市	6万7,200円
府中市	6万5,600円
昭島市	6万3,300円
調布市	7万2,400円
町田市	7万円
小金井市	6万5,800円
小平市	5万8,500円
日野市	5万8,400円
東村山市	5万6,400円
国分寺市	6万9,000円
国立市	6万3,600円
福生市	6万1,300円
狛江市	6万7,200円
東大和市	5万3,700円
清瀬市	6万1,500円
東久留米市	6万7,400円
多摩市	6万5,500円
稲城市	6万5,300円
羽村市	6万3,600円
あきる野市	5万400円
西東京市	6万3,400円

※ 2024 年2 月時点 専有面積20～25平米 ワンルーム、1K、1DK／マンション、アパート、一戸建ての家賃相場

 

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一人暮らしにおすすめの間取りは？

 

居室スペースが6.5畳の場合、間取りで多く見られるのはワンルームや1Kです。

ここでは、一人暮らしの部屋に多いワンルームと1Kの特徴や違いを解説します。

ワンルームの間取りの特徴

 

ワンルームは、玄関・キッチン・居室が1つの空間にあり、室内にドアなどの仕切りがない間取りを指します。そのため、キッチンなど水回りのにおいが部屋全体に広がりやすいという注意点もあります。

 

ワンルームだから狭い部屋が多いというわけではなく、居室が広くても仕切りがなければワンルームとして扱われます。なかには50畳を超える広々とした物件もあります。

1Kの間取りの特徴

 

1Kは、居室とキッチンの間にドアなどの仕切りが設けられている間取りです。仕切りの有無は一見すると小さな違いのように思えますが、広さや居住性に大きく関わってきます。

 

たとえば、ワンルームの間取り表示には、キッチンスペースも含まれるため、同じ6.5畳の物件なら1Kの方が全体の面積は広くなります。そのため、家賃は1Kの方が高くなる傾向があります。

 

ワンルームと1Kのどちらの間取りがいいかはライフスタイルにもよるので一概には言えませんが、6.5畳と間取りに書いてある場合、ワンルームと1Kでは全体的な広さが異なることを覚えておきましょう。

6.5畳の部屋を広く使うためのレイアウトのポイント

 

6.5畳の部屋はスペースにそれほど余裕があるわけではないため、快適に暮らすには工夫が必要です。レイアウトを考える際のポイントについて解説します。

背の低い家具を選ぶ

 

6.5畳はスペースが限られているので、できるだけ背の低い家具を置きましょう。

 

背の高い家具を選ぶ場合は、入り口付近に配置すると存在感が薄れやすく、部屋の圧迫感を軽減できます。部屋の入り口から奥へ向かって視線が抜けるようにするのがポイントです。

 

ベッドやソファーもロータイプを選ぶと部屋をすっきり見せられます。また、物はできるだけ置きすぎないように気をつけて、できるだけ空間にスペースをつくりましょう。

大きな家具は壁際に寄せて、部屋の真ん中にスペースを確保する

 

存在感があるベッドやソファーなどの大きな家具は、配置によって空間の見え方が大きく変わります。壁際に配置して、できるだけ部屋の中心を空けましょう。部屋がすっきり見えて動線も確保できるので、過ごしやすくなります。

淡い色合いの家具でそろえる

 

インテリアは、できるだけ3色以内に抑えるとすっきりと見えます。ブラックやネイビーといった濃いカラーは部屋に圧迫感が出てしまうので、淡い色合いの家具で統一すると軽やかな印象になります。

 

また、6.5畳の場合は、備え付け収納の有無によっても家具のレイアウトが変わってくるので、物件選びの際は収納スペースの広さや箇所を確認しましょう。荷物の量が多い人は、ロフトがある物件を選んでみるのもいいでしょう。

 

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一人暮らしで6.5畳の部屋が向いている人

 

6.5畳の居室スペースは、平米数に換算すると約10.5平米です。スペースに余裕があるわけではありませんが、その分、手頃な家賃で住むことが可能です。

 

特に、次のような人に向いている物件だといえます。

具体的には、学生の一人暮らしや単身者に向いています。家賃を抑えられるので、その分を生活費や貯金に回せます。経済的な負担を減らしたい人にはいいでしょう。

 

また、家にいる時間が短い、寝るスペースさえ確保できればいいというように、部屋の広さにこだわらない場合にも向いています。

記事のおさらい

ワンルームと1Kの違いは？

 

ワンルームは玄関やキッチン、居室が1つの空間にある間取りを指します。一方、1Kは居室とキッチンの間にドアなどの仕切りがある間取りです。

6.5畳の部屋はどれくらいの広さになる？

 

平米数に換算すると約10.5平米ですが、ワンルームの場合はキッチンなどのスペースも含めた広さになるので注意が必要です。荷物が少ない学生の一人暮らしや単身者の住まいに適しています。

部屋をできるだけ広く見せるコツは？

 

部屋を広く見せるなら、淡い色合いのインテリアを選び、家具はロータイプで統一すると、すっきりと見えます。また、ソファーやベッドなどの大型家具は、壁側に配置して、部屋の中央を空けることもポイントです。

 

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