一人暮らしを始めるときには、実際にどのような暮らしがしたいかをイメージしておくことが大事です。部屋の広さだけでなく、間取りによっても暮らし方は変わります。

この記事では、11.5畳の居室のある部屋で一人暮らしをするときの注意点やレイアウトのコツ、部屋探しをするときのポイントなどを解説します。

賃貸物件を探す一人暮らしにぴったりな物件

 

国土交通省「住生活基本計画における居住面積水準」によると、一人暮らしに最低限必要な居住面積(最低居住面積水準)は25平米とされています。

 

11.5畳の間取りは、平米数に換算をすると約18.6平米です。ワンルームの場合、部屋全体の専有面積は25~30平米程度となることが多く、一人暮らし用の部屋としては十分な広さといえるでしょう。

 

また、1Kや1DKで居室が11.5畳の場合は、比較的ゆとりのある生活をしやすいでしょう。

 

次に、東京都の家賃相場について見ていきましょう。

 

11.5畳の居住スペースがある物件の間取りとして、ワンルームや1K、1DKが多いといえます。

 

不動産情報ポータルサイトのLIFULL HOME’Sで東京23区における11.5畳程度の物件(ワンルーム、1K、1DK)を検索すると、2024年2月1日時点で324件がヒットしました。

 

区ごとの平均的な家賃相場をまとめると、以下のとおりです。

地域名

家賃相場

千代田区

14万8,400円

中央区

12万8,400円

港区

14万3,900円

新宿区

12万3,500円

文京区

11万円

台東区

11万7,200円

墨田区

10万2,200円

江東区

10万9,800円

品川区

10万9,600円

目黒区

11万7,600円

大田区

9万1,900円

世田谷区

9万8,400円

渋谷区

13万300円

中野区

9万5,400円

杉並区

8万7,600円

豊島区

10万2,600円

北区

9万3,900円

荒川区

9万300円

板橋区

8万5,700円

練馬区

8万1,100円

足立区

7万3,800円

葛飾区

7万2,500円

江戸川区

7万5,100円

※ 2024 年2 月時点 専有面積25~30平米 ワンルーム、1K、1DK/マンション、アパート、一戸建ての家賃相場

 

次に、東京都の市部についても同様に検索すると、2024年2月1日時点で82件がヒットしました。

 

主な地域について家賃相場を見ていくと、以下のとおりです。

地域名

家賃相場

八王子市

6万1,300円

立川市

7万3,100円

武蔵野市

8万7,400円

三鷹市

8万200円

青梅市

6万8,700円

府中市

6万9,700円

昭島市

6万6,800円

調布市

7万6,600円

町田市

7万2,000円

小金井市

7万1,400円

小平市

6万1,200円

日野市

6万1,600円

東村山市

5万5,900円

国分寺市

7万800円

国立市

6万7,500円

福生市

6万3,400円

狛江市

6万9,900円

東大和市

5万7,300円

清瀬市

6万4,300円

東久留米市

6万8,200円

武蔵村山市

5万5,100円

多摩市

6万4,900円

稲城市

6万4,700円

羽村市

6万4,200円

あきる野市

5万1,500円

西東京市

6万7,000円

※ 2024 年2 月時点 専有面積25~30平米 ワンルーム、1K、1DK/マンション、アパート、一戸建ての家賃相場

 

賃貸物件を探す 家賃相場を調べる

 

11.5畳の居室は一人暮らしには十分な広さですが、家具のレイアウトによっては部屋が実際よりも狭く見えてしまったり、快適性が損なわれたりします。

 

そこで、ここでは11.5畳の部屋で快適に暮らすためのレイアウトのコツを紹介します。

 

背の高い家具があると、部屋に圧迫感が出やすくなります。家具はできるだけ目線よりも低いロータイプを選ぶと、空間に抜け感が生まれます。

 

背の高い家具と組み合わせるときは部屋の入り口近くに配置し、奥に向かって家具の高さが低くなるように配置しましょう。空間を見たときに、視線が遮られないように工夫することが大事です。

 

家具をたくさん並べてしまうと圧迫感が生まれるだけでなく、生活しにくくなります。

 

部屋の広さに応じて家具の数を絞り込み、空間に余白が生まれるように配置すると、快適性が向上して、部屋の雰囲気もよくなるでしょう。

 

家具の高さを一定にそろえて配置することで、視線の流れがよくなり、空間がスッキリ見えます。高さがバラバラだと、雑然と見えてしまうので注意しましょう。

 

高さの異なる家具を配置する際は、部屋の奥に向かって家具の高さが低くなるようにレイアウトすると、奥行き感を演出できます。

 

ワンルームは、食事もくつろぐのも眠るのも同じ空間なので、気持ちの切り替えがしにくいと感じる場合があります。

 

パーテーションや家具などでスペースを仕切れば、生活にメリハリが出やすくなります。特に寝る場所を仕切ると、リラックスして過ごせるようになるでしょう。

 

一人暮らしの部屋を探すときには、物件の情報を確認したうえで必ず内見を行いましょう。実際に部屋を見ると気づくことも多く、気になる点は不動産会社の担当者に直接質問することができます。

 

日中は仕事で忙しかったり、遠方に住んでいたりする人でも、オンライン内見を利用すれば、部屋の雰囲気を確かめやすくなります。

 

すでに購入する家具などが決まっているときは、担当者にお願いをして、うまく配置できるか部屋のサイズを測ってもらうとよいでしょう。

 

できるだけ生活スペースを広くとれる部屋を見つけるには、収納スペースの有無を確認することも重要です。特に荷物の量が多い人は、忘れずにチェックしてください。

 

オンライン内見ができる物件

11.5畳の広さは、一人暮らしに適している?

 

11.5畳の居室は平米数に換算すると約18.6平米です。ワンルームの場合、専有面積は25~30平米程度となるので、1Kや1DKであればより余裕のある広さとなるでしょう。

どれくらいの家賃で部屋が借りられる?

 

住むエリアにもよりますが、たとえば東京都23区では、家賃7万~14万円台が相場(2024年2月時点)です。一方、東京都の市部では家賃が下がり、5万~8万円台が目安となります。

一人暮らしで部屋探しをするときのポイントは?

 

部屋のサイズ感や間取り、内装、収納スペースの有無などを確認するために、必ず内見を行いましょう。実際の暮らしをイメージしやすくなります。遠方であれば、オンライン内見を活用するといいでしょう。

 

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