一人暮らしを始めるときには、単に部屋の広さだけでなく、自分の生活スタイルに合った間取りかどうかを事前によく確認することが大切です。

また、快適な暮らしを実現するには、家具のレイアウトについても考えたうえで物件を選びましょう。

この記事では、13畳の居住スペースのある部屋で一人暮らしをするときの家賃相場や、家具のレイアウトのポイントなどを解説します。

賃貸物件を探す一人暮らしにぴったりな物件

 

13畳は平米数に換算すると、約21.1平米です。国土交通省「住生活基本計画における居住面積水準」によると、一人暮らしに最低限必要な居住面積(最低居住面積水準)は25平米とされています。

 

居住スペースが13畳の場合、専有面積はワンルーム(1R)で25~35平米程度1Kでは30~40平米程度となるので、一人で暮らすには余裕のある広さといえるでしょう。

 

住むエリアや築年数などにもよりますが、一般的に部屋が広いほど家賃は高くなるので、必要な広さと毎月の支出とのバランスを考えて物件選びをすることが大事です。

 

次に、平均的な家賃相場について見ていきましょう。

 

不動産情報ポータルサイトのLIFULL HOME’Sで、東京23区における居住スペース13畳前後の物件を検索すると、2024年2月1日時点で4,632件がヒットしました。

 

間取りは、ワンルームや1K、1DKが多く見られますが、エリアによっては1LDKの間取りもあります。

 

区ごとの平均的な家賃相場(専有面積30~35平米)をまとめると、以下のとおりです。

地域名

家賃相場

千代田区

16.85万円

中央区

14.88万円

港区

16.60万円

新宿区

14.02万円

文京区

12.42万円

台東区

13.07万円

墨田区

11.44万円

江東区

12.24万円

品川区

12.44万円

目黒区

13.42万円

大田区

10.40万円

世田谷区

11.12万円

渋谷区

15.31万円

中野区

10.73万円

杉並区

9.77万円

豊島区

11.54万円

北区

10.32万円

荒川区

9.83万円

板橋区

9.50万円

練馬区

8.93万円

足立区

8.05万円

葛飾区

7.89万円

江戸川区

8.20万円

※ 2024 年2 月時点 専有面積30~35平米 ワンルーム、1K、1DK/マンション、アパート、一戸建ての家賃相場

 

次に、東京都の市部についても同様に検索すると、2024年2月1日時点で1,070件がヒットしました。

 

間取りは、東京23区と同様にワンルームや1K、1DKが多く見られますが、1LDKや2Kといった間取りもあります。

 

主な地域について、家賃相場は以下のとおりです。

地域名

家賃相場

八王子市

6.63万円

立川市

7.87万円

武蔵野市

9.77万円

三鷹市

9.13万円

青梅市

7.24万円

府中市

7.71万円

昭島市

7.23万円

調布市

8.32万円

町田市

7.75万円

小金井市

7.92万円

小平市

6.75万円

日野市

6.74万円

東村山市

6.38万円

国分寺市

7.80万円

国立市

7.53万円

福生市

7.10万円

狛江市

7.82万円

東大和市

6.50万円

清瀬市

7.11万円

東久留米市

7.63万円

多摩市

7.04万円

稲城市

7.03万円

羽村市

6.94万円

あきる野市

5.51万円

西東京市

7.35万円

※ 2024 年2 月時点 専有面積30~35平米 ワンルーム、1K、1DK/マンション、アパート、一戸建ての家賃相場

 

賃貸物件を探す 家賃相場を調べる

 

家具のレイアウトによって、部屋の快適性は大きく変わります。家具のレイアウトのポイントについて解説します。

 

1つ目のポイントは、仕切りを使って生活空間を分けることです。おすすめは、ソファや背が低めの収納を間仕切りにし、緩やかに空間を分ける方法です。

 

リビングと寝室、ダイニングとリビングなど、同じ部屋のなかで場所ごとに雰囲気を切り替えることで、広い部屋にメリハリがつきます。在宅ワークが多い人であれば、ワークスペースを設けてスイッチを切り替えるのもいいでしょう。

 

2つ目のポイントは、家具を最低限に抑えて空間を広く使うことです。広い部屋に住むのなら、「こだわりの家具や雑貨をたくさん置きたい」という人も多いかもしれません。

 

しかし、物が多い部屋は広さがあっても雑多な印象を与えるものです。せっかく広さがあるのなら、あえて最低限の家具だけでまとめて開放感を楽しむのも有効な方法です。

 

ホワイトをメインにして部屋をコーディネートすると、部屋が広く見える効果があります。ただし、賃貸の場合は基本的に壁紙など内装の色は変えられないので、家具でホワイトや明るい色を足しましょう。

 

一人暮らしに適した物件を探すときに、どのような点に気をつければいいかを解説します。

 

部屋をできるだけ広く使いたい場合は、備え付けの収納スペースがある物件を選びましょう。もしくは、ロフト付きの物件を選び、ロフトを収納スペースとして使うのもひとつの方法です。

 

同じ広さの物件であっても、部屋の形状によっては家具が配置しにくく、窮屈に感じてしまう場合があります。無駄なくスペースを活用するには、正方形や長方形といったシンプルな形の部屋が適しています。

 

ワンルームの居室面積には、キッチンスペースも含まれています。そのため、同じ畳数のほかの間取りと比べると、居住スペースとして使える面積は狭くなります。

 

ただし、部屋の広さをそれほど求めずに家賃を抑えたいという場合には、ワンルームを選んでみるとよいでしょう。

 

賃貸物件を探す 一人暮らしにぴったりな物件

 

LIFULL HOME’Sでは、物件の平米数はもちろん、家賃や住みたいエリア、路線などさまざまな条件で絞り込めるので、自宅にいながら手軽に物件探しを行えます。

 

気になる物件が見つかったら、問合せをしたり、内見の予約を取ったりすることも可能です。

 

間取り図だけでは判断できない部分は、実際に内見をして自分の目で確かめてみることが大切です。日当たりや買い物の利便性など、周辺環境も含めて自分に合った物件を見つけましょう。

 

日中は仕事で忙しかったり、遠方に住んでいたりする人でも、オンライン内見を利用すれば、部屋の雰囲気を確かめやすくなります。

 

すでに購入する家具などが決まっているときは、担当者にお願いをして、うまく配置できるか部屋のサイズを測ってもらうとよいでしょう。

 

オンライン内見ができる物件

13畳は一人暮らしに適した広さ?

 

居住スペース13畳は平米数に換算すると約21.1平米となり、一人暮らしには十分な広さです。ただし、間取りによっては家具のレイアウトをしにくいなど、生活に影響が出てくる場合があるため、内見をして、家具の配置を検討しつつ、実際の暮らしをイメージしてみることが大事です。

内見は行った方がいい?

 

部屋の間取り図から広さはチェックできますが、日当たりなど実際に自分の目で確かめないと気づかない部分もあるので、できるだけ内見をしましょう。遠方に住んでいたり、仕事などで忙しかったりする人でも、オンライン内見を利用すれば、部屋の様子をある程度確認できます。

 

賃貸物件を探す 一人暮らしにぴったりな物件

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