10畳のワンルームはどのくらいの広さ？

10畳は、「畳10枚分の広さ」とイメージすると分かりやすいでしょう。「不動産の表示に関する公正競争規約施行規則」では、不動産広告は1畳＝1.62平米以上で扱うことと定められており、10畳を平米数に換算すると「16.2平米」となります。

 

10畳は、一人暮らし向きの広さといわれていますが、間取りがワンルームの場合、キッチンスペースも含まれるため、生活空間自体は9～8畳程度になります。そのため、ワンルーム10畳よりも1Kで10畳の方が、生活空間の広さにはゆとりがあります。

そもそもワンルームとは？

ワンルームは、居室とキッチンの間に扉が無く、玄関やキッチンから居室までが一体になっている間取りのことを指します。一方で、1Kの場合は居室とキッチンの間に扉があり、居室が10畳の場合は10畳＋キッチンスペース分の広さがあるので、ワンルームよりも1Kの方が生活スペースは広いケースが多いです。

 

ワンルームは仕切りがない分開放感があり、家賃も比較的安いといったメリットがあります。

 

一人暮らしにぴったりな物件 賃貸物件を探す ワンルームの物件

一人暮らし用の10畳ワンルームの家賃相場は？

一人暮らし用のワンルーム10畳の物件は、家賃相場はどれくらいなのでしょうか。家賃はエリアや物件条件によって変わってきますが、今回はLIFULL HOME’S に掲載されている物件の中から下記の条件で物件を絞り込み、家賃相場について見ていきます。

	マンション	アパート
東京23区内	4万円前後～15万円前後	4万円前後～11万円前後
東京23区外	3万円前後～10万円前後	2万円前後～9万円前後

アパートよりもマンションの方が家賃相場が高く、エリアは郊外より23区内の方が家賃が高くなる傾向があります。物件の条件にもよりますが、都内で一人暮らし用のワンルーム10畳の部屋を借りる場合、最低でも4万円前後、条件の良い物件では10万円以上はかかるといえます。

一人暮らし用の10畳ワンルームのレイアウトのポイント

 

それでは次に、一人暮らしの人が10畳のワンルームに住む場合のレイアウトのポイントを紹介します。

ワンルームでは、キッチンと生活スペースを上手に区切る

ワンルームは、キッチンと生活スペースをどのように区切るかがレイアウトのポイントになります。生活スペースに水や油が飛んでしまわないように、ある程度キッチンの前にスペースを空けられるように工夫するのがいいでしょう。

 

キッチンと生活スペースの間に収納棚やテーブルなどを置いて、部屋を間仕切りするのもおすすめです。

高さを抑えた家具を選ぶ

一人暮らし用の家具を10畳のワンルームに置く場合は、家具の数や高さに注意しましょう。家具が多いと空間が狭く感じられ、家具に高さがあると圧迫感が生まれてしまいます。

 

ベッドはソファ兼ベッドとして活用できるものを選び、テーブルはローテーブルなどにするといいでしょう。家具の色は統一することで、落ち着いた空間を演出できます。

部屋が縦長で長方形の場合は、家具を片側に寄せる

ワンルームといっても、正方形や縦長・横長など、部屋の形もさまざまです。正方形は家具の設置場所の選択肢が多く、一般的には縦長や横長のタイプよりも使いやすいといわれています。部屋を選ぶときは、部屋の形にも注目して選ぶといいでしょう。

 

縦長や横長のワンルームの場合は、できれば片側に家具を寄せ、動線を確保しつつ圧迫感が生まれない空間にするのがポイントです。もし、玄関から居室が見える場合は、目隠しとしてカーテンや棚などを設置し、空間を仕切るようにして家具のレイアウトを考えてみましょう。

 

一人暮らしにぴったりな物件 賃貸物件を探す ワンルームの物件

記事のおさらい

10畳のワンルームはどのくらいの広さ？

10畳のワンルームは一人暮らし向きの広さで、平米に換算すると約16.2平米です。詳しくは、「10畳のワンルームはどのくらいの広さ？」をご覧ください。

一人暮らし用の10畳のワンルームの家賃はどれくらい？

エリアにもよりますが、東京都では10畳ワンルームの物件の家賃は4万円前後から15万円前後が相場です。詳しくは、「一人暮らし用の10畳ワンルームの家賃相場は？」をご覧ください。

10畳ワンルームのレイアウトで意識するポイントは？

一人暮らし用の10畳ワンルームの部屋では、家具を配置する場所や部屋の形などに注目するのがポイントです。詳しくは、「一人暮らし用の10畳ワンルームのレイアウトのポイント」をご覧ください。

一人暮らしにぴったりな物件 賃貸物件を探す ワンルームの物件