【ホームズ】〈東京都23区内〉2LDKの家賃相場をエリア別に紹介！ 2LDKの部屋選びのポイントも併せて解説

2LDKは、夫婦や子どものいるファミリー世帯に適した間取りタイプです。今回は東京23区内における2LDKの家賃相場をまとめてチェックしていきましょう。

また、2LDKの物件を選ぶうえで、押さえておきたいポイントや家賃設定の注意点を解説します。

2LDKの物件

〈東京都23区内〉2LDKのエリア別家賃相場
2LDKの間取りの特徴とは？ 何人まで住める？
1. 2LDKのメリット・デメリット
2. 2LDKに適した居住人数
2LDKと3DKの住み心地はどう違う？
無理のない家賃設定のコツと注意点
1. 二人暮らしの場合
2. 三人暮らしの場合
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まとめ

〈東京都23区内〉2LDKのエリア別家賃相場

まずは、LIFULL HOME’Sの「家賃相場」サービスを使って、東京23区内における2LDKの家賃相場を見ていきましょう。

エリア		家賃相場
都心部	千代田区	29.30万円
	中央区	26.69万円
	港区	35.73万円
	新宿区	26.95万円
	渋谷区	33.56万円
	文京区	23.51万円
区東部	足立区	12.93万円
	江戸川区	13.48万円
	江東区	22.62万円
	荒川区	19.06万円
	葛飾区	12.63万円
	台東区	21.54万円
	墨田区	18.73万円
区南部	品川区	24.30万円
	目黒区	28.41万円
	大田区	17.49万円
	世田谷区	20.46万円
区西部	中野区	19.53万円
	杉並区	20.44万円
	練馬区	14.39万円
区北部	豊島区	22.32万円
	北区	18.06万円
	板橋区	14.83万円

※2022年6月時点、駅徒歩10分以内にある物件の平均賃料を軸に算出

上記のデータより、都心部で2LDKを借りるのであれば、家賃は20万円台後半～30万円台前半が目安になりそうです。また、その他の23区内でも家賃相場が20万円を超えるエリアがいくつかあります。

ただ、2LDKは一人暮らし向けの物件に比べて、エリアごとの差が大きい面もあります。エリアによっては10万円台前半でも見つけることができるので、まずは家賃相場を参考にしながら、部屋を借りる地域を検討しましょう。

家賃相場を調べる

2LDKの間取りの特徴とは？何人まで住める？

2LDKの間取りの特徴

不動産公正取引協議会によると、2LDKとは「10畳以上程度のリビングダイニングキッチンと居室が2部屋」ある間取りを指します。

リビングダイニングキッチンの部分が10畳未満の場合は、2DKとして扱われることが多いので、基本的にはそれ以上の広さを持っていると考えて問題ありません。

2LDKのメリット・デメリット

2LDKは2DKと比較すると、広いリビングを確保できるのがメリットです。夫婦で住む場合には、将来的に子どもが生まれても快適に過ごせる間取りといえます。

2LDKは比較的築年数が浅い物件が多い半面、2DKよりも家賃が高くなってしまうのはデメリットです。そのため、家計やライフプランとも相談しながら考えることが大切です。

たとえば、将来的に持ち家を購入するのであれば、しばらくの間は2DKで家賃を抑えつつ貯蓄を続け、頭金をためてからマイホームの取得に踏み切るというのもひとつの考え方です。

2LDKに適した居住人数

国土交通省の資料（※）では、世帯人数別に必要な居住面積は以下のように設定されています。

	必要な面積（平米）
	2人世帯	3人世帯	4人世帯
最低居住面積水準	30	40（35）	50（45）
誘導居住面積水準（都市型）	55	75（65）	95（85）
誘導居住面積水準（一般型）	75	100（87.5）	125（112.5）

※（）は3～5歳児が1名いる場合

2LDKには、4人世帯の最低居住面積水準である50平米以上の物件も多くあります。そのため、3人世帯はもちろん、4人でも問題なく住めるケースが多いです。

※ 国土交通省「住生活基本計画における居住面積水準」

2LDKの物件

2LDKと3DKの住み心地はどう違う？

2LDKと3DKの住み心地の違い

2LDKと比較されることが多い間取りタイプである3DK。ここでは、2LDKと3DKの違いについて詳しく見ていきましょう。

リビングスペースの違い

前述のとおり、2LDKは少なくともリビングスペースに10畳以上の広さがあります。一方、3DKは6畳以上10畳未満が目安となるため、家族団らんのスペースとしてはやや広さが物足りなく感じられる面もあります。

部屋数の違い

2LDKと3DKは、全体的な専有面積としては同じくらいになるケースも多いです。ただ、部屋数から考えれば、居室が3つある3DKのほうが多くなります。

そのため、おおまかに考えると、家族団らんのスペースを広く取りたい場合は2LDK、個室を増やしたい場合には3DKが適した選択肢となります。

家賃、物件数、築年数の違い

東京23区内で、駅徒歩10分以内にある2LDKと3DKの物件をそれぞれ検索すると、結果は以下のようになりました。

家賃の範囲	2LDKの物件数	3DKの物件数
10万円以下	379件	229件
10～11万円	290件	102件
11～12万円	358件	156件
12～13万円	453件	146件
13～14万円	355件	124件
14～15万円	347件	104件
15万円以上	4,807件	120件
総物件数	6,989件	981件

※2022年6月時点、駅徒歩10分以内の物件

全体的な物件数で比較をすると、2LDKのほうが3DKの7倍以上も多いことが分かります。

家賃別の物件数で見てみると、2LDKは全体の約69％が15万円以上に該当します。それに対して、3DKのほとんどが15万円以下で、10万円以下の割合も高いため、2LDKと比べて家賃は安めに設定されているといえます。

なお、上記の条件（駅徒歩10分以内）で築年数についてもリサーチをしたところ、3DKの物件のうち築10年以内のものは、わずか16件のみ（約2％）という結果になりました。

一方、2LDKでは、築10年以内の物件は2,645件（約38％）ヒットし、比較的新しい建物が多いことも分かります。

2LDKの物件 3DKの物件

無理のない家賃設定のコツと注意点

一般的に、無理のない家賃設定は「手取りの3分の1以下」とされています。しかし、実際にはライフスタイルや居住人数によっても異なるので、生活費と手取りのバランスから考えることが大切です。

ここでは、居住人数ごとに生活費の目安を見ていきましょう。

二人暮らしの場合

総務省統計局の2021年の家計調査（※）によると、2人世帯における平均的な消費支出額は以下のとおりです。

費用項目	金額
食費	6万6,327円
水道・光熱費	1万9,168円
家具・家事用品費	1万1,048円
被服費	6,539円
保健医療費	1万4,924円
交通・通信費	3万4,529円
教育費	507円
教養・娯楽費	2万1,481円
その他	5万4,099円
合計	22万8,622円

上記のデータによれば、2人世帯における住居費を除いた1ヶ月当たりの平均生活費は22万8,622円となっています。

この数値を手取りから差し引いて、貯金なども考慮しながら、毎月手元に残る金額を計算してみましょう。

※ 総務省統計局「家計調査家計収支編二人以上の世帯 2021年」

二人暮らし物件

三人暮らしの場合

続いて、3人世帯における平均生活費のデータを見ていきましょう。

費用項目	金額
食費	7万7,758円
水道・光熱費	2万2,503円
家具・家事用品費	1万1,974円
被服費	8,800円
保健医療費	1万4,635円
交通・通信費	4万1,110円
教育費	1万1,403円
教養・娯楽費	2万4,346円
その他	5万3,413円
合計	26万5,942円