なぜ、時期によって引越しの費用が変わるの?

pixta_29014622_S
引越し代金の内訳を見てみましょう。

引越し費用は、引越し会社ごとに一年中同じ金額で設定されているわけではなく、オンシーズンとオフシーズンでは大きく異なります。引越しをするときには、賃貸物件を借りるための初期費用の敷金や礼金も大きな出費になりますが、オフシーズンに探した方が、値下げ交渉がしやすい傾向があります。賃貸契約の更新時期に引越しを考える人が多いですが、引越しのオフシーズンを選ぶだけで、コストを抑えた引越しがしやすくなるのです。

引越しする時に必要な費用は?引越し費用の内訳

引越し費用は、「基本運賃」と「実費」、「付帯サービス費用」で構成されています。「基本運賃」は荷物の量によるトラックの大きさと、距離を基準とした拘束時間で計算されます。「実費」は引越しの作業スタッフの人件費や段ボールなどの梱包資材費、高速道路の料金などです。「付帯サービス費用」は、エアコンの取り外しや取り付け費用、ピアノや自動車の運搬費用、不用品の処分費用などが該当します。

また、新たな賃貸物件を借りる際には、「不動産仲介手数料」や「敷金」と「礼金」、「1ヶ月分の前家賃」、「火災保険料」が必要となり、「鍵の交換費用」が発生するケースもあります。敷金と礼金は家賃の2ヶ月分ずつが一般的ですが、礼金が不要の物件もみられます。

時期による引越し費用の変動とは

pixta_19544566_S
引越しの費用はシーズンで異なります。

引越し費用が高い時期は3月~4月の上旬で、入学や就職に伴う引越しが集中する繁忙期にあたり、閑散期の1.5倍から2倍の引越し費用がかかるといわれています。
9月は春ほどではありませんが、秋の転勤シーズンで一定の需要があるため、引越し費用がやや高めです。
一方、安くなるのは、引越しが少ない閑散期で、夏の7月と8月、春と秋の引越しシーズンの狭間となる11月です。

また、引越し費用は曜日によっても違いがあります。
土日休みの人が多いため、土日の引越しが集中し、特に土曜日は翌日に片付けができるため人気があり割高です。土日でも、日曜の午後や夕方の引越しは費用が下がります。
平日の中でも、金曜日よりも月曜日や火曜日など週の前半の方が、費用は安いです。

また、1ヵ月の中では、月末は賃貸契約が切り替わる人が多いため引越しをする人が多く、月初から中旬の方が、費用が割安になる傾向です。
六曜といわれる暦注では、大安は人気があるため費用が高く、友引が続きます。反対に、仏滅は費用が安く設定されていることもあります。

引越費用を下げるための工夫や交渉のコツ

点検
値引き交渉が出来る場合もあります。

引越しの時期をオフシーズンにずらせない場合は、平日や六曜を気にしないのであれば、仏滅に引越しをすることで費用を抑えられます。安くなる日はないか、引越し会社の人に尋ねてみるのも手です。

また、複数の引越し会社に見積もりを依頼すると、値引き交渉を進めやすいです。
まず、引越しの見積もり比較サイトを利用して一括見積を行い、算出された概算見積りをもとに数社に絞り込みます。つぎに、実際に引越し会社が下見に来て見積りを行いますので、他社のも見積りを依頼していることを伝えましょう。ただし、単身者の引越しの場合は、下見は行われないこともあります。

賃貸物件を借りる費用も時期によって変わることも

happy family holding box moving to new home
転職や転勤、入学などが
引越しの理由に多いようです。

賃貸物件を探す人は、秋頃から社会人の異動による転居を中心に増え始めます。
12月になると、推薦入学で進学が決まった学生が探し始め、
1月~4月の上旬は進学や就職、転職などで部屋探しをする人や賃貸契約を結ぶ人が多いピークとなる時期です。
その後、4月中旬になると落ち着き、夏はオフシーズンとなります。

1月~3月は賃貸物件が動くため、物件数は多い反面、値下げ交渉は難しいです。
さらに、3月の下旬になると、すぐに入居できる物件が減るため、探しにくくなってきます。

一方、7月や8月は、物件数は少ないですが、敷金や礼金を下げるケースがあったり、家賃の値下げ交渉をしやすかったりする時期です。ただし、家賃を下げると、ほかの入居者からのクレームが来たり、更新時に値下げを迫られたりする恐れがあることがオーナーにとっては懸念材料です。不動産会社の仲介手数料も下がってしまうことから、昨今では家賃が一定期間無料になるフリーレント期間を設けるケースが増えています。

オフシーズンの引越しでコスト削減

pixta_30368451_S
時期を選べば費用を
抑えられるかもしれません。

引越しに関わる費用は、引越し費用も賃貸物件を借りるための費用も、時期による変動があり、オフシーズンを選べば費用を抑えられます。
7月と8月は引越し費用が安く、賃貸物件の値引きやフリーレントの交渉もしやすいため、コストを抑えた引越しをしやすい時期です。

また、オフシーズンの引越しは費用を抑えられるだけではなく、ゆっくりと賃貸物件を探せることもメリットに挙げられます。オンシーズンの場合、内見に行ったときにその場で決めなければ、気に入った物件はすぐにほかの人に借りられてしまうことが多いです。したがって、ある程度物件を見て比較しながら選びにくい状況です。オフシーズンは物件の流動性が低く、不動産会社も時間に余裕があるため、相談に乗ってもらいやすく納得がいく物件が見つかるまで探しやすいです。

引越しの時期に制約がないのであれば、節約のできる時期を狙って物件探しをスタートすると、コストを抑えたお得な引越しが実現できます。

全国の賃貸を探す家賃相場を調べる