- 憧れだけで選ぶと生活費や利便性で後悔しやすい
- 住環境や家賃相場など、現実的な視点で街を見極めることが大切です。
詳しくは、「憧れだけで選ぶと後悔することも」をご覧ください。 - 一人暮らしは「交通利便性・治安・家賃」のバランスが重要
- 最近は北千住など、コスパ重視で都心へ出やすい城東エリアが人気です。
詳しくは、「重視すべきは「交通利便性」「治安」「家賃相場」」をご覧ください。 - ファミリーは自治体の「子育て支援・助成金」を必ずチェック
- 出産費用助成や転居費用助成など、各自治体の手厚い制度を活用しましょう。
詳しくは、「自治体の子育て支援・助成金制度を要チェック」をご覧ください。
楽しくワクワクする物件探し。その際、まずは「住みたい街にある物件の中」から選び、さらに「条件に合ったもの」に絞り込むという順番で新居を探している人が多いのではないでしょうか。
「この街に住んでみたい!」という憧れや希望を優先するのも素晴らしいことですが、引越し後に後悔しないためには、より快適な住環境を求める視点、つまり「住みやすい街」から選ぶという方法をおすすめします。
街の「住みやすさ」は、一人暮らし、二人暮らし(DINKS)、ファミリー、そしてシニアといったライフスタイルや家族構成によって大きく異なります。また、近年ではリモートワークの普及などで住まいに求める条件も多様化しています。
この記事では、世帯や家族構成別に適した「住みやすい街」の条件や最新のトレンド、自治体の支援制度から、実際に自分に合った街を見つける具体的なステップまでを徹底解説します。
住みたい街と住みやすい街はどう違う? ライフスタイルで変わる選び方

憧れだけで選ぶと後悔することも
テレビや雑誌で特集されるオシャレな街や、有名な商業施設がある人気の街。一度は住んでみたいと思う「憧れの街」は誰にでもあるものです。しかし、「住みたい街=住みやすい街」とは限りません。
たとえば、人気のおしゃれなカフェやアパレルショップが立ち並ぶエリアは、休日に遊びに行くには最高ですが、実際に生活してみると、次のような現実的な問題に直面することが少なくありません。
- スーパーが少なくて日常の買い物が不便
- 夜遅くまで人が多くて騒々しい
- 物価や家賃相場が高すぎて生活費が圧迫される
本当に満足のいく引越しにするためには、一時的な憧れだけでなく、「毎日の生活が快適に送れるか」という現実的な「住みやすさ」の視点を持つことが不可欠です。
ライフスタイル(家族構成や働き方)に合わせた街選びの重要性
「住みやすい街」の条件は、その人のライフスタイルによって大きく変わります。
たとえば、終電近くまで働くことが多い一人暮らしの若手社会人と、小さな子どもを育てるファミリー層では、街に求めるものがまったく異なります。
また、近年の働き方の多様化も街選びに大きな影響を与えています。
リモートワークが定着したことで、「毎日都心へ通勤する」ことを前提としない働き方が増え、郊外や自然豊かなエリアへの移住、さらには都心と郊外を行き来するデュアルライフ(二拠点生活)など、選択肢は大きく広がりました。
「自分にとって、そして一緒に住む家族にとっての優先順位は何か?」を明確にすることが、最適な街選びの第一歩となります。ここからは、世帯別に具体的なポイントを見ていきましょう。
【一人暮らし】住みやすい街の条件と選び方

重視すべきは「交通利便性」「治安」「家賃相場」
一人暮らしの街選びにおいて、基本となるのは「交通利便性」「治安」「家賃相場」の3つのバランスです。
通勤や通学にかかる時間は毎日のことなので、ターミナル駅へのアクセスが良いか、乗り換え回数が少ないかは非常に重要です。
また、仕事や遊びで帰りが遅くなったときのために、駅から物件までの道が明るいか、遅くまで開いているスーパーやコンビニ、手軽な飲食店があるかもチェックポイントになります。
さらに、特に女性の一人暮らしでは「治安の良さ」は最優先事項の一つです。
引越し前には必ず下見をし、駅周辺の駐輪場が荒れていないか、夜の街灯の明るさは十分かといった街の雰囲気を自分の目で確かめるようにしましょう。
トレンド:コスパ重視で都心へ出やすいエリアが人気
LIFULL HOME’Sが発表した「2025年 みんなが探した!住みたい街ランキング」のデータなどを見ると、単身者からは「北千住」や「日暮里」といった、都心へのアクセスが抜群でありながら、家賃相場が比較的抑えめな「城東エリア」などが高い人気を集めています。
物価高の影響もあり、単に都心の一等地に住むのではなく、「交通の便の良さと家賃の安さ」のコストパフォーマンスをシビアに判断する傾向が強まっているのが最近のトレンドと言えます。
一人暮らし向けの家賃助成制度を活用する(例:新宿区)
家賃を少しでも抑えたい一人暮らしの方にとって、知っておきたいのが自治体による家賃助成制度です。ファミリー向けだけでなく、単身者向けの制度を用意している自治体もあります。
たとえば、新宿区では区内の民間賃貸住宅に住む若年単身者(一定の年齢制限あり)などを対象に、月額1万円を最長3年間助成する「民間賃貸住宅家賃助成」を実施しています。
募集は年に1回(直近の例では令和7年10月頃締切など)で、所得要件や居住年数などの条件を満たす必要がありますが、対象となれば大きな金銭的サポートになります。
(※制度の詳細や最新の募集状況については、必ず新宿区の公式ホームページ等でご確認ください)
気になっている街の自治体が、単身者向けにどのような支援を行っているかを事前にリサーチすることで、意外な好条件の街が見つかるかもしれません。
【二人暮らし】住みやすい街の条件と選び方

お互いの通勤時間と生活利便性のバランス
DINKS(共働きで子どもを持たない夫婦)やカップルの二人暮らしの場合、お互いの職場へのアクセスの中間地点や、どちらかの通勤の負担が偏らないエリアを選ぶのが一般的です。
平日はそれぞれ仕事で忙しく、休日は趣味や外食を楽しむといったアクティブなライフスタイルを送るDINKSにとって、交通の便が良く、飲食店や商業施設が充実している街は非常に魅力的です。
一人暮らしのときよりも二人の収入を合わせることで経済的に余裕が出やすいため、少し家賃相場が高めの人気エリア(たとえば、交通利便性が高く洗練された飲食店が揃う恵比寿や中目黒、個性的なショップが立ち並ぶ自由が丘など)も現実的な選択肢に入ってきます。
トレンド:都心派と郊外・リゾート派の二極化も進む
一方で、近年のDINKSの街選びで顕著なのがニーズの「二極化」です。
LIFULL HOME’Sの「住みたい街ランキング」などの動向を見ても、職住近接や将来的な資産価値を重視して「勝どき」などの都心エリアを好む層がいる一方で、リモートワークを活用し、広さや自然環境を求めて「本厚木」や「大宮」「平塚」といった郊外の中核エリアを選ぶ層も多く、ニーズの多様化が進んでいます。
自由がきくライフスタイルだからこそ、「二人の時間をどう過ごしたいか」を徹底的に話し合い、こだわりのデザイナーズマンションを選んだり、あえて郊外でペットと共にゆったり暮らすなど、自分たちらしい個性を存分に発揮できる街を選ぶのがDINKSならではの選び方といえるでしょう。
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【ファミリー・子育て世帯】住みやすい街の条件と選び方

治安・公園・教育環境などの周辺環境
ファミリー世帯にとっての「住みやすい街」は、何よりも「子育て環境が整っているか」にかかっています。
日々の食材の買い出しに便利な大型スーパーやショッピングモールが近くにあること、子どもを安全に遊ばせることができる緑豊かな大きな公園があることは必須条件といえます。
また、小児科などの医療機関の充実度、保育園の入りやすさ(待機児童の状況)、小中学校の学区の評判など、教育・医療環境の下調べも欠かせません。
トレンド:郊外でも住環境が充実した街が再評価
近年のファミリー層の傾向として、都心の狭い物件よりも、少し都心から離れても広さと住環境の良さを確保できる郊外の街が強く支持されています。
「2025年 みんなが探した!住みたい街ランキング」でも、「本厚木」をはじめとする、都心への直通アクセスを持ちながら駅前再開発が進み、自然環境とのバランスが良いエリアがファミリー層から人気を集めています。
自治体の子育て支援・助成金制度を要チェック
ファミリー世帯が街選びをする際、絶対に確認してほしいのが「各自治体の子育て支援制度や助成金」です。自治体によって支援の手厚さには大きな差があります。
以下は2026年時点の東京都内の助成制度の一例です。
出産関連の助成金
港区
出産育児一時金(原則50万円)で不足する出産費用に対して、助成金算出上限額(1人81万円)の範囲内で最大31万円までを区が独自に助成してくれます。
渋谷区
「ハッピーマザー出産助成金」として、1人の出産につき最大10万円が助成されます(健康保険からの付加給付等がある場合は控除)。LINEからの申請にも対応しています。
家賃や引越し費用の助成制度
目黒区
18歳未満の子を扶養し同居する世帯に対し、一定の条件を満たせば月額2万円を最長3年間助成する「ファミリー世帯家賃助成」があります(年1回募集、定員を超えると抽選)。
北区
区内のより広い民間賃貸住宅に住み替えるファミリーに対し、礼金と仲介手数料の合算額(上限30万円)を助成する「ファミリー世帯転居費用助成」を実施しています。
千代田区
「次世代育成住宅助成」として、親元に近居するための住み替えや区内での転居に対し、世帯人数や所得に応じた助成を行っています。
これらはほんの一部です。支援制度は年度によって内容が変更されたり、契約前の事前申請が必要な場合も多いため、引越しを検討し始めた段階で必ず各自治体の公式ホームページを確認しましょう。
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【シニア・高齢者】住みやすい街の条件と選び方

医療機関へのアクセスと日常の買い物のしやすさ
年齢を重ねると、街に求める条件も変化します。高齢者にとっての住みやすい街の絶対条件は、「医療機関と日常の買い物の利便性」です。
かかりつけ医となるクリニックはもちろん、緊急時に対応できる総合病院がアクセスしやすい距離にあることは大きな安心材料です。
また、体力的な負担を考え、スーパーや薬局、銀行、郵便局などの生活に不可欠な施設が徒歩圏内にコンパクトにまとまっている平坦なエリアが理想的です。
坂道や階段が多い街は、将来的に外出の妨げになる可能性があるため注意が必要です。
バリアフリー環境や地域コミュニティの充実度
ハード面のバリアフリーだけでなく、ソフト面の「地域コミュニティ」の存在も重要です。
近年では、昔ながらの商店街の空き店舗を利用したコミュニティカフェなどを設ける自治体も増えており、同世代との交流や社会参加の機会を保つことができます。
たとえば、埼玉県和光市では「地域包括ケアシステム」を市を挙げて推進しており、高齢者が気軽に立ち寄れる「まちかど健康相談室」などの拠点を各所に設置しています。
高齢者が住み慣れた地域で孤立せずに暮らせるよう、介護予防や生活支援に力を入れている自治体を選ぶことは、安心して老後を送るための重要なポイントとなります。
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失敗しない! ライフスタイルに合った住みやすい街の探し方

ここまでライフスタイル別の「住みやすい街」の条件を見てきました。では、実際に引越しをする際、どのように街を絞り込み、物件を探していけばよいのでしょうか。
以下の3つのステップで進めるのが失敗しないコツです。
ステップ1:無理のない家賃相場・予算を把握する
どんなに住環境がよくても、毎月の家賃が生活を圧迫しては本末転倒です。まずは世帯の収入に見合った現実的な家賃上限を決めましょう。
一般的に、家賃の上限は「手取り月収の3分の1」から「4分の1」程度に抑えるのが安心とされています。予算が決まれば、自然と選択可能なエリア(家賃相場)が見えてきます。
ステップ2:希望条件に優先順位をつける
「駅から徒歩5分以内」「築浅」「スーパーが目の前」「治安が良い」など、希望をすべて満たす物件は家賃が跳ね上がるか、そもそも存在しないケースも多いでしょう。
そこで、家族で話し合い、絶対に譲れない条件(例:通勤時間〇分以内、オートロック必須)と、妥協できる条件(例:築年数は古くてもリノベーションされていればOK)をリストアップし、優先順位を明確にしましょう。
ステップ3:街情報ツールや家賃相場ツールを活用してエリアを絞る
条件が整理できたら、不動産情報ポータルサイトの便利な機能をフル活用して街を絞り込みます。
LIFULL HOME’Sでは、あなたのライフスタイルや直感的な好みに合わせてぴったりの街を提案してくれる機能や、沿線や駅ごとの正確な「家賃相場」を簡単に調べられるツールが充実しています。
まずは家賃相場を調べながらエリアの目星をつけ、実際にその街の物件情報を検索してみることから始めましょう。
理想の暮らしは、自分に合った街選びから始まります。ぜひ便利なツールを活用して、あなたにとって最高の「住みやすい街」を見つけてください。
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よくある質問
Q.1 「住みたい街」と「住みやすい街」はどう違うのですか?
A.1 「住みたい街」はおしゃれなカフェや商業施設がある憧れの街であることが多いですが、「住みやすい街」はスーパーの充実度や治安、家賃相場など、日々の生活を無理なく送れる現実的な条件を満たした街を指します。引越しで後悔しないためには、自分のライフスタイルに合った「住みやすさ」で選ぶことが大切です。
Q.2 一人暮らしで住みやすい街の条件は何ですか?
A.2 一人暮らしの街選びでは「交通利便性」「治安」「家賃相場」の3つのバランスが基本です。通勤時間が短く夜道が明るいエリアや、帰りが遅くても買い物ができる環境が整っていることが重要です。最近は、家賃を抑えつつ都心へ出やすいエリア(北千住や日暮里など)の人気が高まっています。
Q.3 ファミリー層が街を選ぶ際に最も重視すべきポイントは何ですか?
A.3 ファミリー層にとって最も重要なのは「子育て環境」です。安全に遊べる大きな公園や小児科の有無、保育園の入りやすさに加え、自治体が実施している独自の「出産助成金」や「ファミリー世帯向けの家賃・転居助成制度」の内容を引越し前に必ずチェックすることをおすすめします。
Q.4 予算に合った住みやすい街はどうやって探せばいいですか?
A.4 まずは「手取り月収の3分の1〜4分の1程度」を目安に無理のない家賃上限を決めます。次に、通勤時間や周辺環境など絶対に譲れない条件と妥協できる条件の優先順位をつけます。その後、不動産情報サイトの「家賃相場を調べる」機能や街の提案ツールを活用して、予算に合うエリアを絞り込んでいくのが失敗しないコツです。
更新日: / 公開日:2016.03.23










