マンションの洗面所リフォームの費用相場

 

マンションの洗面所リフォームの費用は、10～50万円程度が相場とされています。洗面台の交換や内装工事のほか、洗濯機の防水パンの交換や設置、収納スペースの増設など工事の規模によって幅が出てきます。

 

洗面台や内装工事に使う素材の種類などによって増減しますが、ひとつの目安として20～40万円程度とみておくといいでしょう。

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マンションの洗面所リフォームの施工例

 

マンションの洗面所リフォームには、洗面台の交換や内装工事などの工程があります。リフォームの際にどれだけの工程を取り入れるかで、費用も上下します。それぞれの工程について、費用相場も含めながら説明していきます。

洗面台の交換

 

洗面台は洗顔や歯磨きのほか、ちょっとした洗濯など、日常生活の中で頻繁に使います。ボウルの深さや大きさ、形状も多様で、高級感のある陶器、割れにくい樹脂、キズつきにくいホーローなど、さまざまな素材から選ぶことが可能です。

 

水栓や蛇口の高さや角度、長さも含むとさらに多様になり、それぞれ水の出方やはね方などが異なってきます。ほかにもカウンターに洗面台が置かれていたり埋め込まれていたりするなど、構造の違いによってもタイプが分かれます。

 

また、鏡や収納キャビネットなどが一体となっているものや、洗面台が鏡やキャビネットと分離しているものなど、デザインも多種多様です。

 

洗面台を交換する際には、洗顔や歯磨きをする際に水はねが少ないなど、使い勝手や掃除のしやすさのほか、見た目が決め手となる場合もあります。

 

たとえば、ホテルにあるようなドレッサータイプの大型で開放的な洗面台も、家庭用として取り付けることが可能です。そのため、洗面台を交換するだけで、洗面空間や脱衣所の印象がガラリと変わる可能性があります。

 

洗面台の交換にかかる費用は、10～30万円程度になります。ただし種類によっては40万円以上かかるケースもあるので、価格はよく確認しておきましょう。

内装工事

 

洗面台を交換するだけでなく、床や壁を含む洗面空間を模様替えしたり、耐水性を高めたりする場合は内装工事も伴います。

 

たとえば、壁のクロスを替える、化粧フィルムを使って扉などの色やデザインを替えるなどすれば印象を新たにできます。

 

おしゃれな北欧調、落ち着いた木目調、高級感のある大理石調の壁紙や床材、カラフルでスタイリッシュなモザイクタイルなど、さまざまな素材を取り入れ、お好みの雰囲気を演出できます。

 

特に床は、クッションフロアやフロアタイルに変えると、水にぬれたときでもふき取りやすく、汚れがつきにくくなります。

 

床材や壁紙をリフォームする場合の費用は4～8万円程度。素材や種類によって価格が変わるのでよく確認しておきましょう。

 

また、照明器具を替えることで洗面所の明るさも調整できます。お風呂上がりや就寝前にリラックスした気分を大切にしたい場合は暖色系、鏡に映った顔をチェックしながらメイクする時間を重視するなら昼白色（ちゅうはくしょく）の照明にするとベターです。

洗濯機の防水パンの交換または設置

 

洗濯機からの水漏れを防ぐ防水パンを交換したり、洗面空間に防水パンを設置したりする場合2万5,000～5万円程度の費用がかかります。

 

リフォームの際に壁や天井のクロス、床材の張り替えといった内装工事をする場合、洗濯機の防水パンを取り外す作業が必要です。

 

洗濯機を買い替えなくても、リフォームを機に防水パンを交換するとメリットがあります。フラットな型の防水パンを使用している場合、四隅が底上げされているタイプのものに交換すると、排水口周辺の掃除がしやすくなります。

 

あらかじめ洗濯機置き場に防水パンを設置していない場合でも、万が一水漏れが起きて階下の部屋に迷惑をかけるのを防ぐために新設すると安心です。

収納スペースの増設

 

洗面台には下部に収納キャビネットが備わっているタイプもありますが、それだけでは収納量が足りないケースもあります。そんなときは新たに棚などを設けて収納スペースを増やすことも可能です。費用は5,000～2万円程度見積もっておくといいでしょう。

 

ほかにも洗面台を新しくする場合に、鏡の裏側に収納スペースがあるタイプにしたり、キャビネットをスライド式にしたりすると収納力がアップします。

マンションの洗面所リフォームのポイント

 

マンションの洗面所リフォームにかかる費用を安く抑えるには、まずリフォーム費用の一括見積もりを取ることをおすすめします。

 

洗面台のメーカー希望小売価格からの割引具合や施工費用はリフォーム会社によって異なります。サイトなどを通して各社の見積もりデータを集め、それぞれの価格を比較することが肝心です。

 

実際にリフォーム会社と交渉する段階で、どの程度のリフォームならどれくらいの費用になるのかを詳しく説明してくれる会社であれば安心できるでしょう。

 

リフォームの依頼をする場合は金額だけでなく、施工法や完成後のイメージなど、気になる点があればどんどん質問してみましょう。疑問点に対してきめ細かく説明したり、連絡をこまめに取ってくれたりする会社はアフターフォロー体制も行き届いていて良心的だと考えられます。

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マンションの洗面所リフォームの注意点

 

いざ洗面台のリフォームをしようと思っても、マンションの場合、制限がかかる可能性があるなど、注意しなければいけないポイントもあります。リフォーム会社やリフォームの規模、内容、予算などを検討する前に、以下の点について確認しておきましょう。

どの程度リフォーム可能なのかを確認

 

マンションによってリフォームなどに関する規約が定められているため、水回りのリフォームについてどのような規約が設けられているのか確認する必要があります。

 

排水管の移動禁止などの制限が設けられているマンションもあります。後々のトラブルを防ぐためにも、どの程度のリフォームが可能なのか事前に把握しておくことが重要です。

 

リフォームを始める際にも、管理組合や近隣世帯への説明などが必要となることも想定しておきましょう。

事前にリフォーム可能なサイズを確認

 

設備できる洗面台のサイズを押さえておくことも肝心です。どれぐらいの間口の洗面台が置けるか事前に設置場所を調べておきましょう。

 

間口だけでなく、奥行きもどれぐらいまでの洗面台ならOKなのかチェックしておくとベターです。既存の洗面台の品番をリフォーム会社側に伝えたうえで、どのサイズの洗面台と取り替え可能なのか確認しておくのが得策です。

 

また、洗面台のサイズを考える際には、使い勝手のいい高さのものを選ぶこともお忘れなく。低すぎると洗顔する際に腰に負担がかかり、高すぎると洗顔の際に上手に水がすくえず、周りを水浸しにしてしまう可能性もあります。だいたい身長の半分ほどの高さの洗面台を選ぶといいでしょう。

 

洗面台のサイズを大きくしたり、洗濯機の防水パンの交換や内装工事も含めたりする場合は、洗面所全体の寸法や防水パンと洗面台の間までの長さなども把握しておきましょう。洗面台や洗濯機、収納スペースの配置など、バランスの取れた洗面所にリフォームするためのカギとなります。

まとめ

 

洗面所は毎日使う場所なので、使い勝手を重視するのはもちろん、お気に入りのデザインに仕上げることができれば気分も上がりますよね。マンションであってもリフォーム次第で洗面所を思いどおりの機能を備えるようにもでき、ガラッとイメージを変えることもできます。

 

購入を検討しているマンションがあるけれど、洗面所がちょっと気になるという人は、リフォームも視野に考えてみてはいかがでしょうか。

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