平均的な靴・傘(柄の長い傘)の数は?
物件を内見する際に、気になるのが水回りや設備に加えて収納スペースではないだろうか。特に玄関まわりは靴や傘など、その場所に収納しておきたいアイテムがあり、広さが十分でないと苦労することもあり得る。玄関の広さや収納スペースが十分かは、内見時に確認しておきたいポイントのひとつだ。
今回は、玄関に主に収納する靴と傘(柄の長い傘)について、それぞれどれくらいの数を所有しているのか、一人暮らし20歳~69歳の男女1,207人を対象にアンケート調査を実施した。引越しや、季節の替わり目の衣替えのときは、手持ちの持ち物を見直し、不要なものを処分する人も多いだろう。みんなどれくらいの数の靴や傘を持っているのか、自分の靴や傘の数は平均より多いのか少ないのか、気になる人はチェックしてみてほしい。アンケートで聞いた靴の収納の悩みやアイデアとともにご紹介する。(N=1,207)
靴の数の平均は男性5.5足、女性10.5足
持っている自分用の「靴」と「柄の長い傘」の数を聞いたころ、靴の数の平均は8足、傘の平均は2.4本という結果となった。靴の数が最も少ない人は1足、最も多い人で70足と回答した人もいた。柄の長い傘の最小は0本で、最も多い人は35本だった。
男女別に見てみると、男性の平均は5.5足、女性は10.5足と、女性のほうがおよそ2倍多いようだ。柄の長い傘も同様に男性は2.1本、女性は2.7本と、女性のほうがやや多いが、靴の数ほど大きな差ではないことがわかる。
20歳代は靴の数、傘の数ともに最小
続いて年代・性別で傾向を見てみよう。靴の数、傘の数ともに最も持っている数が少なかったのは男性、女性ともに20代で、男性は靴の数の平均が3.8足、女性は7.2足。傘の数は男性1.3本、女性1.8本だった。
比較的、持ち物の数は年代が上がるにつれて増える傾向にあるようだ。靴の数が最も多かったのは、男性は50歳代で6.9足、女性も同様に50歳代が最も多く13.8足。傘の数は男女ともに60歳代の人が最も多く男性は3本、女性は3.6本という回答だった。
シューズボックス以外に靴を収納している人は約4割
いま住んでいる住宅の、備え付けのシューズボックスでは靴が入りきらない、またはそもそもシューズボックスがないという場合もあるかもしれない。「玄関のシューズボックス以外に靴を収納していますか?」の質問に対して、「はい」と回答した人は39.4%と、約4割の人がシューズボックス以外の場所に靴を収納しているようだ。「はい」と回答したのは男性32.5%、女性は46.2%と女性のほうが割合が多い。
さらに収納場所について聞いてみた。「玄関のシューズボックス以外で、靴を収納している玄関以外の場所をすべてお選びください」(複数回答可)の回答から、収納場所が多かった順に下記となった。
シューズボックス以外の靴の収納場所
クローゼット 32.4%
押し入れ 19.6%
室内 17.5%
その他 17.1%
廊下 13.7%
チェスト・たんす 5.7%
床下収納 4.2%
ベランダ・バルコニー 4.2%
ベッド下 4.0%
トランクルーム 2.9%
レンタル収納 0.4%
なお、「玄関のシューズボックス以外に靴を収納していますか?」に「はい」と回答した人の靴の数の平均は13.7足、「いいえ」と回答した人は10.5足と、シューズボックス以外に収納している人のほうが多いようだ。
収納場所を「その他」と回答した人には、納戸、クローゼットの上吊り棚、物置、ロフト収納、自分で設置した靴置き、車のトランク、ガレージなどさまざまな場所が見受けられた。
靴の収納や整理の悩みは?
続いて、靴の収納に関する悩みを見てみよう。「靴の整理や収納についての悩み」について聞いたフリーテキストの回答から、お悩み別にカテゴリー分けしてカウントした。結果は悩みの多い順から下記となった。寄せられたコメントからいくつか抜粋して紹介する。
収納が足りない 95件
におい 60件
カビ 55件
湿気 50件
ブーツ・長靴などがうまく収納できない 29件
型崩れ・劣化 23件
かさばる 21件
不要な靴が捨てられない 16件
靴の手入れが面倒 4件
靴の出し入れがしにくい 3件
・収納が足りない
玄関が狭く、シューズボックスが置けないので、仕方なく隣の部屋に置いている。何か良い方法はないか。(60歳代女性)
下足入れが小さくて収納場所に困っているが、外に出しておいたり室内の収納に靴を入れたくない。(30歳代女性)
靴箱が無い玄関で更に狭い。靴の置き場がない。どうすれば良いかわからない。(50歳代女性)
玄関が狭いからシューズボックスを置けない。元々シューズボックスすらもない。(20歳代女性)
長傘を半分趣味で集めているのだが、アパートだと置き場所に困る。傘立てに入れていてもいっぱいになって時々触れて倒れてしまうことがある。(50歳代男性)
・におい
シューズボックスの上がクローゼットになっているので、臭いが気になる。(60歳代女性)
収納場所のニオイが気になる。(60歳代女性)
・カビ
そんなに滅多に使わない喪服用の靴がかびることがあるのに困っています。使った後しっかり乾燥させてから収納しててもです。(50歳代女性)
部屋自体もだけど、特に靴箱の風通しが悪くてカビが生えること。(30歳代女性)
長期間クローゼットなどに収納しているとカビが生えないか不安。(20歳代女性)
・湿気
季節が来ないと出さない靴は押し入れに入れてあるので湿度が気になる。(50歳代女性)
収納スペースは十分に確保できているが、湿度の関係で天然皮のメンテナンスに不安がある。(60歳代女性)
・ブーツ・長靴などがうまく収納できない
ロングブーツがシューズクローゼットに入らない。(50歳代女性)
雪道用の背の高い靴が横にしないとシューズボックスに入らない。(30歳代男性)
・型崩れ・劣化
合皮だと時間経過とともに劣化していく。(60歳代男性)
一度も履いていなくても長期保存しているだけで、接着剤や合皮がボロボロになっている為、靴の種類別の正しい保存方法を知りたいです。(40歳代女性)
そのほか、「なかなか古い靴を捨てられない」(40歳代男性)、「靴の捨てるタイミングがわからない」(50歳代男性)など不要な靴が捨てられないお悩みも。収納に関する悩みは、カビ・におい・収納場所がないなど、いくつかのカテゴリーに該当するものを挙げる人も多くいた。
実践している収納術は?
こういったお悩みに対して、みんなどのような対処をしているのだろうか。「実践しているおすすめの収納術を具体的に教えてください」の質問へのフリーテキスト回答からいくつかご紹介しよう。
・収納が足りない
最も多かった「収納が足りない」悩みについては、そもそも収納できるスペース以上に持たない、収納グッズを活用する、または新しく収納できるスペースを自分で作る、などの方法を実践している人がいるようだ。
シューズボックスに入る数しか買わない。新しいものを買ったら履かないものは捨てる。(20歳代女性)
靴箱に入らない靴は処分する。(60歳代女性)
市販の靴を交互に2段入れるグッズを使って、狭いシューズボックスに有効的に収納している。(50歳代男性)
頭上がデッドスペースなので、突っ張り棒を設置して木の板とか、市販である突っ張り棒の上に設置するプレートで収納場所をつくる。(20歳代女性)
・においや湿気対策
シーズンが終わったら、出番の少なくなるシューズはきちんとクリーンに手入れをして、ヒールやソールの修理もしてから箱に入れてしまう。シューズの収納場所には除湿剤や防臭抗菌剤を入れておくと良いと思う。(60歳代女性)
除湿剤を中に入れる。(40歳代男性)
銅製品を入れる。(60歳代男性)
入れ終わったコーヒーの残りカスを靴箱に入れている。(60歳代女性)
そのほか、新聞紙をシューズボックスに敷いて収納する、新聞紙をブーツや靴の中に入れておく、100円均一などで売っている収納グッズを活用するという方法を実践している人もいた。
東京都の賃貸物件のうち「シューズボックスあり」の物件は全体の7割弱
最も多かった悩みが「収納が足りない」であったことから、収納が十分な量があるかは、その後の生活の快適さに影響を与えるようだ。
LIFULL HOME'Sの賃貸物件について調べてみた。LIFULL HOME'S賃貸サイトに11月のある時点で掲載されていた東京都の賃貸マンション・賃貸アパート(間取り:ワンルーム・1K・1DK)のうち、シューズボックスありの物件は全体の7割弱、シューズインクローゼットありは1%程度だった。
年代が上がるにつれ、靴の数も傘の数の増えていく傾向にあることから、住み替えの際は今持っている数が今後増えていく可能性があることに留意したい。住み替えを検討している人は、物件の内見前に自分の持っている靴や傘の数を確認し、それらが収納できそうか確認しておこう。持っているものの数が今後増えていく可能性があることも考慮し、余裕を持って収納できるスペースがあると望ましいだろう。LIFULL HOME'Sアプリの「見学メモ」には、写真を撮影してコメントを残しておける機能がある。収納スペースを撮影しておき、後ほど自宅の収納の大きさや自分の物の数と比較し検討することでスムーズに住み替えができるのではないだろうか。
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調査概要
実施日:2022年8月31日
調査対象者:一人暮らしの20歳〜69歳男女
調査方法:インターネット調査
有効回答数:1,207サンプル
公開日:







