LIFULL HOME'S マーケットレポートとは
LIFULL HOME'Sマーケットレポートとは、LIFULL HOME'Sで掲載された物件データおよび問合せされた物件データを四半期・マーケットごとに公開するものである。本稿では、2022年4~6月期に登録・公開された愛知県、札幌市、仙台市、広島市、福岡市の中古マンションにおける以下のデータから、その特徴的な傾向などをまとめてお伝えする。
・掲載物件平均価格
・掲載物件平均専有面積
・掲載物件平均徒歩分数
・問合せ(反響)物件平均価格
・問合せ(反響)物件平均専有面積
・問合せ(反響)物件平均徒歩分数
住まい探しの参考や、不動産市場の分析に活用いただければ幸いである。
・データダウンロード
下記リンクより、都道府県別、主要エリア別、駅別データをダウンロードできます。
2022年4~6月期 中古マンション 愛知・札仙広福圏版(Excel)
※記事中のデータ・グラフ画像等は「LIFULL HOME'S PRESS調べ」のクレジットを明記の上、ご自由にご使用いただけます
掲載物件平均価格と反響物件平均価格が名古屋市では36%の乖離
2022年4月~6月期の掲載物件平均価格は、愛知県全域が2,256万1,845円で前年比103.1%、名古屋市が2,436万2,290円で同102.0%、北海道札幌市が2,189万7,552円で同105.6%、宮城県仙台市が2,288万1,814円で同106.6%、広島県広島市が2,645万9,227円で同104.8%、福岡県福岡市が2,296万3,599円で同93.1%と、福岡市を除くエリアで上昇が見られた。
それに対し、反響物件平均価格は、愛知県全域が1,486万4,529円で前年比93.6%、宮城県仙台市が1,550万3,333円で同104.1%、北海道札幌市が1,631万4,164円で同104.8%、広島県広島市が1,858万2,840円で同99.0%、福岡県福岡市が1,773万9,298円で同86.5%と、全エリアで掲載物件平均価格との乖離が広がる結果となった。
ちなみに、掲載物件平均価格と反響物件平均価格の乖離率(反響物件平均価格÷掲載物件平均価格)は愛知県が65.9%、名古屋市が64.0%、北海道札幌市が74.5%、宮城県仙台市が67.8%、広島県広島市が70.2%、福岡県福岡市が77.2%となっており、首都圏や近畿圏と比べると乖離が大きい傾向にある。
専有面積が狭くても価格を抑えた物件を求めている傾向
すべてのエリアで掲載物件平均専有面積、反響物件専有面積ともに縮小している。反響物件平均専有面積と、掲載物件平均専有面積との乖離率を見ると、愛知県全域が88.1%、名古屋市が86.0%、北海道札幌市が85.0%、宮城県仙台市が81.1%、広島県広島市が78.5%、福岡県福岡市が88.0%となっており、前期(1~3月)比、前年比ともにその乖離が広がっており、価格の上昇に対してユーザーの予算が追い付かず、希望する面積を下げることで対応している可能性がある。
反響物件平均徒歩分数は対前年比で札幌市、仙台市、広島市が短縮傾向
駅からの反響物件平均徒歩分数の前年比で増加が見られたエリアとしては、愛知県全域が108.1%、名古屋市が103.5%、福岡市が113.4%だった。反対に、前年比で短縮が見られたエリアは、札幌市が97.2%、仙台市が93.4%、広島市が90.6%だった。
調査概要
・集計対象エリア
愛知県(全域、名古屋市)、北海道(札幌市)、宮城県(仙台市)、広島県(広島市)、福岡県(福岡市)
・集計対象データ
2022年4月1日~6月30日に、LIFULL HOME'Sで登録・公開された居住用中古区分マンション
・データダウンロード
下記リンクより、都道府県別、主要エリア別、駅別データをダウンロードできます。
2022年4~6月期 中古マンション 愛知・札仙広福圏版(Excel)
※記事中のデータ・グラフ画像等は「LIFULL HOME'S PRESS調べ」のクレジットを明記の上、ご自由にご使用いただけます
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