6カ月連続、賃料上昇中の東京23区

東京カンテイの発表によると、首都圏の分譲マンションの賃料は前月比+1.4%の2637円/m2と前月に引き続き上昇。東京都だけでみると、+0.3%の3085円/m2と6ヶ月連続の上昇だった。30m2の部屋ならば、賃料92,550円ということだ。
首都圏の中でも、+2%で1564円/m2と大きく上昇したのが千葉県。理由としては、千葉市や船橋市で新築マンションが建ち、平均築年数が1年若返ったことが影響している。

近畿圏も5カ月連続上昇。ただし、上昇率は縮小傾向だ。近畿圏は前月比+0.4%で1853円/m2と緩やかに上昇。その一方で、大阪市だけでみると、前月比-0.7%で2166円/m2と2014年2月より緩やかに引き続き下がっている。対照的に神戸では+0.9%で1853円/m2と4カ月連続上昇中だ。

【データについて】

・賃料データは、東京カンテイのデータベースに登録された分譲マンションの“月額募集賃料”を行政区単位に集計・算出し、m2単価に換算して表記したもの
・ファミリータイプのみ集計対象(専有面積30m2未満の住戸、事務所・店舗用は除外している)
・首都圏は東京、神奈川、千葉、埼玉を指す。近畿圏は大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、和歌山を指す。中部圏は愛知、岐阜、三重、静岡を指す

【ポイント】

・首都圏、近畿圏、中部圏のファミリータイプの分譲マンションの賃料を知ることができる
・リンク先の資料を参照だが、2008年からのマンション価格の動向を知ることができる。首都圏はここ6年では2010年5月前後に下がり約2400円/m2(50m2で12万円)。近畿圏は2009年は約1550円/m2(50m2で7万7500円)と低かったが、2010年5月前後を境に1700~1800円/m2となっている。中部圏は逆に2010年5月前後を境に約1600円/m2だったものが、2010年~2012年にかけて約1480円/m2まで落ち込んでいた。

※上記はデータを元にしたHOME’S PRESS編集部による見解です

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