- 結婚前に住宅購入、成功の鍵は?
- 結婚前に住宅を購入するなら、将来のライフプランをじっくり考えることが成功の鍵です。転勤や転職、家族が増える可能性などを考慮して、購入のタイミングを見極めましょう。
詳しくは、「結婚前に住宅を購入するのはアリ? タイミングの見極め方」をご覧ください。 - 入籍前の住宅ローン、どう組む?
- 入籍前でも、婚約者と「ペアローン」を組んだり、「収入合算」をしたりして住宅ローンを組むことができます。ただし、金融機関によって条件が異なり、続柄を証明する書類が必要な場合もあるため、事前にしっかり確認しましょう。
詳しくは、「入籍前でも婚約者と住宅ローンを利用できる?」をご覧ください。 - ペアローンと収入合算の違いとは
- 「ペアローン」は2人がそれぞれ住宅ローンを契約する方法で、「収入合算」は1人の名義に2人分の収入を合わせてローンを組む方法です。借入可能額や住宅ローン控除の適用などに違いがあるため、それぞれのメリット・デメリットを理解し、自分たちに合った方法を選びましょう。
詳しくは、「収入合算のメリット・デメリット」をご覧ください。
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マイホームを購入するタイミングは、ライフステージの変化と密接に関わっています。結婚するタイミングをひとつの区切りとして考える人もいるでしょう。
今回は入籍前に婚約者と共同で住宅ローンを組む際の条件や注意点、利用できる住宅ローンの種類について詳しく解説していきます。
結婚前に住宅を購入するのはアリ? タイミングの見極め方

住宅を購入する際には、その後のライフイベントを想定して計画を立てることが大切です。
ここではまず、結婚前に住宅を購入するメリット・デメリットや、ふさわしいタイミングの見極め方について見ていきましょう。
結婚前に住宅を購入するメリット・デメリット
結婚前に住宅を購入する主なメリットは、「判断を速く行うことで、住宅ローンの完済年齢が若くなる」という点にあります。
結婚後には、住宅以外にもさまざまな面に目を向けなければならず、何かと生活が慌ただしくなってしまうものです。
そのため、いずれ住宅を購入する予定があるなら、比較的に落ち着いている結婚前から手をつけてしまったほうがいいケースもあるでしょう。
一方で、「ライフスタイルの変化を想定しきれない」といったデメリットもあります。
結婚や出産を機に、夫婦の価値観が変わる可能性は十分にあるため、慎重に検討したほうがいいと考える人も少なくはありません。
このように、メリットとデメリットの両面があるため、住宅購入のタイミングはできるだけ広い視点で考えることが大切です。
住宅購入のタイミングを見極めるポイント1:年齢
住宅ローンを組む場合には「借入時年齢」と「完済時年齢」の両方が審査対象となるため、年齢の重要度は高いといえます。
国土交通省の調査(※)によると、住宅を購入する世代でもっとも多いのは30代とされています。
平均年齢を住宅の種類別に見てみると、新築の注文住宅では「41.1歳」、分譲一戸建て住宅では「39.5歳」、分譲マンションでは「44.8歳」と、おおむね30代後半~40代前半にまとまっていることが分かります。
(※)国土交通省「令和4年度 住宅市場動向調査報告書」
住宅購入のタイミングを見極めるポイント2:年収
住宅市場動向調査の結果によると、住宅を購入した世帯の平均年収は新築の注文住宅で「801万円」、分譲一戸建て住宅で「750万円」、分譲マンションで「960万円」となっています。
年収については、購入する住宅タイプによって大きく目安が異なるものの、それぞれの平均額がひとつの基準になるといえます。
住宅購入のタイミングを見極めるポイント3:ライフイベント
住宅購入を検討する理由のなかで、もっとも多いのはライフイベントの変化だといえます。特に結婚や出産は、世帯の人数が変化するため、これまでの住まいが手狭に感じられるきっかけとなるのです。
住まいの平均居住人数については、住宅市場動向調査によると注文住宅で「3.2人」、分譲一戸建て住宅で「3.5人」、分譲マンションで「2.7人」となっています。
ここから、夫婦2人と子ども1~2人の世帯が中心的な購入者層になっていると考えられるのです。
また、子どもの進学や両親との同居によって住宅を購入するケースや、その反対に子どもの独立によって住居を買い替えるケースなどもあります。
いずれにしても、年齢と収入、ライフイベントの3点に目を向けると、実情に適したタイミングを見極めやすくなるでしょう。
入籍前でも婚約者と住宅ローンを利用できる?

夫婦2人で協力して住宅ローンを組む際には、「収入合算」や「ペアローン」などの方法があります。これらは、夫婦の収入を合わせてローンを組むことで、年収に対する借入額を増やす仕組みです。
実のところ、婚約の段階であっても、こうした住宅ローンの審査を受けること自体は可能です。
ただ、金融機関や商品によっても異なりますが、ペアローンの場合も、収入合算の場合も「契約時までに入籍を確認できる公的書類などの提出」が条件となっています。

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収入合算のメリット・デメリット

夫婦共同で住宅ローンを組む方法について、ここで収入合算の基本的な仕組みを解説していきます。
収入合算の仕組み
収入合算とは、夫婦の収入を合算して住宅ローンを申し込む方法です。たとえば、夫の年収が500万円であった場合、通常はその年収で現実的に返済可能な金額までしか融資を受けることができません。
しかし、そこに妻の年収を合算することで、融資の枠を広げられるのです。なお、収入合算には「連帯債務」と「連帯保証」の2つの方法があります。
連帯債務の仕組みと特徴
連帯債務とは、夫婦のどちらかを主債務者、もう片方を従たる債務者としてローンを組む方法です。
どちらも返済義務を負う点が特徴であり、それぞれが債務者となるため、夫婦両方が住宅ローン控除を受けられる点がメリットです。
また、金融機関によっては、夫婦どちらも団体信用生命保険(団信)に加入できる場合があります。
団信は死亡や高度障がいといった万が一のリスクに備える重要な役割を持っているため、金融機関ごとのルールをきちんと確認しておきましょう。
なお、連帯債務はどちらも債務者となることから、従たる債務者にも安定的かつ継続的な収入があることが条件となります。
連帯保証の仕組みと特徴
連帯保証は、夫婦どちらかを主債務者、もう片方を連帯保証人としてローンを組む方法です。連帯債務との大きな違いは返済義務の仕組みにあり、基本的には主債務者が負うこととなります。
連帯保証人は、主債務者が返済できないときに肩代わりをする仕組みです。そのため、住宅ローン控除や団信は主債務者しか利用できません。
ペアローンのメリット・デメリット

ペアローンは、収入合算と同じく夫婦の収入を合わせて住宅ローンを借りる方法ですが、仕組みは大きな違いがあります。
収入合算とはどう違う?ペアローンの仕組み
夫婦で1本の住宅ローンを組む収入合算に対して、ペアローンは夫婦それぞれが住宅ローンを組み、2本のローンでひとつの住宅を購入する方法です。
ローンで負担する金額に応じて、住宅の持ち分割合が変わり、夫婦はそれぞれが自分の借り入れに対して返済義務を負います。
ペアローンのメリット・デメリット
ペアローンは、夫婦間で返済に関する主従の関係が生まれず、どちらも主債務者となります。そのため、住宅ローン控除や団信はそれぞれが利用することができます。
ただ、2本のローンを組むことから、手数料などの諸費用が倍になってしまう点はデメリットです。
また、団信で保障される範囲はそれぞれの負担分に限られるため、片方の債務が免除されたとしても、一方の負担分は残り続けます。
このように、収入合算とペアローンにはさまざまな違いがあるため、仕組みを理解したうえで、自分に合ったものを選ぶことが大切です。

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【年収別/返済期間別】住宅ローンの借入可能額シミュレーション

夫婦共同で住宅ローンを組めば、単独で利用するよりも多くの借入額を融資してもらうことが可能です。しかし、「借りられる」ことと「返済できる」ことは決して同じ意味ではありません。
融資額が増えるからこそ、より綿密な返済計画を立てる必要があるのです。最後にLIFULL HOME’Sの住宅ローンシミュレーターを使って、年収別、返済期間別に借入額を試算してみましょう。
シミュレーションに必要な項目
住宅ローンシミュレーターを使う際には、事前に以下の項目を明らかにしておく必要があります。
- 税込み世帯年収
- 返済負担率
- 頭金
- 年齢
- 返済期間
- 返済金利
返済負担率とは、「年収に対する年間返済額の割合」を示す数字です。返済負担率が高ければ高いほど、滞納リスクが高くなってしまうと判断され、ローン審査では不利に働いてしまいます。
多くの金融機関では30~40%以下をひとつの基準にしているものの、安定して返済を続けられる割合は20~25%とされています。
そのため、今回のシミュレーションでは「返済負担率25%」と設定しましょう。
住宅ローン借入額の目安表
今回は以下のモデルケースを設定して計算を行います。
- 年齢35歳の夫婦
- 結婚前のため頭金はまだためられていない
- 返済期間は20年~35年と考えている
- 固定金利1.5%の住宅ローンを利用する
- 返済負担率は25%に設定する
以上の条件で計算すると、結果は表のようになります。この条件の場合は、借入額を以下の表を目安に設定すると、無理なく返済を続けていけるということです。
実際には、金利のタイプや割合によっても結果が異なるため、利用する金融機関できちんと確認したうえでシミュレーションしましょう。
年収 | 毎月返済額 | 借入可能額 | ||
|---|---|---|---|---|
20年ローン | 25年ローン | 35年ローン | ||
500万円 | 10.4万円 | 2,155万円 | 2,600万円 | 3,397万円 |
600万円 | 12.5万円 | 2,590万円 | 3,125万円 | 4,083万円 |
700万円 | 14.6万円 | 3,026万円 | 3,651万円 | 4,768万円 |
800万円 | 16.7万円 | 3,461万円 | 4,176万円 | 5,454万円 |
900万円 | 18.8万円 | 3,896万円 | 4,701万円 | 6,140万円 |
1,000万円 | 20.9万円 | 4,331万円 | 5,226万円 | 6,826万円 |
まとめ

- 住宅の購入においてはさまざまな観点からタイミングを見極めることが大切
- 購入時の平均年齢や平均世帯年収から現状を比較するのもひとつ
- 入籍前でも婚約者と住宅ローン審査を受けられるが、利用時には入籍していることなどが条件
- 収入合算とペアローンの仕組みを理解して比較検討することが大切
- 収入を足し合わせるときには、より綿密な返済計画を立てる必要がある
よくある質問
Q.1:結婚前に住宅を買うのは、一般的におかしいですか?
A.1:いいえ、決してめずらしいことではありません。最近では、結婚前に住宅を購入する人も増えています。将来のライフプランが具体的であれば、独身のうちに購入するメリットもあります。ただし、結婚後のライフスタイルの変化で住み替えが必要になる可能性も考えて、慎重に検討しましょう。
Q.2:まだ入籍していませんが、婚約者と一緒に住宅ローンを組むことはできますか?
A.2:はい、できます。多くの金融機関で、婚約者と「ペアローン」や「収入合算」といった方法で住宅ローンを組むことが可能です。ただし、金融機関ごとに条件は異なり、入籍予定が分かる書類の提出などを求められる場合があるため、事前に確認しましょう。
Q.3:住宅ローンを組むとき、「ペアローン」と「収入合算」は何が違うのですか?
A.3:「ペアローン」は2人がそれぞれローンを契約する方法で、お互いに住宅ローン控除を受けられるのがメリットです。一方、「収入合算」は1人の名義で2人分の収入を基に1本のローンを組む方法で、契約が1本なので諸費用を抑えやすい傾向があります。
Q.4:婚約者とペアローンを組むメリットとデメリットを教えてください。
A.4:主なメリットとデメリットは以下のとおりです。
【メリット】
- 2人とも住宅ローン控除の対象になるため、税負担の軽減効果が期待できる
- それぞれの収入でローンを組むため、借入可能額を増やしやすい
【デメリット】
- ローン契約が2本になるため、手数料などの諸費用が割高になる場合がある
Q.5:結婚前に1人で住宅ローンを組んで家を買いました。結婚後、パートナーをローンの名義に追加することはできますか?
A.5:原則として、契約後の名義追加はできません。ただし、現在のローンを完済し、新たに2人の名義で住宅ローンを組み直す「借り換え」という方法であれば、対応できる可能性があります。まずは、取引のある金融機関に相談してみましょう。
Q.6:万が一、婚約者と別れてしまった場合、ペアローンはどうなりますか?
A.6:ペアローンはそれぞれが独立したローン契約なので、万が一、婚約を解消した場合でも返済義務は残ります。家を売却して一括返済するのか、どちらかが住み続けて相手の分を買い取るのかなど、2人で話し合って決める必要があります。共有名義の不動産の扱いはトラブルになりやすいため、早めに金融機関へ相談しましょう。
更新日: / 公開日:2021.06.10










