- 無理のない返済は返済負担率25%以内が目安
- 住宅ローンを組む際は、年収に対する年間返済額の割合(返済負担率)を25%以内にするのが一般的です。また、定年までの完済を視野に入れた返済期間の設定や、物件価格の1~2割程度の頭金を用意することも重要です。詳しくは、「住宅ローンを組むときに考えたい3つのポイント」をご覧ください。
- 年収500万円の借入額は3,000万円程度が目安
- 年収500万円の場合、無理のない返済負担率25%(毎月返済額10.4万円)、返済期間30~35年でローンを組むと、借入可能額は3,000万円程度が一つの目安です。返済期間が短いと借入額も少なくなる点に注意しましょう。詳しくは、「年収500万円、住宅ローン借入額の目安…返済期間30年以上で3,000万円程度」をご覧ください。
- 予算3,000万円なら郊外も視野に入れると選択肢が広がる
- 予算3,000万円で都心部の新築物件や広い中古物件を探すのは難しい場合があります。しかし、埼玉県や千葉県といった周辺のエリアに目を向ければ、専有面積が広く築年数が新しい物件も見つけやすくなり、選択肢が大きく広がります。詳しくは、「年収500万円だとどんな家が買える? 一戸建てとマンション、それぞれ紹介」をご覧ください。
物件を探す無料で住まいの窓口に相談するあなた専用!住宅購入のやることリスト
マイホームを購入しようと思ったとき、自分の年収だといくら住宅ローンが借りられて、どのようなマイホームが購入できるのか気になりますよね。
今回は世帯年収500万円の人が借りられる住宅ローンの総額や頭金の目安、購入できる一戸建て・マンションの例などを紹介します。マイホーム購入計画を立てるときの参考にしてください。
住宅ローンを組むときに考えたい3つのポイント

家を購入するときに住宅ローンを組む際は、いくら借りられるかが気になるものですが、入居後の返済負担が重くなるのは避けたいものです。
ここでは、住宅ローンを組むときに考えておきたい3つのポイントを整理しておきましょう。
1.毎月返済額は返済負担率25%以内を目安に考える
住宅ローンを組むときにまず考えておきたいことは、毎月の返済額がいくらになるかという点です。生活費に占める具体的な返済額が分かることで、入居後の暮らしのイメージを持ちやすくなるでしょう。
月々の返済額を検討するうえでひとつの指標となるのが、「返済負担率」です。返済負担率とは、年収に対して年間の返済額がどの程度の割合になるかを示すものであり、一般的には25%以内が無理のない範囲だといわれています。
住宅金融支援機構の2020年度の「フラット35利用者調査」(※)によれば、返済負担率の平均的な割合は次のとおりです。
購入した住宅の種類 | 総返済負担率の平均値 |
|---|---|
注文住宅 | 20.8% |
土地付き注文住宅 | 24.1% |
建売住宅 | 23.1% |
新築マンション | 21.7% |
中古一戸建て | 19.7% |
中古マンション | 19.6% |
全体 | 22.2% |
住宅の種別によって違いはありますが、上記の表から返済負担率は20~25%程度であることが分かります。
◇年収500万円、返済負担率25%の場合「毎月返済額10.4万円」
年収500万円のケースで毎月返済額を考えると、「500万円×25%÷12ヶ月=10.4万円」という計算になります。
ひとつの目安として、毎月10.4万円程度を返済していく形で返済プランを練ってみましょう。
※ 独立行政法人・住宅金融支援機構「2020年度 フラット35利用者調査」
2.ライフプランや完済時年齢から返済期間を決める
住宅ローンは長期にわたって返済を続けていくものなので、完済時の年齢なども考慮しながら返済期間を決めていく必要があります。
国土交通省の2020年度の住宅市場動向調査(※)によれば、住宅ローンの平均的な返済期間は30年前後です。
定年までに住宅ローンを完済するのが理想的ですが、借入時の年齢によっては返済期間が短くなる場合もあるので慎重に検討しましょう。
※ 国土交通省「令和2年度 住宅市場動向調査 報告書」
3.頭金は住宅の購入価格の1~2割程度が目安
住宅ローンを組むときは頭金なしでも借入を行うことは可能ですが、頭金を入れることで毎月の返済額を減らしたり、返済期間を短くしたりできます。
住宅金融支援機構が公表している2020年度の「フラット35利用者調査」によれば、住宅の種別ごとの頭金は以下のとおりです。
住宅の種別 | 頭金の平均額 | 頭金の平均割合 |
|---|---|---|
土地付き注文住宅 | 440.5万円 | 10.0% |
注文住宅(建物の建築のみ) | 619.0万円 | 17.5% |
建売住宅 | 247.3万円 | 7.1% |
新築マンション | 758.1万円 | 16.7% |
中古一戸建て | 198.7万円 | 8.0% |
中古マンション | 343.4万円 | 11.6% |
頭金の目安としては、住宅の購入価格の1~2割程度が目安となるでしょう。
入居後の暮らしに支障が出ない範囲で、準備できる頭金の金額を検討してみることが大事です。
年収500万円、住宅ローン借入額の目安…返済期間30年以上で3,000万円程度

現在の年収でどれくらいの住宅ローンが組めるかを把握するには、シミュレーションを行ってみるといいでしょう。
LIFULL HOME’Sの「住宅ローンシミュレーター」を使えば簡単に試算できるので、今回は次のような設定で計算をしてみます。
設定
- 年収:500万円
- 毎月返済額:10.4万円(返済負担率25%)
- 頭金なし
- 返済期間:20年、30年、35年の3パターンに設定する
- 金利:全期間固定金利1.5%
返済期間 | 借入可能額 |
|---|---|
20年 | 2,155万円 |
30年 | 3,013万円 |
35年 | 3,397万円 |
試算結果からいえることは、年収500万円で返済期間を30~35年とするならば、3,000万円程度の住宅ローンを組めるという点です。ひとつの目安として参考にしてみてください。

物件を探す 住まいの窓口に資金計画を相談する
年収500万円だとどんな家が買える? 一戸建てとマンション、それぞれ紹介

仮に3,000万円の住宅資金を用意できる場合、どのような物件を購入できるのか具体的なイメージを持っておくことが大事です。新築物件、中古物件のそれぞれのケースで見ていきましょう。
新築一戸建てのケース
国土交通省の2020年度の住宅市場動向調査によると、新築一戸建てを取得するのにかかった金額(一次取得者)は、注文住宅で4,486万円(全国平均)、建売住宅で3,757万円(三大都市圏)です。
住宅ローンの借入可能額が3,000万円程度だと、新築一戸建てを購入するには低い予算水準であり、頭金をある程度用意する必要があるでしょう。
3,000万円以下の新築一戸建てを探す
新築マンションのケース
同調査によれば、新築マンションの平均的な取得資金は4,393万円(三大都市圏)となっています。
都心を中心にマンション価格は高騰していますが、一方で東京都の市部エリアや地方都市であれば、ファミリー向けの新築マンションを取得することも可能です。
3,000万円以内の新築マンションを探す
中古一戸建てのケース
LIFULL HOME’Sの「住まいインデックス」では、都道府県別に中古物件の価格相場が公開されているので、ひとつの目安として活用できます。

住まいインデックス
東京都の場合は購入予算3,000万円台で家を探すのは難しい部分がありますが、埼玉県など周辺エリアも考慮に入れると、築年数10年程度で100平米ほどの物件を見つけることが可能です。
3,000万円以内中古一戸建てを探す
中古マンションのケース
中古マンションの場合は、東京都で探そうとしたときは物件を見つけるまでに時間がかかるかもしれません。
3,000万円台の購入予算では40平米程度の広さの物件を見つけられそうですが、3人以上で住むのはやや窮屈さを感じます。
同じ購入予算であっても、埼玉県や千葉県など近郊のエリアに目を向けてみると、専有面積が広くて築年数が新しい物件を見つけられます。さまざまな条件のなかから選択できるので、選びやすくなるでしょう。
3,000万円以内の中古マンションを探す
維持費や生活費を意識した年収500万円世帯の返済プラン

おうち予算シミュレーション
マイホームの購入時は予算のことばかりに意識が向きがちですが、生活費とのバランスも考えておく必要があります。
LIFULL HOME’Sの「おうち予算シミュレーション」を使えば、住宅ローンの返済額だけでなく、生活費やメンテナンス費用などを考慮しながら、生活設計を考えられます。
使い方は簡単で、年齢や家族構成、世帯年収、借入金の有無、自己資金などの項目を入力すると試算結果が表示されます。
年収500万円で夫婦と子ども1人のケースで試算をしてみると、毎月の住宅ローンの返済額は8万円、生活費19万円、住宅関連費用5万円という結果が出ます。
さまざまなケースでシミュレーションが行えるので、実際に自分の場合に当てはめて計算をしてみましょう。
また、住宅ローンを借り入れる際は物件価格の3~9%程度の諸費用がかかります。
3,000万円の住宅ローンを組む場合には、諸費用として90万~270万円程度を見込んでおく必要があります。諸費用としてかかるものの内訳は、次のとおりです。
諸費用の内訳
- 印紙税
- 登録免許税
- 事務手数料
- 保証料
- 団体信用生命保険料
- 火災保険料
- 地震保険料
マイホームを購入するときは、何かと出費が多くなる部分があるので、あらかじめ必要な金額をきちんと把握しておくことが大切です。

物件を探す 住まいの窓口に資金計画を相談する
住まいに関する資金計画の相談は「住まいの窓口」が便利

家を購入する際は住宅ローン以外にも、さまざまなことに目を向けておく必要があります。部屋の間取りやメンテナンスなど、住宅にまつわる悩みは多いでしょう。
LIFULL HOME’Sの「住まいの窓口」なら、アドバイザーが家を購入するときのポイントや資金計画などを中立的な立場でアドバイスしてくれます。家づくりの基本から学べるので、初めてマイホームを購入される人でも安心して利用できます。
家の購入で後悔をしないためには、事前にプランをよく練っておくことが大切です。住まいの窓口は何度でも無料で利用できるので、気軽に活用してみてください。
まとめ
- 住宅ローンを組むときは、返済負担率や返済期間、頭金の有無などを考慮する必要がある
- 住宅ローンシミュレーターを使えば、手軽に借入可能額を調べることができる
- 年収500万円程度なら、返済期間にもよるが3,000万円程度の住宅ローンを組める
- 新築物件、中古物件の両方をエリアも含めて幅広く検討していくことが大切だといえる
- 「住まいの窓口」なら家を買うときの相談をアドバイザーに何度でも無料でできる
物件を探す 住まいの窓口に資金計画を相談する
よくある質問
Q1:年収500万円の場合、毎月の住宅ローン返済額はいくらくらいが妥当ですか?
A1:一般的に、無理のない返済額の目安は「返済負担率(年収に占める年間返済額の割合)」で25%以内といわれています。年収500万円の場合、月々約10.4万円が目安です。 この金額を基準にご自身のライフプランに合った返済計画を立ててみましょう。
Q2:年収500万円だと、住宅ローンは総額でいくらまで借りられますか?
A2:返済期間にもよりますが、30年~35年ローンを組んだ場合、借入額の目安は約3,000万円です。 より具体的な金額を知りたい場合は、記事で紹介されている住宅ローンシミュレーターで簡単に試算できます。
Q3:家を買うとき、頭金は必ず用意しないといけませんか? 目安はありますか?
A3:頭金なしでも住宅ローンは組めます。しかし、頭金を用意すると借入額が減り、月々の返済負担を軽くできるのがメリットです。一般的には、物件価格の1~2割程度を頭金にするケースが多いです。
Q4:予算3,000万円で、どのような家が買えますか?
A4:予算3,000万円なら、新築・中古を問わずマイホームの購入を検討できます。新築の場合、都心部では選択肢が限られますが、郊外や地方にエリアを広げればファミリー向けの物件も見つかります。 中古なら、都心近郊でも条件を広げて探すことが可能です。
Q5:中古マンションも検討していますが、都内と郊外ではどのような違いがありますか?
A5:同じ3,000万円台の予算でも、エリアによって購入できる物件は大きく異なります。東京都内で探す場合、広さは40㎡程度が目安となり、3人以上で住むには少し手狭に感じるかもしれません。一方、埼玉県や千葉県などの郊外にエリアを広げると、より広く、築年数の新しい物件を見つけやすくなります。
Q6:住宅ローンは何年で返済するのが一般的ですか?
A6:住宅ローンの返済期間は、30年前後が平均的です。 多くの方が定年までの完済を目指して計画を立てます。ご自身の年齢やライフプランを考え、無理のない返済期間を設定することが大切です。
Q7:物件の価格以外に、購入時にかかる費用はありますか?
A7:はい、物件価格のほかに「諸費用」が必要です。諸費用には税金や手数料、保険料などが含まれ、目安として物件価格の3~9%程度かかります。 たとえば3,000万円の住宅を購入する場合、90万~270万円ほどの諸費用を準備しておくと安心です。
Q8:毎月のローン返済と、日々の生活費のバランスがとれるか心配です。
A8:マイホームの購入では、住宅ローンの返済だけでなく、管理費や固定資産税、将来の修繕費なども含めた長期的な資金計画が重要です。 記事で紹介されている「おうち予算シミュレーション」などを活用し、家計全体のバランスを確認してみましょう。
Q9:初めての家探しで、何から始めたらいいかわかりません。どこに相談すればいいですか?
A9:資金計画や物件探しの進め方など、家探しで悩んだら専門家に相談するのが安心です。記事で紹介されているLIFULL HOME’Sの「住まいの窓口」では、中立的な立場のアドバイザーが無料で相談に乗ってくれます。 家づくりの基本から教えてもらえるので、気軽に利用してみてはいかがでしょうか。
更新日: / 公開日:2020.06.02










