一年のうち一番電気代が高くなるのは8〜9月です。特にエアコンの稼働率が上がることによって、夏場の電気代は高くなる傾向にあります。今回はできるだけ電気代を節約したい人に向けて、今すぐできる電気代節約方法をご紹介します。またこれから引越しを予定している方に、マンションと一戸建ての電気代の違いなど、家のつくりによってどう変わるかについても解説します。
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電気代が高くなる家はどんな家?電気代の平均額
みなさんの家庭では、電気代は毎月いくらかかっていますか。総務省統計局が実施している家計調査では、一年で一番気温が高くなる8月から9月と、寒さが増す1月から2月にかけての電気代が比較的高い傾向が見られます。
1日の内、13時〜16時頃に気温が最も高くなるので、電気代を節約するためには、夏場の昼過ぎ以降の対策が重要となります。経済産業省の「夏季の節電メニュー」によると、夏の昼間(14時頃)の電気機器使用例は”エアコン”が58%、”冷蔵庫”が17%、”テレビ”が5%となっています。エアコン・冷蔵庫の使用方法が節電対策に重要ということが分かるでしょう。
出典:夏季の節電メニュー(ご家庭の皆様)2015年5月 経済産業省

電気代が抑えられるのはマンション!
これから引越しや新築購入を検討されている方は、エアコン効率が高い家かどうかを見極めることも重要です。まずマンションと一戸建てでは、マンションの方が電気代は安くなるケースが多いです。構造上の理由として、マンションは上下左右に人が住んでいるため、冷気や熱の逃げ道が少ないことがあげられます。一方、一戸建ての場合、窓も多く熱の逃げ場が多いため、冷暖房効率が下がるのです。マンションでも最上階の角部屋の場合、外気に触れる面積が増え、直射日光があたるため、高温となり夏場のエアコン費用は他の部屋に比べてかさむでしょう。
また、新築一戸建ての吹き抜けは、開放的で、家を広く見せることができ、憧れる要素ですが、実際住み始めると吹き抜けがあることで、エアコン効率が大幅に下がることが分かります。冷房をつけても一向に部屋全体が冷えてこないという事態になりかねません。同様にロフトもエアコン効率が悪いので、家を建てるときには注意してください。
物件選びと電気代節約方法を解説
一戸建てでもマンションでも現状の電気代を抑えるにはどうすればいいのでしょうか。まずは基本的なこととしてエアコンの設定温度を28度にすることです。環境省によれば、27度から28度に変更した場合、年間で30.2kWhの節電になり、約700円を節約することができます。
次に窓からの日差しを遮ることも重要です。家の向きにもよりますが、西日が入る家は特に対策してみてください。窓に遮光フィルムを貼ったり、すだれをかけたりすることも効果的です。また、日中外出をするときはカーテンを閉めておくと、熱の侵入を防げます。
出かけるときに注意したいのは、エアコンのこまめなオンオフです。これは節電とは逆効果になります。エアコンは設定温度まで下げるときに最も電気を使うからです。短時間の外出であれば、エアコンは付けたままにする方が効率的でしょう。他に、エアコン効率を高める方法として、フィルターの清掃も大切です。2週間に1度は行いましょう。シックハウスの原因となるカビの対策にもなるので、清潔な環境にもつながります。さらに、エアコンをつけるときには扇風機の併用がオススメです。下から上に回せば、足元にたまった冷気を顔のあたりにも届けることができます。

エアコンの温度設定で電気代が変わります
エアコンの機能には冷房と除湿があります。除湿にしたほうが電気代は安くなると思う人もいるかもしれません。ここで、知っておきたいことは除湿には弱冷防除湿と再熱除湿の2種類あるということです。弱冷房除湿は部屋を冷やしながら、湿気を取り除きます。一方、再熱除湿は室温を下げずに、除湿を行う機能で、電気代は冷房時より多くかかります。エアコンで電気代が最もかからない機能は、弱冷房除湿です。次に冷房、最も高いのが再熱除湿となります。機能の違いを知り、効果的に使用してください。
また、節電対策で見落としがちな要素が室外機です。室外機は部屋の中の熱を外に出す役割があります。そのため、室外機に直射日光があたると、熱を出す機能が低下し、多くの電気を消費してしまうのです。そこで、日陰に設置するか、できなければ間接的に日差しをカットするすだれをつけるなどの対策をとりましょう。
エアコンでできるだけの対策をしたら、次は冷蔵庫です。まずは設定温度。環境省によると、強から中にすれば、年間で61.7kWhの節電なり、年間約1,400円節約することができます。最近では冷蔵庫にエコモードが選べるタイプもあります。さらに食品を詰め込みすぎると、電気代が余計にかかってしまいます。食品を半分にした場合では、年間43.8kWh節電、約1,000円節約になります。
冷蔵庫を設置するときに確認すべきことですが、周囲を5〜10cmは空けてください。冷蔵庫の熱を外に逃がすためです。冷蔵庫の上にものを置く人も多いですが、できるだけ避けた方がいいでしょう。
その他、細かな電気代節約方法として、待機消費電力があります。年間の消費電力量の約6%を占めています。電源をオフにするだけではなく、プラグを抜くようにしましょう。いちいち抜くのは手間となってしまうので、スイッチ付きのコンセントやタップを使うことがオススメです。

西日を遮ることで室温を下げられます
物件を探す電気代節約はエコにもなる

電気を使いすぎないことで地球にもお財布にも優しい生活を
節電をすることのメリットは、電気代節約だけではありません。電気を使うのは夜が多いので、朝型の生活にすることで節約できます。朝型の生活で健康的な生活を送ることにもつながるでしょう。また、家族がそれぞれの部屋でエアコンを使わずに、一つの部屋に集まった方が効率的なので、一家団らんを促すことにもなります。
電気代を節約することは、自分の財布のためだけではなく、エコにもなるので、さまざまな人の役に立つことです。東日本大震災の直後は、電力不足に日本中が節電対策を行ったことで乗り切りました。省エネをすることで、CO2の排出量が少なくなれば、地球社会にも貢献できます。この夏、自分にも財布にも地球にも優しい節電対策をしてみてください。
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更新日: / 公開日:2017.07.24









