比較的温厚な性格で、その姿や愛くるしさから多くの人に愛される「大型犬」。
犬好きな人であれば、一度は飼ってみたいと思ったことがあるのではないでしょうか。しかし、大型犬はそのサイズによる特性からどこでも好きに飼えるわけではありません。
そこで今回は、現在オスのゴールデン・レトリーバーと暮らしている著者だからこそわかる、大型犬と快適に暮らすポイントについてお伝えします。
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大型犬種とその魅力

大きな姿とは裏腹に、ぴったりと飼い主に寄り添う姿。大型犬は比較的に温厚な性格で愛くるしいという魅力から、多くの人をとりこにしています。大型犬と一言でいっても、サイズには幅があり、犬種もさまざま。まずは、大型犬の犬種についてご紹介していきましょう。
大型犬にはどんな犬種があるの?
そもそも大型犬に分類される犬種はどのような種類なのでしょうか。
- ゴールデン・レトリーバー
- シベリアン・ハスキー
- ドーベルマン
- チャウ・チャウ
- ボルゾイ
- グレート・デーン
- バーニーズ・マウンテン・ドッグ
- スタンダード・プードル
- セント・バーナード
- アフガン・ハウンド
- ジャーマン・シェパード・ドッグ
- 秋田犬 など
ゴールデン・レトリーバーやドーベルマン、シベリアン・ハスキーなどは特に人気の犬種です。ドーベルマンは外見から気性の荒い犬と認識されていますが、実は非常に温厚な性格で人懐こい犬種でもあります。
大型犬種の魅力
犬の祖先はオオカミです。まずオオカミから分岐し、中国や日本などの東アジア系統と、それ以外の系統が分かれました。次にバセンジーに代表されるアフリカの系統、シベリア・アラスカ系、中東系がヨーロッパ系と分かれ、今に至るといわれています。
大型犬の魅力は、穏やかでやさしい性格です。小型犬は、自身の体の小ささから防御・威嚇のために攻撃的であることが少なくありません。大型犬は、自身の大きさを理解しているので余裕があり、無駄吠えが少ないのが特徴です。
また、大型犬は脳が大きいので非常に賢いです。人間の出すコマンドを理解し、活動できるので数多くの犬種が使役犬として活躍しています。
飼育しやすい大型犬の特徴
特に飼育しやすい大型犬は、性格が穏やかな犬種・無駄吠えが少ない犬種です。
秋田犬などは、飼い主には非常に従順ですが、他者への攻撃性が高い特性をもっています。そのため、しっかりとしたしつけが必要になるので、初めて犬を飼う人には難易度が高い犬種といえます。
一方、ゴールデン・レトリーバーなどは性格が穏やかなので、しつけがしやすい犬種です。トイレ作法を自然と身に着けてくれるほど賢いです。
犬種だけでなく、性別でも飼いやすさが変化します。基本的にメスに比べるとオスの飼育難易度は高いです。オスは狩りの本能が色濃く残っているので攻撃性が高く、コントロールするためにはしつけをしっかりと行う必要があります。
人間と同様に、犬によって性格はさまざまです。ゴールデン・レトリーバーでも攻撃的な性格の子もいれば、秋田犬でもおっとりとした性格の子もいます。
ペットショップではおとなしく見えても、実はやんちゃな子も多いです。犬は両親の性格に似ていることがほとんどなので、大型犬を迎え入れる際は、その子犬の両親の性格をよく知るブリーダーなどへ直接相談すると、安心できます。
大型犬と中型・小型犬の違い
中型犬・小型犬は1.5kgから約20kg前後。一方、大型犬は、約25kgから大きいと60kgを超える犬種もいます。単純にサイズが異なるだけのようなイメージを受けますが、その差は想像以上に大きいものです。
一般的な犬の寿命は、10〜15年前後。大型犬よりも小型犬のほうが長生きするといわれており、平均で12〜15年、犬種によっては13〜17年です。
大型犬の場合は、約10〜13年が目安。大型犬は体が大きいため、成犬になると体の負担も大きくなり、老化が加速するといわれています。
体格が大きいと、必要とする薬の投与量・医療費・エサ代・シャンプーカット代にいたるまで、数倍から数十倍の差が出ます。このように、寿命からお世話に必要なものまで、違う動物といえるほどの違いがあるのです。
大型犬の成犬サイズを子犬で見分ける方法
同じ大型犬の種類でも、成犬になったときのサイズは個体によって差があります。同じゴールデン・レトリーバーでも、20kgの子もいれば35kgを超える子もいます。
それでは、子犬の段階で成犬のサイズを見分けられるのでしょうか。
一般的に、犬は前足のサイズで大きさが分かるといわれています。前足がしっかりと太く大きい子は、将来的に大きな体格に育つ可能性が高いです。逆に大型犬でも前足が華奢で小さめの子は、そこまで大きくならない可能性があります。
体のサイズによって性格や特性が変わることはありませんが、とにかく大きい子が飼いたいという人は、前足の大きな子を家族に迎えてみましょう。ブリーダーから引き取る場合は、その子の両親のサイズを確認すると、成犬サイズがある程度予想できます。
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大型犬はマンションで飼育できる?
大型犬は、約25kgから60kgを超える犬までいます。体の大きさは、大型愛犬家にとって最大の魅力ですが、マンションでの飼育は可能なのでしょうか。
大型犬も飼育できるペット可物件

近年ペット可物件が増えてきましたが、大型犬の場合は注意が必要です。ペット可の物件だったとしても、小型犬または中型犬までなら可など、飼育できるサイズが決まっている場合があるからです。
ペット可物件を探すときには、飼育可能なサイズを不動産会社に必ず確認しておきましょう。担当者への確認だけで終わらせるのではなく、契約書の内容もよく確認しておくとトラブルを未然に防げます。
大型犬を飼育する場合、契約前に相談する必要があったり、敷金や退去費用が割増になったりするケースもあります。愛犬と快適にマンションで過ごすために、入念な事前確認をしておきましょう。
大型犬と快適に暮らすためのポイントや注意点
大型犬と暮らすには注意しなければいけないことが沢山あります。大型犬と快適に暮らすためのポイントや注意点を解説します。
犬がストレスなく「噛める」ようにする
大型犬は小型犬よりも口が大きく、歯も頑丈です。特に歯の生え変わりの時期や子犬の時期は、何でもかじってしまいます。わが家のバルコニーにあるテラスも、一部かじられてしまいました。
室内の家具や家電など、何でも口にしてしまうので、常に気を付けておく必要があります。対策として有効なのは、「何も置かないこと」です。家具をかじってしまうのは、「何かかじりたいけどかじるものがない」状態ともいえるので、大型犬の強い顎にも耐えられる、頑丈な噛むおもちゃを与えるのもおすすめです。
犬にとって噛むことは、顎のトレーニングであり、ストレスを解消するための行為でもあります。そのため、むやみやたらに噛むことを叱るのは、ストレスを与えて噛み癖がひどくなるので注意しましょう。
食費がかかることは覚悟する
大型犬は、とにかく食費がかかります。わが家では、月の食費は約2万円。おやつなどの副食費で大体約2.5~3万円の出費となっています。一日に食べる量を小型犬と比べると約10倍。病気になると特別なフードが必要となるので、さらに食費が高くなります。
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大型犬と暮らしやすい住まいとは
大型犬がリラックスできるバルコニーがある物件
大型犬と一緒に暮らすためには、バルコニーがある物件がおすすめです。
犬のトイレのニオイ問題で頭を悩ませない飼い主はいません。犬の排泄後に、すぐに処理をしてもニオイは残ります。特に大型犬の場合、換気をしてもなかなかニオイを解消できません。
バルコニーにトイレを設置し、しっかりとトイレトレーニングを行えば、室内で排泄することはなくなります。バルコニーは屋外なので、ニオイも残りません。大型犬の場合、排せつ物の量が多いため、ニオイも強くなりやすいです。トイレのときには必ず飼い主もバルコニーに付き添い、その場で処理を行いましょう。
排泄した後にすぐに処理をすれば、バルコニー自体が臭くなる心配も軽減されます。大切なのは、時間をおかずに排せつ物をすぐに処理することです。時間が経ってしまうとバルコニーにニオイが染みつき、屋内にニオイが入ってきたり、近隣住民に迷惑をかけてトラブルの原因になったりするので注意しましょう。
なかなか散歩に連れていけないときも、バルコニーで日光浴をさせてあげると、犬のストレス解消に役立ちます。涼しい日中にゆっくりとお昼寝させてあげられるバルコニーがある部屋も、おすすめです。
ペット用設備が整っている物件
ペット用設備が整っている物件は、大型犬を飼育する負担がぐっと軽くなります。例えばエントランスの横に、ペット用の足洗い場があると散歩の後のお手入れが簡単です。部屋に入るまでの間に足をきれいにできるので、玄関や廊下などを汚す心配がありません。
施設内にペットのシャンプー台やトリミング施設があると、お風呂場で犬を洗う必要がなくなり、家のお風呂を清潔に保てます。
専用のシャンプー設備があれば犬に負担をかけることなくシャンプーができるので安心です。ペットサロンでの大型犬のシャンプー代は小型犬に比べると非常に高いので、自分でシャンプーをしてあげられると節約にもつながります。
十分な運動スペースがとれる
また、大型犬には十分な運動スペースが必要です。中型犬・小型犬は室内の運動と軽い散歩で十分ですが、大型犬には不十分です。運動不足が続くと肥満や病気になりやすくなってしまうので、大型犬の健康には長距離の散歩としっかりとした運動が欠かせません。
しつけができる環境
大型犬には厳しいしつけが求められます。犬はじゃれているだけのつもりでも、大型犬が飛びかかったり服やリードなどを引っ張ったりするだけで、人間は怪我をすることがあります。「待て」「伏せ」「お座り」「口をあける」「吠えない」などのコマンドは、必ず覚えさせましょう。
犬用グッズを保管できる収納スペースの広い物件
大型犬のケージやお出かけ用のクレートは一つひとつが大きいため、広い収納スペースが必要です。ドッグフードも置き場が必要です。わが家のゴールデン・レトリーバーのフードは、ひと月で約15kg消費します。フードを保管するために、食品庫の一角が埋まっている状態です。
クレート・ケージを使用していないときは収納していますが、1.5畳ほどのスペースを占めています。クレートは車に乗せるとき、ケージは長時間のお留守番のときに使用しており、使用頻度の低いものを収納できるスペースがあって助かりました。大型犬と快適に暮らすためには、広い収納スペースがある物件が便利です。
大型犬のサークルを置ける広いリビングのある物件
大型犬のクレートやサークルには、大きなスペースが必要です。わが家のサークルの大きさは、高さ90cm×幅100cm×奥行180cmです。これは、愛犬の休憩スペースで、トイレや遊びのスペースは別にあります。
愛犬がのびのび暮らし、飼い主も快適に過ごすためには、リビングが広い部屋を選ぶとよいでしょう。リビングが狭いと自分たちの生活空間が圧迫されるだけでなく、愛犬にもストレスを与えます。
生活リズムが不規則な人の場合は、愛犬が落ち着いて夜に眠れるよう、リビングスペースを一部隔離できるお部屋がおすすめ。犬は人間のリズムに合わせて生活できる生き物ですが、寝不足や不規則な睡眠はストレスの原因になりかねません。
リビングの一角を仕切りやパーティションなどで区切ってあげるだけで、愛犬は落ち着けるでしょう。
大型犬と暮らす幸せなマンションライフ
大きな体と愛くるしい仕草で私たちをいやしてくれる大型犬。ペット可物件には、愛犬家仲間を増やし、ペットに対する理解を得られやすいというメリットがあります。
愛犬にとっても自身にとっても最適な物件で、幸せな大型犬とのマンションライフを送りましょう。
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