マンションで暮らしていると、ペットを飼うことをあきらめている方もいると思います。子どもの頃から犬好きだった私も、自宅マンションでは庭もなく、スペースが限られているので、犬と暮らすのは無理だと思っていました。

しかし、そのような考えをやめて大好きな犬とマンションで暮らす生活を選択。少しでもワンちゃんに快適に過ごしてもらうための工夫をして、トイプードルの男の子を迎えました。家族はみんな愛犬にメロメロ。想像をはるかに超える楽しい毎日を送っています。

この記事では、実際にトイプードルを飼育している筆者の体験を基に、トイプードルを飼育するために必要な準備、マンションで飼育する際の注意点について解説します。

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トイプードル

 

私はこれまでビーグル、ハスキーのミックス犬などを実家で飼っていましたが、当時は庭につくった犬用のハウスがあったので、室内で犬を飼った経験がありませんでした。

 

現在は都心のマンションで夫婦ふたり暮らし。犬を飼うなら小型犬を、そして数ある犬種の中でも、飼いやすいといわれているトイプードルと暮らすことにしました。

 

トイプードルのベルくんを迎えたのは約3年前。「会社帰りに偶然通りがかったペットショップで、トイプードルのかわいい子犬を見てきた」という、夫の意外な言葉がきっかけでした。

 

この頃から私も夫も「犬と暮らしたいモード」になり、その後1ヶ月ほど検討を重ねた結果、ブリーダーさんからトイプードルを譲り受けることになりました。

 

トイプードルとの暮らしはとても楽しいです。子犬の頃は文句なしにとにかくかわいい! 丸みのある頭、垂れた耳、クリッとした目。まるでぬいぐるみのようで見ているだけで飽きません。

 

現在3歳の成犬になったベルは、家族の一員としてすっかり溶け込んでいます。

 

飼い主が話す言葉の多くを理解し、物事を先読みしたり(そろそろ散歩に行けるかどうか?)、空気を読んだり(テレワーク中は静かにしている)、すぐれた理解力や洞察力には本当に感心してしまいます。

 

夜になって私が寝室へ行く時間になると、先回りして当然のようにベッドの上で横になって待っています。布団を温めてくれているのか、ただ一緒に寝たいだけなのか? 本当はハウスの中で寝てほしいのですが、いつの間にか私と一緒にベッドで眠るようになりました。

 

ベルを迎えてからは生活にリズムが生まれ、お散歩をしながら近所の人とごあいさつする機会も増えました。家事や仕事も頑張ろう! という気持ちにさせてくれます。

 

トイプードルは、初心者でも飼いやすいといわれている犬種のひとつです。

 

賢くてしつけやすい、温厚で陽気な性格、毛が抜けにくい、体臭もほとんどないという特徴から、マンション暮らしにおすすめの犬種といえます。抜け毛で掃除が大変ということはなく、アレルギーが気になるご家庭にも向いています。

 

トイプードルはやさしく穏やかな性格ですが、遊ぶのが大好きで活発なので、そこそこ運動量が必要です。毎日欠かさず30分〜1時間程度のお散歩に行っています。

 

家の中ばかりで過ごす運動不足になりがちな飼い主を、お散歩へ連れ出してくれるのですからありがたいですね。歩くことはとても健康的ですし、外の空気は気分までリフレッシュさせてくれます。ベルは良き相棒になってくれています。

 

トイプードルはとても賢いといわれています。わが家のベルも、トイレの場所を覚えるのに時間はかかりませんでした。子犬の頃はトイレの上で寝る!という驚きの光景を見ることもありましたが、あっという間にトイレを100%認識できるようになりました。

 

「お手」「おすわり」「伏せ」「ハイタッチ」「ゴロン」などは、すぐに覚えました。初めての「お手」を半日で覚えてくれたときは感動しました。飼い主まで楽しくなってしまうほどです。遊びながらどんどん新しいことを覚えてくれるので、うれしくて仕方ありませんでした。

 

少し時間がかかりましたが、ブラッシングやハミガキにも慣れました。トイプードルはスキンシップが大好きなので、お手入れをしながら絆がどんどん深くなるのを感じています。

 

外ではおとなしく座って待つこともできるようになりました。一緒にカフェやショップへお出掛けするのも楽しみのひとつです。

ケージ

 

続いて、マンションでトイプードルを飼う前に、準備をしておくことをまとめます。

 

トイプードルに限ったことではありませんが、室内で犬を飼うときに大切なのは、暑さや寒さの温度管理です。寒暖の差が激しい季節は、エアコンなどを使って常に室内を適温に保つようにしましょう。

 

特にトイプードルの毛はシングルコートといって被毛が一重なので、寒さに弱いといわれています。冬はペット用のヒーターを使うこともあります。

トイプードルをお迎えするときに用意したもの

 

わが家でトイプードルをお迎えするときに用意したものを紹介します。

用意したもの

  • ケージ(サークル)
  • フェンス(柵)
  • ベッド
  • トイレ
  • クレート
  • 食器・給水器
  • おもちゃ

まず、愛犬が安心して過ごせる空間をつくります。ケージ(サークル)は、人の目が行き届き、生活音が適度に届く場所がいいでしょう。大きな音がするテレビの真横や、直射日光が当たったり、すきま風が入ったりするような場所は避けたいところです。

 

安全対策にも気を配ります。犬はコード類や床に置いてある物に興味を示し、かじったり飲み込んだりしてしまうことがあります。フェンス(柵)を使って家の中でも安全を確保し、部屋の中の整理整頓は欠かせません。

 

クレートとは、ペットを入れて持ち運ぶことができるケースのことです。ハウス代わりにも、移動用にも使えます。災害時には愛犬と避難することになるかもしれません。いざという時のために日頃から慣らしておくといいですね。

タイルカーペット

 

マンション暮らしの場合、床がフローリングになっていることが多いと思います。わが家もフローリングです。

 

初めはあまり気にしていませんでしたが、トイプードルは走ったりジャンプしたりするのが大好きです。フローリングは滑りやすくて足腰に負担がかかってしまいます。床にも配慮が必要です。

 

わが家ではリビングにタイルカーペットを敷いています。これが大正解!犬の爪が引っかからないタイプのものを見つけて購入しました。タイルカーペットなので汚れたところだけ取り外して洗えるのは本当に便利で、足音の防音にもなり、とても助かっています。

 

カーペットを敷かず、フローリングの掃除のしやすさを生かすなら、ペット用のフロアコーティングがおすすめです。

 

いずれも、愛犬が足を滑らせることがなく、椎間板ヘルニアや脱臼、捻挫など、関節を痛めないように対策をしておきたいです。

 

トイプードルを迎えて最初にかかる費用としては、ハウス、トイレ、ケア用品の準備などがありますが、このほかに日常的にかかる費用があります。

◇健康管理

  • 混合ワクチン接種(年に1回)
  • 狂犬病予防接種(年に1回)
  • 犬の登録
  • フィラリア・ノミダニ予防薬(4月〜12月)
  • 去勢・避妊手術
  • ケガや病気の治療費

◇日常の暮らし

  • フード・おやつ
  • トイレシートなど
  • シャンプー・トリミング(定期的に)
  • 犬服

初めにかかる費用以外に、控えめに見積もっても年間20万〜30万円程度は必要になる計算です。病院にかかればもっと必要です。何があっても一生面倒を見る覚悟を持たなくてはいけません。

 

とりわけトイプードルは、定期的なシャンプーとトリミングが必要な犬種。トイプードルの被毛は季節ごとに生え変わることはなく、ひたすら伸び続けます。

 

カットしないまま放置すれば、毛が目に入ったり、細くカールした毛が絡まって毛玉になったり、汚れが付着して病気になったり、体温調節もできなくなってしまいます。

 

飼い主が毎日お手入れするのは当然のこと。場合によっては、飼い主よりも高いかもしれない美容院代(トリミング代)がかかることを頭に入れておいてください。

 

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トイプードル

 

マンションでペットを飼うときには、管理規約で定められているルールをしっかり守りましょう。

 

私が暮らしているマンションではペットの飼育可となっていていますが、細かな規定があります。成犬になってからの体高や体重、飼育できる頭数まで定められています。

 

エレベーターには抱っこして乗る、共用部での飲食やブラッシングは禁止など、ルールもあります。それ以外にも、ペットアレルギーや犬が苦手な方への配慮など、さまざまな気配りやマナーが必要になります。

 

愛犬がほえてしまうと「騒音問題」になりかねません。しつけも大切です。こういった観点ではトイプードルは比較的トラブルの少ない犬種ですが、ペット可の物件だからといって好き勝手に飼うことはできません。必ずマンションの規約を確認するようにしましょう。

 

ベルが初めてわが家に来たとき、慣れない環境で戸惑っていたのか一晩中大きな声で鳴き続けました。成犬になってからも、まったくほえないわけではありません。

 

マンションのご近所さんには、犬を飼い始めたことを伝えて、きちんとご挨拶をしておくといいでしょう。

 

マンション内の犬好きの方からは、話しかけてもらったり頭をなでてもらったりと、かわいがっていただけることもあります。

 

マンションでも飼いやすいトイプードルとの暮らしについて紹介しました。

  • トイプードルはマンションで飼いやすい賢い小型犬
  • 温厚で明るい性格で遊ぶのが大好き
  • 毛が抜けにくく体臭もほとんどない
  • 室内の環境を整えて快適に過ごせる工夫をしよう
  • トリミング代などの費用がかかることを覚悟しておこう

ベルはかけがえのない大切な家族です。いつでも明るく自然体で接してくれます。よき話し相手でもあり、そっと寄り添ってくれる親友でもあります。ベルのおかげで家族の会話も増えました。

 

大変なこともあるけれど、それ以上にステキなことがたくさんあります。人生を豊かにしてくれたトイプードルのベルくん、これからもたくさん愛情を注いでいきたいと思います。

 

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更新日: / 公開日:2022.05.13