家を買いたいと思っている方は、立地や間取りの他に「家の役割」をプラスして考えると、条件の整理がスムーズになります。ただ、家の役割と聞いても、あまりピンと来ませんよね。

家の役割とは「LIFULL HOME'S 住まいの窓口」専属アドバイザーである近野秀亮さん(以下、近野さん)が教えてくれた今後10年、20年先の未来もずっと快適に暮らせる家を見つけるためのヒント。

一度家を購入すると、手にした環境をそう簡単には動かすことはできません。だけど、子どもが大きくなって家を出た後、仕事が定年を迎えた後、時間とともに「家の役割」は絶えず変化します。

自分や家族の未来がどうなるのかは誰にもわかりませんが、事前に家の役割を理解したうえで家選びを行いましょう。そうすれば、後悔のない家選びの一助となり、立地や間取りといった一番悩ましい条件さえも決めやすくなります。

ここでは、家探し・家づくりの悩みについて、常にたくさんのお客様からの相談に答え続けている「住まいの窓口」アドバイザー直伝の「家の役割」についてご紹介します。
『住まいの窓口』とは?

今回お話を聞いた人

近野 秀亮

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職業:住まいの窓口専属アドバイザー
得意分野:新築戸建・中古戸建・中古マンション
ひとこと:これから住宅購入をご検討される方で、「何から始めていいかわからない」というお客様はぜひ私にお任せください。事例などを交えながら、未経験の方でもわかりやすいようにご説明させていただきます。悔いのない住まい探しを一緒に行いましょう!

ここでいう家の役割とは、家に備わった目的であり、家を持つことで得られる価値のことです。まずは大きく3つのポイントで見ていきます。

 

1:拠点
2:子育て
3:家族のコミュニケーション

 

ここからは、それぞれについて細かく見ていきましょう。

 

1. 拠点

 

 

家が持つ役割の一つ目は、拠点です。まさに生活の要となる重要な部分であるため、家選びの際にはよく検討しましょう。

 

【ポイント】
今勤めている会社までのアクセスだけを考えるのではなく、この先、オフィスの移転や勤務地の移動、転職をして職場が変わる可能性もあります。そういったケースも頭に入れて、都心全体へのアクセスの良さも考慮できるといいでしょう。

 

もしもの未来を考え出すと何も決められませんが、事前にこうした可能性があることを知っておくだけで、何かが起きたときに慌てなくて済みます。

 

また定年後は、会社に行く必要がなくなるので、純粋にそこに住み続けたいと思える地域としての魅力があるかどうかもひとつのポイントとなります。

 

近野さん「家を検討する際、家から勤務地まで電車で1時間以内という立地条件を選ぶ方が多いですね。また通勤に加え、夫婦どちらかの実家までの距離が近い場所であれば尚良いでしょう。もし将来的に売却の可能性も考えているのであれば、立地や環境にこだわった資産価値が高い家を購入するのも手ですね」

2. 子育て

 

 

家が担う2つ目の役割は、“子どもを育てる”ということです。子どもがいる場合は、子育てに適している場所かという観点からも考えることができます。

 

【ポイント】
子ども部屋の数や間取りといった家の中の条件に加えて、通わせたい学校がある場合は通学区域からエリアを決めていくのが一般的です。

 

ただ、保育所に空きがあるから、ここの学校に通わせたいからと目の前の目的だけで家を決めてしまうには注意が必要です。環境は変化するので、目星をつけた学校のレベルが5年後、10年後も同じという保証はありません。

 

また、子どもが成長して学校を卒業した後も、家は残り続けます。子どもが家を出て、夫婦2人だけになったときにも気持ちよく暮らしていけるイメージも同時に描いておきましょう。

 

<チェック箇所>
■家の中
・子ども部屋の数
・子ども部屋の配置

 

■家の外
・保育園事情
・通学区域
・受験できる学校の選択肢
・塾の選択肢
・家から学校までの距離
・駅やバスなどの交通利便
・地域の治安
・地域の子育てに関する理解

 

近野さん「今は、まだ子どもが小さくて家を買うけど、子どもが大きくなって家を出て、夫婦2人になったら家を売って、新しく家を買いなおすという方も増えています。また将来的にリフォームや改築・増築がしやすいようにと、初めから間取りなども意識して選ばれる方も多いですよ」

3. 家族のコミュニケーション

 

 

家が担う3つ目の役割は、家族のコミュニケーションの場であることです。居心地がよく、自然と家族みんなが集まり、顔を合わせられる家が理想的です。

 

【ポイント】
家族が集まる空間はゆったりとしたつくりにして、日当たりや風通しにも気を配るとより気持ち良く過ごせるため、家族団らんの時間が増えるでしょう。

 

間取りも細かく壁で仕切ってしまわず、オープンなつくりにするとコミュニケーションがとりやすいです。ただ、子どもが小さいうちは良いのですが、成長とともにプライバシーの面で不満が出てくる可能性があります。

 

リビングにソファやこたつといったリラックスできる家具を配置するなど、無理をしない範囲で家族が過ごしやすい環境を整えましょう。

 

近野さん「子どもが大きくなると、学校や部活、習い事などが増え、家族みんなで顔を合わせる機会がなくなるのではと心配される方も多いです。また、反抗期をむかえて会話が減ることを見据えて、子ども部屋をリビングを必ず通らなければいけない場所に設ける方もいます。そうすれば自然と顔を合わせられ、お互いの距離感も遠くならず、会話のきっかけにもなりますしね」

一昔前とは違って、何百年にもわたり、同じ家に何世代もの人間が代々住み続けていくという生活スタイルは減ってきています。

 

ただ、時代は変わっても、本質的な家の役割に変わりはありません。仕事をして、子どもを育てて、一家団らんの場所となる大切な場所。

 

家の購入については色んな条件を検討し、悩むことも多いと思います。しかし、家の役割を分かったうえで探してみると、案外すんなりと理想の家が見えてくるかもしれません。

 

もし、お悩みの方は、無料で相談できる「住まいの窓口」を活用してみてはいかがでしょうか。知識も経験も豊富なアドバイザーが、どんな小さな疑問にでも全力でサポートしてくれますよ。

 

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更新日: / 公開日:2018.08.02