便利な都心とのびのびした郊外、どちらに暮らしたいと思いますか? 住む場所によって生活スタイルは大きく違ってきます。都心ほど地価や家賃が高く、郊外に行くほど安くなるというイメージが大きいですが、そのほかにも暮らしに影響する特徴があります。都心と郊外、それぞれの住まいのメリット・デメリットを知っておきましょう。

まず前提となるのが、一人暮らし・子どもがいる世帯・二世帯同居など、家族構成やライフステージによって住まいの場所を選ぶ基準は異なってくるということ。例えば、一人暮らしであれば通勤先をメインの基準として住まいを選ぶことができます。一方、同居家族がいる場合は世帯主だけではなく、家族それぞれの通勤先・通学先などを考え、バランスの良い場所を選ぶ必要があるでしょう。

 

家族の場合はそれぞれの生活スタイルを考えて決めましょう

家族の場合はそれぞれの生活スタイルを考えて決めましょう

 

都心 郊外
住まいの特徴
・コンパクトな間取りが多い傾向がある
・集合住宅の割合が高く、庭付き一戸建ては少ない
・車を持っている場合は、住まいのほかに駐車場を借りる必要がある
・広さに余裕があるファミリー向けの物件が多い
・広い庭付き一戸建ても多く流通している
・郊外に行くほど、駐車場付き物件が多い
交通の特徴
・交通網が発達しており車なしでも生活しやすく、複数の駅が利用可能なエリアも多い
・オフィス街に近く通勤時間を短縮できる
・駅から近いエリア以外では、毎日の暮らしに車が必要
・通勤時間が長い。電車やバスなど公共交通機関の選択肢が少ない
商業施設の特徴
・スーパーや飲食店の選択肢が多く、価値観や生活スタイルに合わせて選ぶことができる
・駅前のほか、郊外型ショッピングモールに店舗が集積している
災害や治安面の特徴
・埋立地だったり、東京湾に近いエリアが多いため、津波や洪水による浸水や、地震による液状化のリスクが比較的高い
・幹線道路や繁華街に近く、騒音が発生しやすいエリアが多い
・治安が良く閑静な住宅街が多い
・災害時、計画停電の対象になりやすい
教育環境の特徴
・私立学校も多く、文教地区と呼ばれる教育施設が充実したエリアも多い
・美術館や博物館などの文化施設が充実している
・保育所を利用できない“待機児童”が多い(※1)
・新興住宅街(ニュータウン)は子育て世代の入居が多いため、近い年齢の子どもが集まりやすい
・近隣に自然が多く、のびのびとした子育てができる
・私立学校が少なめで、小・中学校は公立に進学する子どもが多い
経済性の特徴
・家賃が高く、駅からの距離が大きく影響する
・都心ほど物件価格は高額になるが、中古住宅の資産価値の目減りが少ない傾向がある(持ち家の場合)
・都心に比べて家賃が安く、同じ価格で広い家に住める
・毎年の固定資産税が抑えめ(持ち家の場合)
・物件価格が安いため、無理なくローンを支払える

 

都心と郊外の特徴をご紹介しましたが、住まいの立地条件は都心だから・郊外だからと単純に考えられない部分もあります。都心でも近隣に商業施設が少ないエリア、郊外でも利便性の高いエリアなどがあるからです。周辺環境をよくリサーチして、生活スタイルと照らし合わせながら総合的に考えましょう。

 

自分にとってどのような環境だったら住みやすいかを考えるといいでしょう

自分にとってどのような環境だったら住みやすいかを考えるといいでしょう

通勤時間はドア・トゥ・ドアで考える

駅から駅までの所要時間だけでなく、自宅の玄関を出てから通勤先に到着するまでの合計時間を考えましょう。また、ラッシュ時の電車の混雑度はチェックしておきたいポイント。通勤時間が長くても、始発駅からであれば座れる可能性は高くなります。

毎日の暮らしに欠かせない生活利便性

生活に欠かせない商業施設をチェックしましょう。駅から離れていても、近隣にショッピングモールなどがあれば毎日の買い物には困りません。医療施設が入居しているモールもあります。

 

これまで紹介した都心と郊外の特徴を踏まえて、それぞれの暮らしがおすすめな人のタイプをまとめました。住まい選びの参考にしてください。

 

都心の住まいがおすすめなタイプ

  • 勤務時間を短縮して効率よく暮らしたい
  • 利便性が高いエリアでコンパクトな暮らしをしたい
  • 文化施設が充実した環境で子育てしたい
  • 資産価値の落ちにくい物件を購入したい(持ち家の場合)

都心は利便性が高いです

都心は利便性が高いです

 

郊外の住まいがおすすめなタイプ

  • ゆったりとした広い家で暮らしたい
  • 緑が多くのびのびとした環境で子育てしたい
  • 自宅の庭でガーデニングを楽しみたい
  • 住宅ローンやランニングコストを無理なく支払いたい(持ち家の場合)
まとめ
・住まい選びの基準は家族構成や生活スタイルによって変化する
・都心は地価や家賃が高く、交通網や商業施設が充実している
・郊外は地価や家賃が安く、緑の多い環境でのびのびと暮らせる
・都心か郊外かだけではなく、物件の周辺環境をしっかりリサーチしよう

 

自然や広々した空間が好きな人にとってはよりよい住環境となるのではないでしょうか

自然や広々した空間が好きな人にとってはよりよい住環境となるのではないでしょうか

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