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暮らしの記憶がしみ込んだ昔の家をリノベーションするお店が増えています。
今回訪れた「なんてんcafe」も、そんな日本家屋の良さと現代の建築技術が融合した古民家カフェ。家づくりのプロ、大工が手掛けた昔の家で、おなかと心を満たす1dayトリップに出かけてきました。

 

なんてんcafeがあるのは、池袋から地下鉄有楽町線で1駅の要町。駅から1分ほどの場所には庶民的な住宅街が広がり、戦後すぐに建てられたというこの古民家も、ゆったりとした街の風景に溶け込んでいます。

 

築約70年の古民家をリノベーションしたカフェを営むのは、木の家づくりを得意とする建築事務所「鯰組(なまずぐみ)」。当初はオフィス兼、ショールームとしてスタートしたそうですが、訪れたお客さんにお茶を出すようになったのをきっかけに、2階は建築事務所、1階はカフェという古民家カフェに衣替えしたんだそう。

 

入り口には店名の由来にもなった、まあるい赤い実をつけた南天の木が植えられています。

 

なんてんcafe

なんてんcafe

 

建築事務所「鯰組」

建築事務所「鯰組」

 

入口にある南天の木

入口にある南天の木

 

これはカフェで提供するごはんを炊く羽釜。
午前中なら、外からしゅんしゅんと湯気が立ち上る姿が見られます

これはカフェで提供するごはんを炊く羽釜。 午前中なら、外からしゅんしゅんと湯気が立ち上る姿が見られます

暖簾をくぐって引き戸を開けると、足元には神社の参道を彷彿とさせる玉砂利と石畳が敷き詰められています。
入り口を入って、向かって左側がカウンター、奥には靴を脱いでくつろげる畳敷きの座敷が二間続いています。
よく見ると床からテーブルまでフローリングがつながっています。さすがは建築事務所が営むカフェ。大工の手仕事が光ってる!

 

座敷の欄間や床の間は、建てられた当時(約70年前)のもの。時を経た建具からは、歴史を重ねたものだけが持つ年輪と風格が漂っています。

 

足元の玉砂利と石畳

足元の玉砂利と石畳

 

お座敷

お座敷

 

床からテーブルまでつながるフローリング

床からテーブルまでつながるフローリング

 

欄間

欄間

 

床の間

床の間

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鯰組がこの古民家に事務所を構えようと思ったのは、「この古い建具や古材に魅力を感じたから」と鯰組の代表、岸本さん。

 

「以前は水道橋の雑居ビルに事務所を構えていたんです。そこはアクセスも良くて仕事はしやすかったんですけれど、ビルの一室ではアイデアも人との交流も生まれないなと。それで人が集まる場所にオフィスを持ちたいなと思い始めた矢先、縁あってこの古民家を改修する話が出て…」。

 

部屋の中を見てみたら、床の間のデザインが面白かったり、使われている木材の素材が良かったり、ただの民家ではないと感じたそう。それで新しい事務所として使うことに決め、鯰組の大工数人でリノベーション。今ではカフェダイニングとして地域に根付くようになったと言います。

 

「鯰組が大切にしているのは、“建物から暮らしを考える”。中でも「食」は暮らしの中で大きな位置を占める部分です。なんてんcafeを通して豊かな暮らしとは何か? どうやったら面白く暮らしてゆけるか? そんな思いをこの古民家から発信してゆければといつも考えているんです」。

 

※2014年02月12日の情報です。最新の情報は訪れる前にご確認ください。

 

>>大工が営む古民家リノベーションカフェで、おいしいごはんを食べる休日-2

 

古い建具と古材

古い建具と古材

 

古い建具と古材

古い建具と古材

 

古い建具と古材

古い建具と古材

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更新日: / 公開日:2014.02.12