いろいろな調査で「憧れの街ランキング」「住んでみてよかった街ランキング」「人気の住みたい駅ベスト10」などがあります。さて、こうしたデータはどこまで信用できるのでしょうか?
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憧れの街は、誰が何で憧れている街なのか?
さまざまな調査で「憧れの街」の「ランキング」があります。東京なら吉祥寺や武蔵小杉、自由が丘や田園調布。神奈川なら横浜や鎌倉。埼玉なら浦和、千葉なら市川などでしょうか? 例えば「ドラマで舞台になっていたから」憧れる、といったケースが多いようです。
しかし、もちろん実際に住むとドラマとは違った場面も多々あります。観光をするわけではなく住むわけですから、ゴミ出しのルールの違いや駅の混雑なども街により異なりますし、人情や風紀はドラマなどとは違います。憧れの街ランキングのようなものは、「誰が何に」憧れてのランキングなのか、調査を冷静に見ておきましょう。
また「住みたい街」のランキングは、住んでいない人の投票です。「有名な名前」「ブランド」というイメージが先行します。自分がアンケート用紙をもらったら・・・そう、それほど意味なく、知っている名前を書いてしまうかもしれませんね。

憧れの街
住み比べてみたひとは、なかなかいないもの
次に「住んでみた人の投票」のランキング。こちらの順位も、あまり踊らされないようにしましょう。
たとえば、これが「人気の宿」とか「人気のグルメ」であれば構いません。なぜならAとBという旅館の違いを実際に比較してみたり、AとBのレストランの味を比較したりした話も多いわけですから、ふーん、とそれなりに参考にはなるものです。
ところが住まいの場合はそうはいきません。なぜなら、「住み比べてみた」という人がなかなかいないのです。こうした調査は、「住んだ人が、主観で、点数評価をしている」ため、Aの街とBの街の評価をしている人は、まったくの別人なのです。双方住んで比較したわけではありません。こうした曖昧なデータの順位は、さほど気にすることはないのです。
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むしろ、知りたい「ワーストランキング」は、わからない
このようなデータも「住みたくない街」「住んでみて最悪だった街」というランキングならば、意味があります。さきほどの旅館やグルメの例なら、「温泉がぬるくて、ひどい宿だった」「まずくてサービスの悪いレストランだった」というランキングなら、相対比較でなくても意味があります。つまりベストランキングよりワーストランキングにこそ、情報があります。
ところが、こうした調査ではワーストランキングは公表されません。なぜでしょう? 風評被害につながるためなのです。調査した会社も、その地域のお客様を意識して、「ここは、ひどい」というデータは出しにくいものなのです。
このことから、「憧れの街ランキング」「住みたい街ランキング」「住んでみてよかったランキング」などの順位には、あまり意味がないことがわかります。例えば、1位と5位は調査データの客観性を考えると大した差はないのです。しかし上位のほうであることには、それなりに意味があります。「ワーストランキングにいない」ということになるからです。人気の街は資産価値も落ちにくい、といえます。順位よりも上位に入っていればイメージがよいと、冷静に判断しましょう。
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更新日: / 公開日:2013.06.27









