地震や台風、豪雨などの災害に遭わないのが一番ですが、通勤や通学の途中、あるいは観光で遠く離れた場所を訪れたときに、災害に見舞われる可能性もあります。どこの街が災害に強そうなイメージを持たれているのでしょうか。

そこで今回は、近畿圏(大阪府、兵庫県、京都府)で、「災害に強そうな街」について聞いてみました。ランキング形式で1位~5位までの街について、選ばれた理由や街の特徴とともにみていきましょう。

大阪駅とグランフロント大阪

選んだ理由

  • 「大阪の顔の駅なので 災害対策は万全だと思います」(48歳女性)

  • 「大阪周辺で一番発展しており、地下街なども充実しているので災害対策が一番充実していると思うから」(37歳男性)

  • 「各鉄道が駅舎の改装を行って耐震性などが増した。近隣のビルも同じようになっているので」(46歳男性)

  • 「最新の建築物が立ち並んでいる」(59歳男性)

  • 「直近で再開発しており、震災時には避難場所として利用できる。駅に併設されているホテル、デパート等々あり、災害時に対応可能な駅施設だと思います」(64歳男性)

1位にランクインしたのは大阪です。2011年に改良工事によって、大きなドーム屋根を持つ橋上駅舎が誕生。ノースゲートビルディングやアクティ大阪がリニューアルし、サウスゲートビルディングとして開業しました。

 

また、2013年にはグランフロント大阪が開業するなど、駅周辺の再開発が進められています。

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京都駅

選んだ理由

  • 「京都駅は京都の玄関口であり、定期的に防災訓練を実施しているのを見たから」(52歳男性)

  • 「動線がすっきりしていて、避難がしやすい。また、嵐のときなどの緊急時に、駅ロビーに避難でき、天気の回復状況を見ながら、予定を立てることができる。その間、駅構内で食事ができる」(69歳女性)

  • 「内陸部にあり、特に大きな河川もない。昔から都があった理由は災害が少ないためだからと思うから」(72歳男性)

2位に選ばれたのは京都です。京都駅では、災害時に観光客を含めた駅利用者が駅構内にとどまることを想定し、安全の確保を図るとともに、速やかな情報提供を行うため、防災訓練を実施しています。

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大阪市北区梅田

選んだ理由

  • 「海や山が迫っている訳でなく地盤もしっかりしているように思う」(54歳男性)

  • 「阪神百貨店も建替えしているし、駅前の再開発がされているので その分安心」(61歳男性)

  • 「大阪の中心にあり、備えは万全を期している感がある」(66歳男性)

3位には梅田がランクインしました。大阪メトロの梅田や、2019年に改称した阪急電鉄や阪神電鉄の大阪梅田は、JR大阪駅やさまざまな商業施設と地下街でつながる、 大阪の街の要となるエリア。

 

阪神百貨店梅田本店は2018年に第一期棟がオープンし、一体開発される大阪梅田ツインタワーズ・サウスは2022年に全体開業する予定です。

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三ノ宮駅前

選んだ理由

  • 「阪神・淡路大震災から復興したから」(42歳女性)

  • 「阪神・淡路大震災後の復興計画で区画整理が進んでいる」(57歳男性)

  • 「阪神・淡路大震災でかなりのビルなどが倒壊したが、その後、震災に強いビルに建替えたと思うので」(59歳男性)

  • 「阪神・淡路大震災の教訓が生かされてそう」(51歳女性)

  • 「阪神・淡路大震災の経験から、災害対策には力を入れていると思う」(57歳女性)

4位に選ばれたのは三ノ宮です。JRや阪神、阪急、ポートライナーと2つの地下鉄の駅の合計6つの駅があり、周辺には多くの商業施設が立地しています。

 

阪神淡路大震災では三ノ宮も甚大な被害を受けましたが、復興を遂げています。

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姫路駅

選んだ理由

  • 「新しくなったので耐久性や防災設備がありそう」(34歳女性)

  • 「新しい駅に生まれ変わったので、最新の設備が整っていると思う。いろいろな国からの観光客も多く、世界遺産を有する街として、災害対策には力を入れていそう」(41歳女性)

  • 「平地で道幅が広い。避難場所も豊富そう」(58歳男性)

5位にランクインしたのは姫路です。多くの観光客が訪れる姫路城の最寄り駅です。 「JR姫路駅総合開発プロジェクト」が進められ、駅舎は2008年にリニューアルしました。

 

また、旧駅ビルを解体して北口駅前広場が整備され、2013年新駅ビルのpiole HIMEJIが開業しています。

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6位神戸(兵庫県)81点
7位天王寺(大阪府)80点
8位難波(大阪府)73点
9位新大阪(大阪府)70点
10位西宮北口(兵庫県)67点
11位大阪上本町(大阪府)61点
12位豊中(大阪府)41点
12位明石(兵庫県)41点
14位枚方市(大阪府)40点
15位千里中央(大阪府)39点
16位新神戸(兵庫県)36点
16位西神中央(兵庫県)36点
18位高槻(大阪府)33点
19位尼崎(兵庫県/JR東海道・山陽本線など)32点
20位伊丹(兵庫県)31点

「災害に強そうな街」はビジネスや観光の拠点となり、災害対策が重視されていると考えられる街や、再開発が進められ、新しいビルが林立している街を中心にランクインする結果となりました。

調査実施期間

2019年11月29日 ~ 2019年12月3日

 

調査対象者

18 ~ 74歳男女

大阪府、兵庫県、京都府の居住者を対象とした

 

調査方法

インターネット調査

 

有効回答者数

3,842人

 

集計方法

実際の都県×性×年代の人口構成比に合わせ、回収数にウェイトバックを実施

「街(駅)」の回答は、入力した文字から合致する候補を提示し、その中から1つを選ぶ選択式設問形式

 

調査主体

株式会社LIFULL

 

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