住まいには、新築マンション、中古マンション、新築一戸建て、中古一戸建てと様々な種類があります。

実際に物件やモデルルームを見に行く場合には、事前にインターネットなどを通じて、どのタイプの物件がいいかを選んでおく必要があります。

その中で、初期に悩みがちなのが、新築住宅か中古住宅かという視点です。
中古住宅を購入した人は、新築住宅を視野に入れていなかったのでしょうか。

そこで今回、中古住宅に焦点を絞った調査を実施し、最終的に中古一戸建てもしくは中古マンションを購入した500人を対象に、中古住宅の購入に至るまでの探し方について教えてもらいました。

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中古住宅を購入した先輩は、当初から中古住宅を買うと決めて探したのでしょうか。それとも中古住宅、新築住宅こだわりなく、気に入った物件を見つけたのでしょうか。

 

答えとして最も多かったのは「新築も中古もこだわらず、両方で探していた」(51.6%)で、過半数を占めました。次いで多かったのは「最初から、中古住宅だけを探していた」(42.6%)です。

 

一方、答えとして少なかったのは「最初は、新築住宅だけを探していた」(5.8%)で、当初新築を希望していた人は少数派であることがわかりました。

 

ただし、中古一戸建てと中古マンションの購入者で違いが見られます。

 

中古マンションの方が中古一戸建て購入者に比べて、「最初から、中古住宅だけを探していた」という人の割合が多く、マンション購入者の方が中古に対する意思を明確に持っている傾向があるようです。

 

最初はどのような住宅を探していたか

(中古住宅購入者500人)【単一回答】

最初は、新築住宅だけを探していた5.8%
新築も中古もこだわらず、両方で探していた51.6%
最初から、中古住宅だけを探していた42.6%

 

結果として中古住宅を選択したことについて、購入者した人たちはどのように捉えているのでしょうか。

 

以下の3つの選択肢から、最も考えに近いものを選んでもらいました。

 

  1. 「中古住宅で良かった」
  2. 「物件が気に入ったので、中古でも新築でも関係なかった」
  3. 「本当は新築住宅が良かったが、様々な理由で中古住宅になった」

 

物件が気に入ったので、中古でも新築でも関係なかった」という人が46.2%で最も多い結果となりました。

 

大切なのは新築か中古かではなく、その物件自体を気にいるかどうかにあることがわかります。

 

今の住まいを購入した時の気持ち

(中古住宅購入者500人)【単一回答】

中古住宅で良かった36.2%
物件が気に入ったので、中古でも新築でも関係なかった46.2%
本当は新築住宅が良かったが、さまざまな理由で中古住宅になった17.6%
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中古・新築の両方を視野に入れるとなると、当然選択肢も広がります。もっと希望に近い物件があるのではないかと、延々と探し続けてしまう人もいるかもしれません。

 

住宅購入の先輩たちは、最終的にはどの程度の期間探し、何件くらいの物件を見て決めたのでしょうか。ひとつの区切りの目安として、参考にしてください。

 

まず、住まいを買おうと思ってから購入を決めるまでにかかった期間は、以下のように分かれました。

 

住まいを買おうと思ってから購入を決めるまでにかかった期間

(中古住宅購入者500人)【単一回答】

1ヶ月未満13.2%
1ヶ月~2ヶ月未満18.4%
2ヶ月~3ヶ月未満20.6%
3ヶ月~半年未満21.8%
半年~1年未満14.8%
1年以上11.2%

ただし細かく見てくと、「5年以上」と長期に及んだ人も2.8%います。

 

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続いて、物件やモデルルームを見学した件数を見てみます。

 

たくさんの物件を見たという人よりも、3件以下で決めたという人が43.8%で最も多い結果となりました。20件以上見た人となると、その数は一気に少なくなります。

 

物件やモデルルームを見学した件数(新築、中古いずれも含む)

(中古住宅購入者500人)【単一回答】

3件以下43.8%
4~6件28.2%
7~9件7.8%
10件~19件16.0%
20件以上4.2%

 

条件に合う物件にどのタイミングで出会えるかによりますが、見学時におけるひとつの指標となるでしょう。

 

物件の見学は楽しいものですが、件数が増えると記憶は曖昧になりがちです。違う物件の情報が混ざったり、特定の部分だけが記憶に残り、全体像が思い出せなかったりしてしまいます。

 

そうなると、あとから客観的に評価することが難しくなり、引越しをする際に解決したかった問題を見落としてしまうことも考えられます。

 

そこでおすすめなのが、見学をする前に確認したいポイントや優先順位を整理しておくことです。

 

確認したいポイントの例・駅からの徒歩分数
・通勤、通学の利便性
・生活利便性
・夜に歩いてみた時の印象
・共有部分の管理
・駐車場や駐輪場の空き台数
・隣人や上下階にはどのような人が住んでいるのか
・大規模修繕のタイミング
・リフォームの必要性がどこにあるか

大切なのは、実際に暮らしがスタートした時、自分や家族がどう感じるかです。中古住宅を最初から対象外としてしまうのは、もったいないことなのかもしれません。

 

中古住宅を購入した先輩たちの中で最も多かったのは「新築か中古か、特にこだわりなく探している人」でした。自分が望む暮らしを叶えるためにも、中古住宅を選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。

 

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【調査実施期間】
2018年6月25日~6月28日
【調査対象者】
過去5年以内に購入した中古住宅に現在住んでおり、購入の際の検討に何らかの関与をした人で、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県在住者を対象とした
【調査方法】
インターネット調査
【有効回答数】
500サンプル

 

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更新日: / 公開日:2018.10.18