【ホームズ】通勤に1時間以上かかる人に聞いた、郊外に家を買って良かったこと、想像と違ったこと

住みたい街の選び方として、通勤時間を重視する人は多いでしょう。職住近接という言葉もあるように、近ければ近いほどいいと考える人もたくさんいます。ですが、往々にして職場が交通利便性のいい場所にあれば、当然その近隣の物件や土地価格は高くなりがちです。通勤時間以外にも、住まい選びには検討すべき点がたくさんあります。中には、通勤時間を多少我慢し、他のメリットを優先した人もいるのです。

今回は、そんな通勤に1時間以上かかる場所に家を買い、東京23区にある職場へ通っている人に、「良かったこと」と「想像と違ったこと」を聞いてみました。
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通勤に1時間以上かかる場所に家を買っている人に調査してみた
住んでみて実感した！良かったこと10位まで
住む前に想像していたことと、違っていたこととは
結果的に8割が満足
通勤時間だけでなく、通勤の快適さから探してみよう
調査概要

通勤に1時間以上かかる場所に家を買っている人に調査してみた

そこで、以下の4つの条件に合致した人を対象に調査を行いました。
・ご自身または配偶者が購入した家に住んでいる
・自宅から1時間以上かけて通勤している
・東京23区に職場がある
・自宅は、東京23区以外にある
※なお、この記事においては、便宜上、回答者がお住まいの場所を“郊外”と定義しています。

まず回答者の特徴から見ていきましょう。

■通勤にかかる時間？
自宅から勤務先までかかる時間は以下。2時間以上は少数派でした。

「1時間以上1時間30分未満」77.3％
「1時間30分以上2時間未満」20.0％
「2時間以上」2.7％

■どんな家に住んでいるの？
続いて、回答者が住んでいる家のタイプを見ていきます。

「新築一戸建て（建売住宅）」32.7％
「新築マンション」27.7％
「注文住宅」23.3％
「中古マンション」9.3％
「中古一戸建て」7.0％

住んでみて実感した！良かったこと10位まで

郊外に住むと、どのようなことがメリットとなるのでしょうか。実際に住んでみて良かったことを聞きました。上位10位までをご紹介します。

1位「静かである」39.7％
「自然が多く緑に囲まれており、静かな環境が保たれている」

2位「自然が豊かである」33.7％
「自然豊かで落ち着いて生活できる」

3位「治安が良い」32.3％
「環境、治安が良く、安心して子育てができる」

4位「買い物が便利である」31.7％
「買い物も便利で、学校や病院も近く、物価も安いので住みやすい」

5位「土地勘がある」28.3％
「出生地で土地勘もあり、夫婦ともに実家が近く安心して暮らせている」

お住まいのエリアについて良かったと思うこと　上位10位まで

1位	静かである	39.7%
2位	自然が豊かである	33.7%
3位	治安が良い	32.3%
4位	買い物が便利である	31.7%
5位	土地勘がある	28.3%
6位	子育て環境が良い	24.0%
7位	座って通勤できる	20.7%
8位	公共交通機関が充実している	19.7%
9位	自分が通勤しやすい	17.3%
10位	子育て中のファミリーが多い	15.3%
10位	住まいを安く購入できた	15.3%

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住む前に想像していたことと、違っていたこととは

郊外に住んで良かったところをご紹介しましたが、メリットばかりではないはず、と思う人もいるでしょう。そこで次に、住む前に想像していたよりも大変だったということを聞いてみました。

上位3位までには交通利便性に関する項目が挙がりました。通勤についてはある程度、覚悟していたことと思いますが、それでも「通勤が予想していたよりも苦痛だ」と感じる人が14.0％いました。およそ7人に1人がそう感じているということになります。

想像と違った・想像より大変だったこと　上位10位まで

1位	通勤が予想していたより苦痛だ	14.0%
2位	車がなければ外出しにくい	13.3%
3位	帰宅時の最終電車・バスの時間が早い	11.3%
4位	自宅の近くに買い物ができる場所が少ない	10.3%
4位	街灯が少ない	10.3%
6位	娯楽施設が少ない	8.7%
7位	交通手段が少なくて不便だ	7.0%
8位	買い物などで休日に都心に出かけるのが大変だ	6.0%
9位	自宅の近くに病院や医療機関が少ない	4.3%
10位	人通りが少ない	3.3%

とはいえ、「『想像と違った』『想像より大変だった』と思うことはない」と答えた人も46.0％と半数近く。住む前と後でギャップが発生しないよう、実際に通勤時間帯に電車に乗ってみたりして毎日通えるかどうか検討してみるといいでしょう。

また企業によっては、在宅勤務（リモートワーク）を許可している例もあります。条件や回数などの制限は各社によって異なりますが、お勤め先の条件についても確認してみましょう。

結果的に8割が満足

結局のところ、郊外で住まいを購入し、1時間以上かけて東京23区に通勤している人は、現在お住まいのエリアについてどう感じているのでしょうか。エリアに対する満足度を尋ねた結果、「とても満足している」「満足している」をあわせた満足している人は80.3％と、多くを占めました。

お住まいのエリアに関する満足度
「とても満足している」15.0％
「満足している」65.3％
「どちらとも言えない」15.0％
「満足していない」3.7％
「まったく満足していない」1.0％

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通勤時間だけでなく、通勤の快適さから探してみよう

実際に通えるのか心配な方や、そもそも1時間以上となると、どこまでが通勤圏内なのかよく分からない方は、不動産・住宅情報ポータルサイトを活用してみるといいでしょう。
ここでおすすめしたいのが、「快適通勤検索」です。
▷快適通勤検索

通勤・通学先のある目的駅を入力し、所要時間と乗換回数を選ぶと、候補となる駅だけでなく、通勤・通学の快適さについても状況を教えてくれます。

快適・・・席は空いており、余裕で席に座れる
という快適な状況から、
不快・・・人に圧迫され、身動きを取ることが困難
まであわせて4段階の快適さ評価があります。

ただし最大の所要時間が60分までがとなっています。

もう少し通勤時間が長くかかっても構わないという方は、以下のサイトの「通勤・通学時間から」を選んでいただくと、所要時間が最大90分までの物件を探すことができます。
▷LIFULL HOME’S

もし土地勘がない場所の場合は、「まちむすび」を使って、街の特徴や家賃相場などを調べてみましょう。
▷「まちむすび」

まとめ
通勤に1時間以上かけて東京23区に通っている方の声をご紹介しました。回答者の中には始発駅なので通勤を大変だと感じていないという人や、住環境へのメリットを強く感じている人もいました。もし郊外に住むこと検討する場合には、インターネットを通じて十分に暮らしのイメージを固めてみましょう。その上で、実際に通勤を体験してみることをおすすめします。

調査概要

【調査実施期間】
2018年5月25日～5月27日
【調査対象者】
事前調査で以下の条件すべてに該当した人
・ご自身または配偶者が購入した家に住んでいる
・自宅から1時間以上かけて通勤している
・東京23区に職場がある
・自宅は、東京23区以外にある
（23区以外の東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、群馬県、栃木県、茨城県に在住）
【調査対象者】
事前調査で「ご自身または配偶者が購入した家に住んでおり、
自宅から1時間以上かけて東京23区内にある職場へ通勤している」と回答した人
【調査方法】
インターネット調査
【有効回答数】
300サンプル