一度は訪れたいオトナのたまり場! 社会人になったら行くべきディープな世界〜渋谷編〜

最先端のファッションにエンターテインメント、渋谷は若者が集まる若者の街というイメージがあります。今や世界中の注目を集める街になった渋谷ですが、しかし実は渋谷の歴史は古く、そしてとても深いオトナの世界があるのです。
今日も渋谷のどこかに、人生の達人が潜んでいるはず。そしてディープな話題が花開いているのです。さぁ、お父さん世代の本音や、人生の深みを教わることができる渋谷の魅力をひもといていきましょう。きっとあなたもディープな渋谷の魅力に魅入られるはず。

渋谷は新しくて古い街

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若者だけではありません! 渋谷のディープな魅力
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海外のニュースでもスクランブル交差点などで取り上げられることのある渋谷。実は渋谷は戦前戦後に大きく発展しました。


●海外の注目度も高い渋谷という街

インスタグラムでも、旅行や観光ガイドでも、海外で日本を紹介するにあたって、渋谷のスクランブル交差点がしばしば使われます。交差点を行き交う通行人の波をスマホで撮影する外国人の何と多いことか。年々増加しているインバウンド人口ですが、渋谷を訪れる外国人は東京都の人口に匹敵するほどです。
渋谷は原宿・表参道と若者の集まりやすいエリアと絶妙な距離でつながっており、常に10代から20代・30代が流れるように回遊するゾーンを形成しています。
その中心、または入り口に位置するのが「渋谷センター街」です。「渋谷センター街」をベースに、若者をターゲットとしたゲームセンターやCDショップ、カラオケ、飲食店などが立ち並びます。


●西武と東急が激突

では、いつから渋谷は若者の街となったのでしょうか? 始まりは「渋谷PARCO」の出現です。1973年開業以来、日本の若者カルチャーを営々と育み続けた、「若者の渋谷」の生みの親ともいえる存在です。また一方では「SHIBUYA109」も「若者の渋谷」の大きな原動力となりました。
片や西武セゾングループ率いる「PARCO」、片や東急グループ率いる「109」が、70年代から80年代にかけてしのぎを削り、現在の渋谷を作ったといえます。バブル時代をけん引し、サブカルやオタク文化をサポートしてきた彼らが、絢爛たる昭和・平成の消費文化の時代を築き上げたのです。


●常に変わっていく渋谷

一方、渋谷には「若者の街」という顔とともに、「オトナの街」という地層もあります。

江戸時代、渋谷は農村でした。花街として栄えたのは明治のことです。
関東大震災で比較的被害の少なかった渋谷に商店街として発展する素地が生まれました。
まだ農地が多く地価も安かったので、戦前戦後をまたいで、多くの工場が生まれました。つまり、戦後の渋谷は工場街だったのです。戦後は闇市により人々を吸引していきます。
農村を経て、花街、商店街、工場地帯、闇市と発展していった渋谷は、オトナの街として急速に拡大したのです。

渋谷のひそやかな飲食ゾーンを巡る

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人生の先輩から教わる酒と肴
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渋谷地層を掘っていくと、「花街」や「工場の親父」や「闇市」などの化石が、今も見つかるかもしれませんね。

●昭和の息遣い~のんべい横丁

のんべい横丁は間口一間の飲食店が軒を連ねている飲み屋街です。昭和の化石が陳列されているストリートの最右翼だといえます。居酒屋、焼き鳥、おでんなどの屋台の定番はもちろん、モダンな香りのするバーやビストロなどもあります。
のんべい横丁は戦後の混乱期を経て、世間が落ちつき始めた頃に生まれたとされています。点在していた屋台を整理・集合したところから始まったといわれています。
創業時のオーナーや常連はすでに80歳、90歳に。各店のオーナーも2代目、3代目と代替わりしており、戦後の苦労を語る歴史の生き証人も減りつつあります。
歴史のあるのんべい横丁だけに、常連が幅を利かせているのは間違いありません。が、意外と初心者や一見さんにもやさしいといわれています。
常連さんから聞かされる昭和のひとつの時代は、ほろ苦くて、心地よい酔いを誘うでしょう。

●道玄坂の小粋な居酒屋は魚通

道玄坂にはユニークな居酒屋が数多く存在します。築地(今は豊洲)の魚河岸から最良の素材を選ぶ確かな目利きがそろっています。
かつて道玄坂は「道元坂」、「道源坂」とも表示されたこともあったのですが、江戸時代には「行人坂」ともいわれていました。
この比較的狭いエリアには、実にさまざまな施設や飲食店がひしめき合っており、居酒屋などの飲食店のほか、映画館、東急系大型店やライブハウスなどがあり、雑多で特殊な雰囲気を持つエリアです。
魚を見る目には一目も二目もおかれるような板さんがいるこの辺りの居酒屋では、隠れ家的な店もあります。ゆっくりと語りつくすにはおススメの店がいくつもあり、オトナの隠れ家として愛用している人生の先輩たちが、夜な夜な酒を酌み交わしているのです。
初めは不安かもしれませんが、ぜひ勇気を出してのれんをくぐってみませんか?

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バーには無名の達人が集う
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渋谷にもオーセンティックバーの名店があります。渋谷といえばスポーツバーやクラブなど若者向けのにぎやかな店を思い出しますが、侮れないカクテルバーもあるのです。

●ひっそり佇むバーはオトナへの入り口

渋谷に限らず、オーセンティックバーは男を磨く場だといえます。バーにまつわる小説や、映画の舞台としても心に残る名店がいくつもあります。
もし初めて入る店で、カウンターの隅でグラスを傾けている男性がいたなら、そっと視線を送ってみましょう。バーマンとのやり取り、酒の飲み方、頼み方ひとつとっても、すてきなバーの過ごし方の参考になるはず。
すてきなバーはデートにも使えますが、隣の席の見知らぬ先輩に人生を教わることもできます。それがバーの楽しみでもあるのです。

渋谷には住んでみて初めて分かる魅力がある

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若者には住みやすいエリアが多い渋谷
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探してみると渋谷にはディープなスポットがあるものです。それでいて若者の楽しめる場所も多く、仕事にも住むにも魅力的なエリアです。

●意外とリーズナブルなエリア

住むことを考えると、渋谷は意外とリーズナブルな街かもしれません。アクセスが便利であるのはいうまでもなく、それでいて探すと比較的安い物件も多いのが渋谷です。
オシャレに暮らせる賃貸マンションやリノベーション物件なども、他のエリアと比べると比較的多いのもうれしい点です。
通勤にも通学にも便利な渋谷でのライフスタイルを楽しんではいかがでしょうか。

●IT系の仕事なら便利なエリア

仕事の面でも渋谷には多くのメリットがあります。渋谷にはかつて「ビットバレー」と呼ばれた頃から、多くのベンチャーやIT企業が集まっています。もしあなたがエンジニアやプログラマーを目指しているのであれば、最適な街のひとつといえます。また、起業を考えているアイデアマンであれば、渋谷の周囲には力になってくれる人がいるかもしれません。
住んでみて良かったと思える街、それが渋谷ではないでしょうか。

陸太郎

陸太郎

昭和でレトロな飲み屋に通って早20年。かつては正統派のバーテンダーも経験し、利き酒師とソムリエの資格も持つ本格的な深夜ライター。ハンフリーボガードを敬愛し、ヘミングウェイを師と仰ぐ。愛読書は「老人と海」と「長いお別れ」、映画はもちろん「カサブランカ」。

※このページの内容は、2019年1月28日時点での情報です。掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください