楽器OKでも騒音トラブルに? 本当にピアノを弾けるマンションとは

子どもにピアノを習わせたいと思っても、住んでいるマンションが楽器演奏を禁止しているから、と自宅にピアノを置けないご家庭は少なくありません。中には楽器を演奏できるマンションもありますが、マンションにおいては「楽器演奏OK」と言われたにもかかわらずトラブルに発展する場合があります。では、引っ越し先のマンションでピアノを演奏したい場合は、どんなマンションを選べばよいのでしょうか。

今回は、ピアノ演奏によって起こり得る騒音トラブルの原因と対策方法、さらにピアノの演奏ができるマンションを見極めるポイントを3つ紹介します。引っ越しを機に「ピアノを部屋に置きたい」と考えているママは、ぜひ参考にしてみてください。

ピアノ演奏による騒音トラブル! 原因と対策方法

子どもがピアノを楽しく続けられるようにと、一緒にピアノを始めるママもいるでしょう。ですが、家族の転勤などで引っ越すことになるかもしれません。引っ越し先のマンションでもピアノが弾けるとは限りませんよね。それに、ピアノの音が原因で住民同士がトラブルになったという話もよく聞きます。ピアノを演奏してもトラブルになりにくいマンションを探すには、どうすれば良いのでしょうか?

実際のところ、マンションの大家からは「ピアノを弾いてもよい」と許可をもらっているにもかかわらず、住人同士でトラブルが発生するケースもあります。では、一体なぜトラブルが発生してしまうのでしょうか。まずは、マンションで発生するピアノの騒音トラブルについて、その原因や対策方法からお伝えしましょう。

原因1. 生活サイクルは家庭によって異なる

家庭によって生活サイクルは異なるため、自分の家庭を基準に夜などにもピアノを演奏してしまうと、トラブルに発展する可能性があります。

たとえば、
・昼間なら大丈夫だろうと思って練習していたら、階下の住人は「夜勤があるから昼間は寝たい。ピアノを弾くなら夕方にしてほしい」とクレームがきた
・夕方なら大丈夫だろうと思って練習していたら、「受験生がいるのでピアノの練習は夕方までに終わらせてほしい」と言われた
などのケースが考えられます。

苦情を防ぐには、
・電子ピアノを使う
・入居のあいさつ時に階下の住人とピアノの演奏時間について相談する
といった方法があります。

また苦情が入った場合は、管理会社を通して階下の住人と折り合いをつける必要があります。お互いに譲れるところは譲り合い、納得できる時間帯を決めるとよいでしょう。

原因2. ピアノには音色以外の騒音がある

2つ目の原因は、音色以外のあらゆる音がピアノの騒音になり得ることです。

ピアノによる騒音トラブルは、ピアノの音色だけではありません。鍵盤をたたいたときの音やペダルを踏んだときの振動が下の階に響き、トラブルの原因になる場合もあります。振動が響いて発生する音はピアノを弾いている本人に聞こえないため、苦情が入るまで気付かないケースも多いでしょう。

こうした騒音を防ぐには、防音設備のあるマンションを選ぶのが一番です。防音の設備がないマンションの場合は、1階の部屋への入居を検討するほか、自分でも防音の対策をする必要があります。

自分でできる防音対策とは、たとえば
・窓を閉めてからピアノを弾く
・防音パネルや防音マットを使用する
・防音カーテンを使用する
などが挙げられます。

とはいえ、簡易的な防音対策では完全に音を遮断できないため、さまざまな対策を組み合わせて対応しましょう。

原因3. 電子ピアノでも騒音は発生する

おそらく、「ヘッドフォンをして電子ピアノの音を防げば騒音は発生しないだろう」と考える人は多いでしょう。しかし、
ヘッドフォンをした状態で電子ピアノを演奏した場合も、騒音は発生します。ヘッドフォンをしているにもかかわらず騒音が発生するのは、打鍵音やペダルを踏む音、または鍵盤をたたいたりペダルを踏んだりした際の振動が音として下の階に伝わるからです。

鍵盤やペダルの振動を階下や隣の部屋へ伝えないためには、電子ピアノを壁から離したり、防音マットや防音カーテンを使用したりといった対策を取ることができます。電子ピアノだから大丈夫と安心せず、しっかりと防音対策を施しましょう。

ピアノを演奏できるマンションの見極め方

続いて、ピアノの演奏ができて、かつトラブルになりにくい賃貸マンションを見極めるためのポイントを3つお伝えします。

チェックポイント1. 防音対策を施しているか

ピアノの演奏OKの賃貸物件を探す場合は、防音対策を施しているマンションを選ぶのがオススメです。

賃貸物件の中には「楽器可」「楽器相談可」としているマンションがありますが、だからといって必ずしも防音対策を施しているとは限りません。防音対策を施していない賃貸物件でピアノを弾く場合は自身でかなりの対策をしなければいけない可能性が高いため、注意してください。

防音対策をしていない賃貸物件の場合は、少しでも防音性を高めるために、2階以上よりも1階を、木造よりも鉄筋コンクリート造(RC造)や鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)を選びましょう。

チェックポイント2. 演奏できる楽器の種類

2つ目のチェックポイントは、演奏できる楽器の種類です。

たとえ「楽器可」の物件であっても、楽器の種類によっては演奏を断られることがあります。また、ピアノの演奏を許可しているマンションでも、ピアノの種類によってNGの場合もあるので注意が必要です。

ピアノには
・グランドピアノ
・アップライトピアノ
・電子ピアノ
などの種類があります。

マンションの許可している楽器の中にピアノが入っているかどうかだけでなく、演奏してもよいピアノの種類もしっかり確認しましょう。

チェックポイント3. 演奏時間に関するルール

演奏時間に関するルールもチェックしておくべきポイントです。マンションによっては「24時間いつでも演奏OK」という物件もありますが、演奏できる時間帯が細かく決まっている物件もあります。

好きなときにいつでも演奏できる物件の方がいいと思いがちですが、実は細かいルールがあった方が後々トラブルになりにくいのです。細かいルールがあれば、そのルールに従うことでトラブルを防げます。賃貸契約を結ぶ前に、演奏時間に関するルールをしっかり確認しましょう。

まずは「防音」か「楽器可」の物件を探そう

ピアノ演奏による騒音トラブルを防ぐためには、防音対策を施したマンション、もしくは「楽器可」のマンションを探すことが大切です。

防音対策を施したマンションを選ぶことにより、より騒音トラブルに発展しにくいと考えられます。防音対策ありのマンションなら、どのような対策をしているかも質問してみるといいですね。内見の際は、ピアノを搬入できるかどうかもチェックしましょう。

永瀬なみ

永瀬なみ「ライティング事務所 くすの樹」代表。

「ライティング事務所 くすの樹」代表。コラム執筆・SEOライティング・Webコンテンツ作成・企画・取材・編集を中心に活動中。ライフスタイルと心に関するテーマを多く扱う。
「ライティング事務所 くすの樹」https://nagasenami.com/

※このページの内容は、2019年2月20日時点での情報です。掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください