倉敷市水島地域にある「ライフパーク倉敷科学センター」。中国地方最大規模のプラネタリウムがあり、最新鋭のシステムが映し出す映像は迫力満点です。もう一つの魅力である科学展示室は、見て触って楽しみながら科学の面白さが分かる、体験型の展示が約100点あります。子どもが夢中になり、親子で一日中過ごせるスポットです。屋内型施設なので雨の日でも楽しめます。岡山県の物件を探す

※掲載情報は執筆時点のものです。営業時間などが変更になる場合があるため、お出かけ前に公式サイトなどで最新情報をご確認ください。

ライフパーク倉敷科学センター 外観

ライフパーク倉敷科学センターの基本情報

ライフパーク倉敷科学センター 屋内入口

所在地:岡山県倉敷市福田町古新田940(ライフパーク倉敷内)

開館時間:9:00~17:15(入館は16:45まで)

休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始

駐車場:430台(無料)

アクセス:

・水島臨海鉄道 常盤駅より車約9分

・JR倉敷駅からバス約25分、「ライフパーク倉敷西入口」バス停で下車し徒歩約20分

・国道2号線 笹沖交差点から車で約15分

・瀬戸中央自動車道 水島インターから車で約15分

ライフパーク倉敷科学センター公式HP

ライフパーク倉敷科学センターとは

ライフパーク倉敷科学センター 外観

ライフパーク倉敷科学センターは、倉敷市南部・水島地域にあります。大型のスポーツ公園「水島緑地 福田公園」の北側にある、「ライフパーク倉敷」という市営の生涯学習施設の一部です。ライフパーク倉敷には、倉敷科学センターのほかに埋蔵文化財センター、市民学習センター、教育センター、図書室などがあります。

ライフパーク倉敷は1993年に、現在の倉敷市の発足20年を記念して開設されました。倉敷科学センターはライフパーク倉敷開設時にオープンしています。

倉敷科学センターの目玉は、「プラネタリウム」と「科学展示室」の2コンテンツです。

同センターの三島 和久(みしま かずひさ)学芸員は「倉敷科学センターは屋内型施設のため、雨天時の方がお客様が多く訪れる傾向です」と話します。また倉敷市内や周辺地域からは、学校の遠足で訪れることが多いのも特徴。

観光スポットとしても人気で、遠方から修学旅行で訪れる学校もあります。来場者の約5割が倉敷市内、約4割が倉敷市以外の岡山県、約1割が岡山県外からの訪問だそうです。

プラネタリウム 入口

倉敷科学センターの開設時から高い人気を誇るのが、プラネタリウムです。プラネタリウムの特徴や、人気の秘密を紹介します。

 中国地方最大規模のプラネタリウム!

プラネタリウムのスクリーンは21mのドーム一面に広がる

倉敷科学センターのプラネタリウムは、ドームの直径が21m。これは国内でも大規模で、中国地方では最大級です。座席は全部で165席あり、リクライニングシートになっています。

上映時間は1作品40〜50分です。平日は1日2作品、土・日曜日・祝日や学校の長期休みの期間は1日6作品が、決められたスケジュール順に上映されます。作品は大人向けのものから子ども向けのものまでラインアップ。事前に公式サイトで上映作品と上映時間をチェックし、見たい作品に合わせて訪問するのがおすすめです。

最新システムで美しく迫力ある星空を再現

座席は全部で165席ある

2019年、プラネタリウムの投影機をフルリニューアルし、最新鋭の機材を導入。非常に微細な表現も可能になりました。リニューアル前は2万5000個の星を投影できたのに対し、現在では何と1億個もの星が投影可能になっています。細やかで美しく、まるで実物の星空のような映像を再現できるのです。音響も最新鋭のデジタルサラウンドシステムで、立体的な大迫力のサウンドを体感できます。

プラネタリウム上映の様子(提供:ライフパーク倉敷科学センター)

導入しているシステムは、光学式プラネタリウム投映機「ケイロンIII ハイブリッド」。コンピューターグラフィックスで再現された星空が、プラネタリウムと同期するハイブリッドシステムになっています。迫力ある映像を楽しめるのが魅力です。

光学式恒星投影機と高画質全天プロジェクター(提供:ライフパーク倉敷科学センター)

また「全天周映画」は、直径21mの中国地方最大のドームいっぱいに、 巨大映画を写し出します。まるで映像の中に入り込んだような感覚になり、通常の映画とは違った大迫力の体験ができるのが特徴です。

科学展示室 入口

倉敷科学センターのもう一つの魅力が、科学展示室です。室内には多数の展示があり、その中からおすすめの展示をピックアップして紹介します。

科学の面白さに触れる体験型展示

科学展示室のメイン展示物が並ぶ「シンボルゾーン」

科学展示室の展示は「体験型展示」と呼ばれるものが中心です。三島学芸員は「倉敷科学センターの科学展示は知識を得るというより、体験型展示を通じて科学の面白さに触れ、科学を好きになってもらうのが目的です」と話します。

展示室は1〜2階に分かれ、総展示数は約100点。その中には貴重なもの、地元・倉敷市にちなんだものなどもあります。

アルキメデスのポンプの模型

アルキメデスのポンプ

展示室に入り、最初に目に飛び込んでくるのが「アルキメデスのポンプ」。古代ギリシャの数学者・アルキメデスが考案したとされる方式のポンプを再現したものです。

アルキメデスのポンプは実際に動かすことができます

ハンドルを回すと、実際に水がくみ上げられ、反対側から吐き出されます。

ワットの蒸気機関の模型

ワットの蒸気機関

アルキメデスのポンプと同じく、圧倒されるのが「ワットの蒸気機関」です。1788年に、ジェームズ・ワットが考案した初期型の蒸気機関を再現しています。最初の蒸気機関はここまで巨大な設備だったのです。

この蒸気機関は、炭鉱で水をくむのに使われていました。その後、蒸気機関は改良されて小型化していき、工場や乗り物の動力などに使用されています。

H-II ロケットエンジン LE-7(実物)

H-II ロケットエンジン LE-7

科学展示室の最大の見ものといえるのが「H-II(エイチツー)ロケットエンジン」です。なんと実物が展示されており、大変貴重なもの。H-IIロケットは、1994〜1999年に人工衛星打ち上げ用の2段式ロケットとして運用さていました。展示されているロケットエンジンは、そのロケットに使用されていたメインエンジンの「LE-7」です。

エンジンの高さは約4mもあり、力強い印象で迫力があります。H-IIロケットエンジンは、国内でも数ヶ所でしか展示されていません。

ポンプや蒸気機関、ロケットエンジンが展示されているところは「シンボルゾーン」と呼ばれ、科学展示室を代表する展示です。

くるまを持ち上げよう(滑車実験)

くるまを持ち上げよう

「くるまを持ち上げよう」は滑車を使って、展示された軽自動車(重量約670kg)を持ち上げるという実験コーナーです。実際にロープを引っ張って滑車を動かせます。滑車の原理自体は学校の授業で学びますが、現代では滑車自体が身近ではありません。学校で習った滑車の原理を、実際に体験して確認できるのが魅力ではないでしょうか。

CGスクエア

CGスクエア

CGアートと科学技術が織りなす、奇妙な世界を体験できるのが「CGスクエア」。マイクに声をかけると、床にシャボン玉のCGが出現し、なんと自分の声が、形になって現れるのです。

マイクに吹き込んだ声がシャボンの映像になって現れる

さらにシャボン玉のCGに触れると、センサーが感知して、シャボン玉がそれに合わせて反応します。音声認識技術を組み込んだシステムとしては、全国初めてのものだそうです。

雲のリング

雲のリング

「雲のリング」は、白い煙を使った実験装置です。装置の掌マークを押すと、煙が飛び出してきます。煙は押し方や力加減で、形が変わります。

あそびのひろば

あそびのひろば

「あそびのひろば」は、マグネットの仕組みを使った幾何学パズルや、毛糸でお絵描きできる壁など、幼児でも楽しめる場所です。親子でゆっくり遊べます。

わたしたちのまち くらしき

私の住む場所 倉敷を再発見しよう

「わたしたちのまち くらしき」は、床に倉敷市全域の航空写真を貼り付けています。製作時のこだわりは、一軒一軒の屋根が分かる解像度でつくっていること。

そのため倉敷市に住む人たちは、自分の家や知っている場所はどこか探して楽しむ人が多いそうです。なお身長160cmの人であれば、上空約8kmから倉敷市を見下ろしているのと同じ眺めになります。

365日が科学の日

365日が科学の日

実は毎日、過去に科学にまつわる何かの出来事が起こった日なのです。「365日が科学の日」は、細長い直方体に、1年のすべての日の科学にまつわる出来事を紹介しています。3ヶ月ごと、4ヶ所に分かれて展示されています。

365日が科学の日

訪れた日や自分の誕生日には、過去どんな科学の出来事が起こったのでしょうか。なんとこの中に3ヶ所だけ、未来の出来事が書かれているそう。ぜひ探してみてください。

隕石~宇宙からの贈り物~

展示されている富田隕石の実物

約100年前の1916年(大正5年)、浅口郡富田村(現 倉敷市玉島八島)に隕石が落下しました。「隕石~宇宙からの贈り物~」では、このとき落下した「富田隕石」の実物が展示されています。また、落下時の状況なども紹介。貴重な隕石が見られます。

なお富田隕石は、倉敷科学センターを訪れた小学生が、夏休みの自由研究のテーマとして取り上げることも多いそうです。

宇宙シミュレータ

宇宙シミュレータ

「宇宙シミュレータ」は、星座や太陽系惑星の世界をCGで美しく再現します。さらにコントローラを使い、自由自在に動かしてバーチャル観測体験もできます。

本田實紹介コーナー

本田實紹介コーナー

本田 實(ほんだ みのる)は倉敷市を拠点に活動していた、世界的に著名な天文家です。生涯になんと12個の彗星と11個の新星を発見し、「天体発見王」の異名を持っていました。

本田實紹介コーナー

本田の生涯や功績、愛用した器具などが紹介されています。

科学実験コーナー

科学実験コーナーでのサイエンスショーの様子(提供:ライフパーク倉敷科学センター)

「科学実験コーナー」では、日曜日の午後に科学の先生が「サイエンスショー(実験ライブ)」を行います。いろいろな楽しい実験や不思議を解き明かす実験を繰り広げ、とても盛り上がります。

ショーを開催していないときの科学実験コーナー

ショーをしていないときは、工作おもちゃを楽しめる空間に。夏休みになると、小学生が宿題の工作題材を探しにたくさんやってくるそうです。

屋上天文台での観望会の様子(提供:ライフパーク倉敷科学センター)

ライフパーク倉敷科学センターの屋上には天文台があり、大型望遠鏡が設置されています。普段は公開されていませんが、「天体観望会」やミニ観望会「天文台公開」、学生向けの天文クラブ「アストロクラブ」、大人を対象にした星空案内人認定講座「くらしき宇宙セミナー」といったイベントを随時開催。事前に予約することで、参加できます。

学芸員の三島 和久さん「ライフパーク倉敷科学センターの科学展示は、知識を得るというより、体験型展示を通じて科学の面白さに触れ、科学を好きになってもらうのが目的です。またプラネタリウムは中国地方最大規模で、システムも最新鋭。ぜひ科学展示で科学の魅力を体験し、プラネタリウムで臨場感を味わってみてください」

ライフパーク倉敷科学センターは、プラネタリウムと科学展示室の2通りの楽しみ方があります。そのため1日いても、飽きずに過ごせるのが魅力です。プラネタリウムの上映も科学展示も、幅広い世代でも楽しめるように工夫がされており、全世代型の施設になっています。

全天周映画の様子(提供:ライフパーク倉敷科学センター)

科学を体験し、科学の面白さや魅力に触れられるライフパーク倉敷科学センター。休日のお出かけ先に悩んだとき、ライフパーク倉敷科学センターを選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

科学を体験し、科学の面白さや魅力に触れられるライフパーク倉敷科学センター。休日のお出かけ先に悩んだとき、ライフパーク倉敷科学センターを選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

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更新日: / 公開日:2026.02.27