中津駅は、大阪・キタの中心地梅田から1ストップにある街中の駅です。また、駅の区間も極めて近いため徒歩でも10分程度と街中へのアクセスがとても良いにもかかわらず、喧騒からは離れて暮らせるという夢のようなエリアです。
最近、若者が経営する飲食店なども増加し活気も感じさせる商店街もあり注目を集めつつあります。今回は、そんな中津駅周辺の暮らしやすさを詳しくご紹介します。中津駅の物件を探す

Osaka Metroの中津駅入り口。左手にはタワーマンションが聳え立つ。まさに都会の息吹を感じる駅前です

中津駅といったときに阪急電車の中津駅かOsaka Metroの中津駅なのかで大きく違います。地元の人でなければなかなか掴めないニュアンスですが、同じ中津駅でも少し距離が離れていることもあり、駅前のムードが異なります。

まず、阪急の中津駅ですが、改札を出ると駅の高架下に昔から愛され続ける居酒屋があり、そこを抜けると公園、住宅と昔ながらの中津の様子がありのんびりした空気が広がります。一方、Osaka Metroの駅前は、再開発され高層のマンション立ち並びます。オフィスも多数あり、まだまだ梅田の延長線上という雰囲気です。

また、Osaka Metroの駅前の道路は十三大橋にも接続しているので、交通量も多く阪急側とは打って変わって夜でもにぎわいがあります。そんな中津なのですが、なぜ川(水)もないところに中津などという地名がついているかといえば、その昔、中津川という淀川の支流が流れていて、そこから地名になったとのことです。

阪急中津駅の高架下

こちらも同じく阪急中津駅の高架下。右奥の居酒屋は50年以上続く名物店

中津駅から梅田までは前述の通りですが、阪急電車を使うと京都の中心地、京都河原町まで約50分でいくことができます。1日の乗降者数を調べても、阪急で8,674人/日、ちなみに大阪梅田は349,521人/日(2021年)、またOsaka Metroでは、38,397人/日で、梅田は412,340人/日(2023年)、この情報から見ても、明らかに梅田までは歩きまたは自転車など電車を利用しない人が多いことが窺えます。

加えて中津駅の注目ポイントとしては、阪急の駅のプラットホームの狭さ。この情報はメディアや個人のblogなどで多く登場するくらいよく知られていますが、実際に利用してみるとやはりその細さに驚きます。全国的にも珍しく狭いホームです。そんな駅の目の前にあるのが中央公園。ここは以前、中津小学校が建てられていました(現在は移転して別の場所に)。

阪急側だけでなくOsaka Metro側にも駅の近くに公園があります。その公園にも特徴的な遊具、タコの滑り台があります。その印象が強く、タコの公園と呼ぶ人も少なくありません。なぜそれが設置されているのか、大阪だからなのかは定かではありません。

阪急宝塚線中津駅のプラットホーム。黄色の線の内側がほぼ一人分の幅

中津商店街の入り口看板。アーケードが取られて太陽光が差し込む

阪急中津駅から公園を抜けて徒歩3分程度で到着するのが、中津商店街です。以前は営業しているお店が減り薄暗い商店街になっていましたが、最近では、アーケードが取り外されたこともあり光が差し込む明るい商店街になっています。

また、商店街に多くのお店が誕生し、にぎわいができつつあります。ネパールのダルバート(定食)を出すカレー店、お粥、レコード店にラーメン店、そのほか、居酒屋に加えて以前からあったパン屋さんにワインなどが楽しめる飲食店、さらに、昔ながらの駄菓子店や建築設計事務所、加えて商店街の中ではありませんが、その界隈にキタやミナミにも店舗を持つ焼き豚のお店に、テレビ番組「情熱大陸」でも紹介されたスパイスカレー店など、食やカルチャーを楽しめる商店街となっています。

また、忘れてはならないのが、中津に新たな店が集まってくる前からある古書店。商店街の入り口付近にあり、SFや映画などサブカルチャーの本とともに名物猫がいることでも知られています。LIFE LISTのスズキナオさんの連載でも、中津商店街は紹介していますので、ぜひご覧ください。

阪急中津駅へと続く道。左手には梅田、右手には公園が

中津駅の周辺は前述のようにOsaka Metroと阪急電車で大きく異なります。Osaka Metroの駅前周辺は、タワーマンションが立ち並び、阪急電車の駅前周辺は古いマンションや一戸建てが多くあります。ただ、共に新しいお店が多数できてはいるものの、その奥に行くと住宅がたくさん立ち並んでいるということが言えます。

そして、梅田にも歩いていけるくらいの距離感ということで、家賃相場も大阪の中でも高めです。

阪急中津駅周辺で見るとワンルーム・1K・1LDKの平均家賃としては、6.75万円と梅田よりも5千円ほど安いものの十三よりは7500円も高くなっています。家賃はそれほど安くないものの街中に大変近く、スーパーマーケットも数店舗駅から数百メートルの範囲内にある上に、梅田まで行けば百貨店に輸入食材を扱うスーパー、さらには、こだわりの食品を販売するマーケットなども多数あり、選択の幅は広がります。

何度も繰り返しますが、大阪随一の繁華街、梅田から1駅の中津。地元大阪の人でも緑や公園といった自然豊かというイメージを持つ人は少ないと思います。しかし、中津は淀川沿いにあるため、淀川沿いにある中津公園まで行けば、広々とした場所で遊ぶことができます。

また、その先にある河川敷は基本的に作業車以外通らないので、ランニングなど体を動かす人の姿も多数見られます。河川敷をずっと東に行くと淀川河川公園 長柄地区があり、冬から春の時期にはスイセンが見頃を迎えます。

そして、その河川公園にはバーベキューエリアと駐車場もあるので、友達同士や家族で買い込んで楽しむことができます。夏には中津の隣の駅で淀川の花火大会が開催されます。中津はすぐそばなので、見たいところですが開催当日は河川敷への進入が禁止されます。ですので、バーベキューができる淀川河川公園 長柄地区まで向かうか、十三に渡って観覧しましょう。

中津中央公園からビルを遠くに望む

ライフルホームズの住人の口コミ情報を掲載するコーナー「まちむすび」によれば、「買い物のしやすさ」「交通の利便性」は、星4つ以上と高評価、逆に自然の多さは予想通り2.4と低めでした。しかし、まちの印象ランキングの第3位には「川が近くにある」というイメージもありました。

また、「夜遅くても外食ができる」「美味しいラーメン店がある」「お酒が飲めるお店が充実している」と飲食店関連のワードが3つもランクインし、街の生活を楽しみながらも住まいは静かな場所でと感じている人には持ってこいのエリアだと思います。

そして、注目は、「どんな人に向いている街?」という質問に「下町の雰囲気が好きな人」と回答した人が12%いたことです。新たなマンションが建設されている中で、木造住宅をリノベーションしたアパレル店が東京から初進出したり、変化する景色もありますが、古くからの長屋や木造の住宅が残っていたりと、古き良き景色を残すということも同時に起こっているエリアです。同じく梅田から近いエリアとして人気を集める中崎町とはまた違った雰囲気を感じられると思います。

さまざまな口コミが寄せられる中、「とにかく便利。大阪駅までも歩いて行ける。それなのに、庶民的なのが魅力」というコメントが、少し漠然とした回答ですが、非常に的を射ていると感じられます。とにかく便利というのは、一つひとつ細かくあげていられないくらい、さまざまなジャンルのものなんでも近くの梅田にそろっているということ。買い物、手続き、仕事、医療機関など必要なものがすべてあり、それでいて歩いてその場所までも行けるということを物語っています。

次に、庶民的というのも昔ながらの街並みがまだまだ残っているところに親近感を感じさせる表現で表してくれています。一部駅前のマンションを除き、商店街やビルなどはリノベーションを行い外観は残しつつ、内装を変え再生させているような店や施設も複数あり、そういった空間に人気店が移転してきている流れも中津に起こっています。

中津駅周辺は、前述の通りOsaka Metroと阪急と2つの駅前でガラッと雰囲気が変わります。しかし、キタの中心である梅田へのアクセスは共に最高。また、東京や九州など出張の際もOsaka Metroで2駅と交通の便は良好。

また、梅田に行かずとも中津内に遅くまで食事やお酒を楽しめる店も多く、新しい店も続々。便利さや街で暮らす楽しみを謳歌したい人には持ってこいな場所です。

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