岡山県の南西部に位置する総社市(そうじゃし)。県庁所在地で政令指定都市である岡山市の西に隣接し、観光都市・工業都市として知られる倉敷市の北に隣接しています。古代の吉備国の中枢だったため史跡が多く、歴史ある土地で、人口約6万9,000人(2022年時点)を有する街です。
実は総社市は、岡山県で人口が増加し続けている街として注目されています。2015年から2020年にかけての人口の増加率は3.3%。これは岡山県、ならびに中国地方の市で一番高い数値です。
そんな総社市の特徴や魅力を、総社市で生まれ育った私が紹介します。総社市の物件を探す
総社市の概要

総社市はどんなところ?
総社市は岡山県の南西部に位置しています。人口は約6万9,000千人で、面積は212km2。東隣は岡山市、南隣は倉敷市になります。岡山県では、岡山市・倉敷市・津山市に次いで4番目に人口が多い自治体です。
総社市は岡山・倉敷の二大都市に隣接しているため、ベッドタウンとしての性格があります。市街地周辺は宅地が多く、それに合わせてスーパーマーケットなど生活に密着した商店が多いです。
おもな産業は、工業では自動車部品や繊維製品、食料品などの製造業があり、市内には大型企業団地もあります。また郊外では、農業も盛んです。おもな農産品としては米やモモ、ブドウ、イチゴ、メロン、セロリ、スイートコーンなどがあります。
総社市の地理・交通
総社市は北部が吉備高原の南端となる山地、南部は丘陵地となっており、中〜南部は平野が広がっています。北から南へ岡山三大河川のひとつ・高梁川が流れ、いくつもの支流が市内で合流します。
交通は、鉄道網は市内を南北にJR伯備線が走り、市内にある駅は総社駅をはじめとする4駅。また岡山駅と総社駅を結ぶJR吉備線もあり、市内には総社駅をはじめ3駅があります。総社市から広島県福山市を結ぶ井原鉄道井原線も走り、市内にある駅は総社駅と清音駅の2駅です。
バス路線は少ないですが、予約型乗り合いタクシー「雪舟くん」が運行。さらに高速道路の岡山自動車道が通り、岡山市との境界に「岡山総社インターチェンジ」があります。
総社市の歴史
総社市は、古代吉備国の中枢として栄えました。吉備国は現在の岡山県から広島県東部に至る地域です。そのため総社市には多くの古墳や遺跡が存在しています。奈良時代に吉備国が備前・備中・備後・美作に分割されると、備中国の国府が総社市東部に置かれています。さに備中国分寺や備中国分尼寺、備中国総社宮なども設置されました。国分寺と総社宮は現在も残っており、史跡となっています。
室町時代になると現在の総社市東部の赤浜で、水墨画家で禅僧の雪舟が誕生。雪舟は少年時代に、現在も市内に残る宝福寺で修行しました。このとき、おしおきで柱にしばられた雪舟が、自分の涙で足の指を使って本物そっくりのネズミを描いたという説話が残っています。
戦国時代には、のち備中高松城主となり、豊臣秀吉の水攻めで知られる清水宗治(しみず むねはる)が生まれました。江戸時代になると岡山城下から備中松山城下(高梁市)を結ぶ街道「松山往来」が市内を通過。街道沿いにあった備中総社宮周辺は門前町として栄え、「総社」という街の名前が生まれました。
現代になり、1875年(明治8年)に総社村が発足、その後は周辺と合併して1896年(明治29年)に町制を施行して総社町に。1954年(昭和29年)に旧総社市が誕生しました。2005年(平成17年)には旧総社市と清音村・山手村が対等合併して、現在の総社市が新設されています。
総社市のおもな観光地
総社市を中心に、岡山市西部や倉敷市北東部などにかけての地域は「吉備路」と呼ばれ、かつて古代吉備国の中枢だったため、史跡などの観光スポットが多いエリアです。総社市にある備中国分寺は、吉備路を代表するスポットのひとつになっています。ほかに、桃太郎伝説の鬼のモデルともいわれる「温羅(うら)」の居城だったという伝説のある鬼ノ城跡、日本で10位の大きさを誇る作山(つくりやま)古墳など、総社の地名の由来である備中国総社宮などが有名です。
ほかの観光スポットとしては、雪舟が修行した寺で紅葉の名所でもある、宝福寺があります。また同じく紅葉の名所である渓谷・豪渓も有名です。
パンわーるど総社
総社市は人口規模のわりにパン屋が多く、古くから営業する老舗のパン工場や、全国展開するパンメーカーの工場もあります。そのため「パンの街」として地域おこしを展開。それが「パンわーるど総社」です。
スタンプラリーやイベントなどを積極的に行っており、県内外から多くのお客が総社へ足を運んでいます。経済効果は、開始から3年目で約2億円になっています(日本経済新聞 2011年11月1日 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51655830R31C19A0LC0000/)。
総社市の住まい事情

総社市の家賃相場を紹介します。まず一人暮らし向けの物件の家賃相場は、 以下のとおりです。
● 1K:4.08万円
● 1DK:4.29万円
● 1LDK:5.39万円
一方、ファミリー向けの物件の家賃相場は、 以下のとおり。
● 2K:4.68万円
● 2DK:4.91万円
● 2LDK:5.90万円
● 3DK:5.72万円
※家賃相場参照:不動産・住宅情報サイトLIFULL HOME'S 家賃相場(2023年10月20日時点)
総社市の住みやすい点・移住におすすめな点

岡山・倉敷という二大都市に隣接
総社市は県庁所在地で政令指定都市の岡山市、観光都市・工業都市として知られる倉敷市という二大都市に隣接しています。そのためベッドタウンとしての性格も持ち合わせているのが特徴。ベッドタウンということは、岡山や倉敷市へ通勤や買い物へ行くのが便利ということです。
総社市に住んで、岡山・倉敷へ通勤したり、普段の生活関連の買い物は住まいのある総社で、大きな買い物やレジャーは岡山・倉敷でしたりといった暮らし方ができます。
生活密着の店が多く生活に便利
岡山・倉敷の二大都市に隣接していますが、総社市内にも商店は多くあります。スーパーマーケットも多く、食品関連の小売店、飲食店など、生活関連の買い物には不自由がありません。
市街地は平野で、鉄道や高速道路もある
総社市は車社会のため、商店は道路沿いの路面店が多いです。車があれば不自由はしませんが、車がなくても自転車があれば便利。総社市街地は平野なので、自転車が乗りやすいのは利点です。
またJR伯備線や吉備線、井原鉄道などの鉄道網があります。さらに高速道路のインターチェンジもあり、近隣地域や遠方への移動が便利です。
郊外は豊かな自然が広がり、気候が温暖
総社市街地は住宅地や商店が充実し、道路網も整備されていますが、郊外へ行くと豊かな自然が広がっています。そのため自然豊かな環境の中で子育てをしたり、生活をしたりしたい人にはおすすめです。しかも市街地までは近いので、買い物に困ることもありません。
”パンの街”として地域おこしをしている

先ほど紹介したように、総社市はパンの街。「パンわーるど総社」として地域おこしをしています。パンは朝ごはんやおやつなど生活に身近な食材で、好きな方も多いもの。
総社市内にはパン屋が多く、それぞれ違った個性があります。いろいろなパン屋を巡れるのは、楽しいのではないでしょうか。パンが好きな人はもちろん、週末などにパンを食べたい人などにもパン屋巡りはおすすめです。
子育て支援が充実
総社市は子育て支援に力を入れており、「子育て王国そうじゃ」のキャッチフレーズを掲げています。
一例を挙げると、医療費が入院・通院とも中学3年生まで無料です。さらに「つどいの広場」という、0歳から3歳までの子どもと親が交流できる場が設けられています。さらに市内の店舗や施設にある「赤ちゃんの駅」は、授乳・おむつ替えのスペースとして便利。
また、人口増パッケージの一つとして、2024年4月1日以降に出生した子どもを対象に、そうじゃ出産おめでとうギフトのプレゼントがあります。これは、オリジナルデニムトートバッグの中に、市内のスーパーや薬局で紙おむつなどを購入できる2万8,000円分のクーポン券と市が指定するごみ袋100枚、総社市イメージキャラクター「チュッピー」からのメッセージカードが入ってるものです。
子育て世帯にとって、子育て支援が充実しているのは移住の大きなポイントではないでしょうか。
移住者支援が充実
総社市では移住促進のため、移住者や移住希望者に対する各種支援に力を入れています。たとえば、以下のような支援です。
●移住の個別相談
●お試し住宅
●空き家リフォーム助成金
このほかにも、総社市へ移住後に事業を始めようとする人向けの各種支援もあります。
移住先の候補に総社市はどう?

立地の良さや利便性、暮らしやすさなどが同居する総社市。移住者支援や子育て支援が充実している点もポイントです。
人口増加率が高く、人気の都市である総社市を移住先として考えてはいかがでしょうか。
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