リノベーションの基礎工事が始まる直前の5月14日、中宇治yorinでは現場見学会が行われました。小商い希望として事前予約をした見学者20組のほか、プロジェクト自体に興味を持った近隣の方や事前予約なしの自由見学者も多く、なんと100人を超える方が参加をしました。中には大阪や東京といった遠方からも足を運ぶ人もいるほど。中宇治yorinの注目ぶりがうかがえました。
中宇治yorinは、観光客にも、地元の方々にも利用してもらえるような中核施設を目指しています。珍しくも古民家をリノベーションする途中のスケルトン状態から物件を見学できるとあって、近隣の商店街の店主さんなども、古民家がどのような商業施設になっていくのか興味深く見学されていました。
中宇治yorinを見てどんな感想を持ったか、実際に見学会に訪れた方にも感想を聞いてみました。
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東京・大阪などからも見学者が訪れた見学会
立地としても魅力的な「中宇治yorin」
大阪から見学に訪れた男性は、中宇治yorinの立地としての面白さに興味を持っていました。こちらの男性は、既に京都市内の町家にオフィスを構えているそうですが、製品のギャラリー&販売スペースを新たに展開しようと候補地を探しているとのこと。
どんな製品をつくられているかというと、日本古来の伝統工芸に「J-POP」と呼ばれる新たな日本独自文化を掛け合わせ、さらにテクノロジーを組み合わせることで、斬新なプロダクト(製品)を提供しているそうです。
伝統工芸や日本のサブカルチャーを組み合わせたプロダクトだけに、海外からの注目度が高く、外国人観光客も多く訪れる「宇治」の立地には可能性を感じるといいます。

見学者の方は熱心に中宇治yorinを見学
「この場所は立地として面白いと思います。京都市内でこの広さでこの値段があり得ないというコスト的な観点もありますが、町の雰囲気としても魅力的です。歴史があり、日本の文化が残り、そして外国の観光客も多く訪れるこの場所。しかもまだ開発があまりされていないこの場所は立地として面白いと思います」
このプロジェクトだから、チャレンジできる!
同じく遠方、東京から見学会に参加をした女性は、「念願の“カフェ”を開きたい」といいます。現在は東京で会社勤めをされているそうですが、昔から歴史のある町で「カフェ」をするのが夢なのだとか。午前中に宇治の町を歩いた感想は「普段使いができるお店が少なそう」という印象で「カフェといっても、和定食などのメニューをつくって、観光客にも地元の方にも楽しんでいただけたら」と話します。
大阪から急遽、見学に訪れた御夫婦は宇治出身の方。地元に戻って商いをしたいという希望があるそうです。もちろん、そのためにはきちんと生業として成り立たせることが重要。こういった見学会は「具体的なプランを考えるうえでも勉強になる」といいます。
これから夢を実現したいと思っている方の応援をするのが、このプロジェクトの目的の一つ。見学会に訪れた多くの方が、このプロジェクトで実践される新たな仕組みにも魅力を感じていました。

テナントBのスペースはキッチンが備え付けられた広々スペース
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見学会にはもちろん、宇治近隣の方も大勢参加しています。Facebookで今回の見学会を知ったという女性3人組は、京都南部から駆けつけられた参加者。「ベジタリアンカフェ&ヨガスクール」、「お惣菜ショップ」の開店を目指しているそうです。
「“ちょっとお肉を食べてもいいじゃない”という新しいタイプのベジタリアンスタイルを提案しています。京都市にはそういったタイプのお店があっても、京都南部になってくるとありません。京都南部でそういったお店を開きたいです」
テナントBではキッチンの設定や庭にウッドデッキの設置が想定されています。その構想を聞くと「自然や風を感じられるウッドデッキは魅力的な空間」と、室内だけでなく庭の敷地もじっくりと見学されていました。

1階のお庭スペース。ここにはウッドデッキになる予定
また、宇治市民の女性お二人は「地元のクリエーターが集うセレクトショップ」を計画中。「アクセサリー作家」と「刺繍クリエーター」として活動するお二人は、市内のアトリエでワークショップを実施されているのだとか。ただし、作品の販売スペースなどは十分でないため、ショップの展開を構想されているそうです。
「地元にこういった場所ができるのは、嬉しい限りです。入口だけ見ていると狭い印象でしたが、中は思ったより広くて、様々な展開が考えられると思います」
地域に根ざした新たな拠点に期待
最後にお話しを伺ったのは、地元で焼き菓子を中心としたパティシエをされている女性。実は中宇治yorinの前の道がお子さんの通学路だとか。
「ずっとこの古民家が気になっていました。子どもを見守りながら、地域に根ざしたお店が誕生するのは、この街に住む者としても楽しみです」

中宇治yorinの前の歩道は地元小学校の通学路にもなっている
プロジェクトプロデューサーの岸本千佳氏は、今回の見学会の盛況ぶりに「ありがたい」というものの、一方で「責任重大」と真剣な表情を見せます。
「多くの方に希望いただいたことは、本当にありがたいです。一方で選定が難しいのも事実。テナント3つの業種的なバランスはもちろんのこと、中宇治のこの場所だからこその意味合い、チャレンジをバックアップする意味合い、そして商業的に成り立つことも重要です。これらを総合的に考えながら、かつ皆さんの思いを大切に検討していきます」(岸本氏)
この日は地元商店街の店主さんも見学会に訪れ、古民家が生まれ変わろうとするスタートを見守りました。「中宇治yorinリノベーションプロジェクト」では、建物の基礎工事が始まり、これから秋のオープンに向けて準備を進めていきます。町屋と建具工場だった建物がどんな複合施設へと再生するのか。その動向に地域内外から期待が集まっています。
宇治市の物件を探す 街の情報を見る更新日: / 公開日:2016.06.20









