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高円寺の夜はいろんな人とつながれるとっておきの時間
高円寺の本当の魅力がムクムクと姿を見せ始めるのは、夕方から。高円寺に住む人が「高円寺といえば飲みでしょ」というくらい、街には安くておいしくお酒を飲めるお店が多い。駅前にある焼き鳥屋さんなんて、15時過ぎには店開き。モクモク良い香りのする煙が流れてきて、お酒を飲むつもりがない人も「ちょっと一杯やっていくか」なんて気分になっちゃう。お値段も安いから、明るいうちから気持ちよ~く赤ら顔、なんてことも。
夕方から飲んでいるというと、定年を迎えたおじさまたちをイメージしがちだけど、お客さんの層は20~30代と若め。顔ぶれを見てみると、ライブハウスでの出番を待つバンドマンや、美大生、芸大生、編集者、グラフィックを勉強している専門学生など、サブカルチャーをこよなく愛するアート系の人たちが多い。彼らの飲み方の特徴は、基本的に「まったり系」。自分の好きなミュージシャンや本、芸術についてゆるゆると語り合い、ゆるゆると飲む。サブカル好きなOLなども仕事帰りに集まってきて、高円寺の夜はゆるやかに更けていく。
高円寺で飲んでいて楽しいのは、こういった「飲みの場での出会い」かも知れない。行きつけのお店ができて、店主や店員さんとすっかり友達になってしまうことも多い。芝居の話をしていたら、隣にいたのが劇団員で次の公演に誘われたとか、出番待ちのバンドマンと意気投合して、そのままライブハウスに行っちゃったとか。そんなエピソードもよく耳にする。他の街では出会えないようなジャンルの人が、ある夜を境に友達になってしまうそう。
高円寺の夜は、自分の興味の範囲を広くしてくれるし、いろんな人とのつながりを期待できる、とっておきの時間なのだ。
夕方には居酒屋の明かりが灯り始める

夕方には居酒屋の明かりが灯り始める。
まったりと遅い時間まで楽しむのが高円寺流
高円寺っ子が足しげく通う居酒屋の ウマさと安さは感動もの!
安くておいしいお店が多い高円寺のなかでも、常に地元の人やバンドマンで賑わっているのが「本物のやきとん筑前屋 高円寺」。7~8割が常連さんで、週3~4回のペースで通うというファンもいるこのお店、人気の秘密は、フレッシュなモツがお手頃価格で味わえるから。
食肉市場のある芝浦から直送されるモツは、昼過ぎにお店へ到着。その日に仕入れたものはその日に使うのがモットーだから、開店までの時間、串刺しなどの仕込みで調理場は大忙し。「手間がかかるけど、本当においしいものを味わってもらいたいんです!」と語るのは、スタッフの浜中さん。「地元の人に愛されることが本当にうれしい」とおっしゃっていて、普段はあまり取材を受けないけれど、将来高円寺住民になるかもしれない人が見るサイトならぜひ!いうことで、快く取材に応じてくれた。今までたくさん飲食店を取材しきたけれど、地元のお客さんを第一に考えているお店は、本当にいいお店が多い。筑前屋さんはまさにその代表のようなお店で、だから高円寺っ子のココロと胃袋をつかんでいるのだと思う。
炭火やきとんに使われる肉は、もちろん芝浦直送。1本100円からで、10本をペロリと平らげる女性客もいるそう。また、お店のもうひとつの看板メニューが「もつ鍋」。1人前(680円)からオーダーできて、スープも「博多とんこつ」「醤油とんこつ」「辛とんこつ」の3種類から選べる。
ひとくち味わって、人気があることに納得。プリップリのモツは臭みなんてまったくなく、口のなかで甘さが広がる。脂がとけだしたスープは、コクがあってまろやか。たっぷり入ったゴマの香ばしさと絡みあって、ずっとスープを飲んでいたくなる。さらに、お店では焼酎の一升瓶キープができるそう!キンミヤは1本3,500円ということで、店にはたくさんのキープされた一升瓶が並んでいた。近所にこんなお店がある高円寺人、あなたたちが本当にうらやましい!

博多とんこつもつ鍋(写真は2人前)。
予算は1人あたり2000円ほど。安い!

高円寺駅南口を出てすぐ

店の壁に常連さんの一升瓶が並ぶ
高円寺駅の物件を探す 街の情報を見る本物のやきとん 筑前屋 高円寺
住所: 東京都杉並区高円寺南4-28-7 恵南ビル1F
営業時間: 17時30分~翌3時、日祝は17~24時
定休日: なし
ライブハウスといえば高円寺 バンドマンが将来を夢見る街
高円寺には、いたるところに音楽があふれている。1970年代、高円寺はフォークロックの聖地で、ロック喫茶があり、音楽の街として注目されていたそう。そういえば、むかしむかし、吉田拓郎も「高円寺」という曲を歌っていた。当時のミュージシャンにとっては、高円寺がひとつのステイタスだったのだろうなぁと想像できる。
その後、バンドブームに乗って高円寺にはたくさんのライブハウスができた。「ライブをする、ライブを見るなら高円寺」というイメージが定着しているほど。新宿や吉祥寺など、音楽文化が根付いている街に近いことも、高円寺と音楽のつながりを強くしている理由のひとつかも。
「バンドが売れて、メジャーになりたい。」そう思っているバンドマンは星の数ほどいると思うけれど、実際に音楽で生活できる人はほんのひと握り。なかなか売れず、バイトをしながら音楽を続けている大多数にとって、生活費は削れるだけ削りたいはず。
その点、高円寺は物価が安い。お金のないバンドマンにとってこれは最大の魅力。それに、あらゆる個性を受け入れてくれる街の雰囲気もありがたい環境だろう。そう考えると、高円寺にバンドマンがたくさん集まってくるのもうなずける。

たくさんのライブハウスがある
高円寺駅の物件を探す 街の情報を見るスタイリッシュなライブハウス
3年ほど前にできた「高円寺HIGH」は、こじんまりとしていてアンダーグラウンドなイメージが強い高円寺のライブハウスとは趣が異なる。外観はコンクリート打ちっぱなしスでスタイリッシュ、地下2階を吹き抜けにした高い天井が特徴。大きなイベントだと300人ほど入ることもあって、高円寺では一番大きいライブハウス。
店長の真田さんは、高円寺について「ノンジャンルの街。街全体で若者文化を発信している感じ」と印象を語る。
そんな街にあるライブハウスだけあって、高円寺HIGHでは、ロックはもちろんのこと、テクノやコミックバンド、ライブアイドル(地下アイドル)など、あらゆるジャンルのミュージシャンを受け入れている。これも高円寺のライブハウスならでは、といえそう。

コンクリート打ちっ放しのオシャレな外観

詳しいイベント情報は公式サイトでチェック
高円寺HIGH
住所: 東京都杉並区高円寺南4-30-1
営業時間: イベントにより異なる
定休日: 不定休
高円寺は夢をかなえる人を応援・サポートする街
高円寺は、いい意味での「雑多」な雰囲気が漂っている。ビジネス街のようにパリッとしているわけではなく、部屋着のままで外に出られる気楽さ。でも、だからといって下町のような生活感にあふれた感じかといえば違って、サブカルチャーを好むアーティスティックで文化的な一面もある。
人情味にあふれているのに、馴れ合いは嫌いで個々が自分のスタイルを崩さない頑固さも感じる。そんな雰囲気をひとことで表そうとすると「混沌」という言葉がしっくりくるかもしれない。
どんなものも受け入れて、それを「街の魅力」に転化してしまうようなおおらかさがある。
地方から夢をもって東京にやってくる若者も、その魅力にはまる人が多い。それは、夢を実現するための生活や、夢について仲間と語りあえる環境が、この街には整っているから。同じように夢を追いかけている人がいて、自分の夢も応援してくれる。だから「高円寺LOVE」になる。だから居心地がいい。
夢に向かってこれから大きく羽ばたこうとしているなら、高円寺というフィールドは、とても力になってくれる街。「がんばれ!がんばれ!」とあなたの夢を応援してくれるから。
※2011年09月22日の情報です。最新の情報は訪れる前にご確認ください。

高円寺HIGH
高円寺駅の物件を探す 街の情報を見る更新日: / 公開日:2011.09.22









