日々変わる海の表情と、歴史的参道を身近に感じる暮らし

夜の海辺はとても落ち着く。聞こえる波の音、ずっと続く砂浜、遠くにぼんやりと浮かぶ夜景。鎌倉に住んだのなら何はなくとも海辺へ足を向けてみよう。ただ、夏場の休日はイベントや催しも多く特に若い人でごった返す。ゆっくり海辺を楽しむのなら休日は避けた方が良さそう。

 

由比ガ浜海水浴場の夜景

 

夏の海は遅い時間まで盛り上がっています。でも、昼間よりは人が少なくてすごしやすそう

 

遠くに見える江ノ島は、夜になると夜景の一部に。 こんな夜景を見ながら、夜の海の散歩なんて素敵です

 

こちらは、鶴岡八幡宮の表参道「段葛」。

 

1182年に作られた道がそのまま残っています。歴史に思いを馳せながら、ゆっくりお散歩も良いですね

“きちんと和食”が食べられる鎌倉野菜のお店を発見

西口を出た扇ガ谷地区の入り口の角。真っ白な壁に青い屋根、海辺が似合いそうな建物の2階に、本格和食を楽しめる＜和房 達や＞がある。日本料理一筋の主人が作る、丁寧に手間をかけた料理の数々は見た目も美しい。ランチは観光客や地元の主婦たちが訪れ、夜になるとカウンターでじっくりとお酒や肴を楽しむ方も多いのだそう。

 

和房 達や

 

和房 達や

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こだわりの鎌倉野菜を使ったお料理

＜和房 達や＞のこだわりは地産地消。野菜は、通称「レンバイ」と呼ばれる市場、鎌倉市農協連即売所で仕入れた鎌倉野菜を使用し、海鮮は地元、相模湾で穫れたものを仕入れている。

 

おそうざいを京都ではおばん菜と言うのだそう。甘長ししとうジャコ炒り煮、にしんなす、冬瓜ひすい煮、くらかけ豆の浸し豆、南瓜の含め煮の5種類でこの値段は嬉しい。固めに茹でられ、黒さが光るくらかけ豆はしっかりとした歯ごたえで絶品。

 

和房 達や

 

おばん菜盛り合わせ　1050円

「かつおのたたき」と「出汁巻き玉子」

鎌倉は、鰹も有名なのだと主人に教わった。今まで鎌倉で鰹が穫れるイメージはなかったが、調べてみると、兼好法師の『徒然草』に「鎌倉にはカツオという魚があるが、これは近頃食用に供するようになったもので～後略」という記述があり驚いた。添えられたキュウリの千切りにも細やかな気づかいが伝わる。

 

出汁巻き玉子は熱々のできたてに大根おろしを乗せていただこう。厚切りな見た目が豪快でいい。もちろん、味も絶品！

 

夜が早い鎌倉で、ゆっくりくつろげるお店は嬉しいしありがたい。鎌倉の夜に、年配のご夫婦が＜達や＞のカウンターに座りゆったりとした時間を楽しんでいる——。思い浮かべるだけで鎌倉っぽくて微笑ましくなるな。

 

かつおのたたき　1300円

 

出汁巻き玉子　700円

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和房 達や

住所： 神奈川県鎌倉市扇ガ谷1-1-29 大崎ビル2F
営業時間： ランチタイム　11：45～14：00
ディナータイム　18：00～22：00
定休日： 木曜日

 

※2013年09月02日の情報です。最新の情報は訪れる前にご確認ください。

 

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