【ホームズ】【自由が丘】和食器からはじまる自由が丘の暮らし

カフェと雑貨とスイーツの街は、歩いてお気に入りを見つけよう
緑あふれる街で行きつけのカフェを作ってみよう
“本物を見る目”を養う、自由が丘の和食器を牽引するお店を発見
WASARABY
“人気の街”自由が丘の住宅事情

カフェと雑貨とスイーツの街は、歩いてお気に入りを見つけよう

自由が丘は駅界隈に1000を超える店舗がひしめく珍しい街。大型のデパートやチェーン店が少ないのも新鮮な感じ。ゆったりと余裕を持って歩く女性グループを多く見かけるのも、自由が丘ならでは。
石畳が続く正面口の北側にはファッション系のお店が多く、その近辺には雑貨屋やインテリアショップなどのお店も多い。

南口の緑道沿いには、スイーツフォレストや無印良品などの商業ビルが並び、居酒屋などの飲食店が密集する北口の東側では雑多な雰囲気が味わえる。自由が丘は、駅を中心に、エリアによってお店や雰囲気が変わる。

メイプル通りにも可愛いお店が多く沢山の女性がショッピングをしている

オープンテラスのカフェも多い自由が丘、昼下がりにお茶をするのも気持ちがいい

緑あふれる街で行きつけのカフェを作ってみよう

創業が自由が丘である有名店も意外に多い。モンブランを開発した洋菓子店モンブランや、カメラブームの火付け役ポパイカメラ、ナボナでお馴染みの亀屋万年堂もここ自由が丘が発祥の地。この街に引っ越したら全てが揃う。自分だけのこだわりやお気に入りのカフェを見つけてみよう。

街の中心に、こんな緑道がある自由が丘自由が丘に引越したら、日常の中で、たくさんの緑が見られる。晴れた日には、ゆっくり街を歩いて、雑貨店巡りができるのも、自由が丘ならでは。

カフェの街としても、全国的に有名な自由が丘。自由が丘に引越したら、行きつけのカフェを何軒か作ってみて。

ショッピングにも人気の街だけに、平日・休日問わずたくさんの人が街を訪れます。自由が丘で暮らしたら、人の多さには我慢が必要そう。

日常に緑が多い

オシャレにランチを食べられるのも自由が丘が女性に人気が高い理由

自由が丘駅の物件を探す街の情報を見る

“本物を見る目”を養う、自由が丘の和食器を牽引するお店を発見

街の北側を横切る学園通り沿いは、自由が丘の中でも賑わいを見せる場所。その中で、和食器の店「ワサラビ」は涼しげな雰囲気を漂わせている。入れ替わりの激しいこの街で、オープン以来17年続く人気のお店。一見、和食器にそぐわなく思える店名の由来は、オーナーの出身地である伊豆の言葉。「ワサラビ」とは石鯛の伊豆地方名であり、れっきとした日本語なのにどこか海の向こうをイメージさせる。
この「和」でありながら「洋」風な名前は、店内のインテリアはもちろん、食器の選び方や姿勢にも繋がっている。

高級感ただよう店内はしっとりと落ち着いた感じ。店内の白壁は伝統的な漆喰で仕上げられ、ゆとりをもって商品が展示されている。扱う商品は基本的に無地のもの。そうすることによって圧迫感や緊張感が緩和されるそう。ご主人が生けたドウダンツツジも和であり洋であるこの空間に見事に溶け込んでいた。

和食器の店「ワサラビ」

漆塗りの匙や重箱も素敵な佇まい

赤木明登作　時代汁碗　15,750円　/　赤木明登作　オーバル　21,000円　長方皿小　31,500円

取材に伺った日は、漆師である赤木明登さんの個展が開催されていた。「ワサラビ」では定期的に常設作家の個展を開催している。
　
漆の器は冷めにくいのが特徴だそう。お味噌汁やパスタなどのあたたかいもので試せばその効果はすぐにわかると教えていただいた。漆とは我々の先人たちが開発したとんでもない暮らしの知恵だとあらためて気付く。

「なんでもネットで買える時代だけど、“良いもの”を手にとって見極めることが大切。この“見極め力”が最近の人には無い」
オーナーの言葉に耳が痛む。たしかに本物は、実際に手に取ってみて初めてわかるもの。パソコンの画面からは、その軽さや質感は伝わらない。作品の説明や込められた気持ちを話してもらえると、その価値は何倍にも感じられるから不思議。

自由が丘に引越したら、伝統に溢れたモダンな空間に足を運んで見極め力を磨きに行こう。

羽生野亜（はにゅうのあ）作　78,750円