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涼しくなると、愛犬とお散歩する飼い主さんが増えてくる。すれ違っても吠えない、おとなしいワンコが多くて、きっちりしつけされているのがうかがえる。犬の散歩をきっかけに、ご近所さんとのコミュニケーションが広がることも多そうで、ペットを飼うとこういうメリットもあるのだなと思う。

 

お行儀の良い学芸大学の犬の散歩風景。他の犬との交流風景もよく見ました。

お行儀の良い学芸大学の犬の散歩風景。他の犬との交流風景もよく見ました。

18時過ぎ、商店街は帰る人と商店街にやってくる人で昼間とは比べものにならないにぎやかさ。タイムセールも多いみたいで、お店から威勢のいい呼び込みが聞こえてくる。ここでも普段着姿のおしゃれな男性を何人も見かける。やっぱり学大の男性はカッコイイ人の確率が高い!

 

夜の商店街

夜の商店街

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「古本遊戯 流浪堂」は、ついつい長居してしまう古本屋さん。神保町にありそうな整然と本が並べられた古本屋ではなく、本があっちを向いたりこっちを向いたり、アーティスティックなポスターが飾られていたり。まるで大人のおもちゃ箱のよう。自由なのに知性を感じる棚割りをみて、ふと「天才の書斎があったらこんな感じかな」と思う。

 

元は音楽や旅など、身近にあるものを軸として集めていた。お客様の持ち込みによってジャンルも増え、今では「お客様と一緒に棚作りしている感じ」と店長の二見さん。デザインや建築関係の本が多いのは、近くにその分野を仕事にする人がいて持ち込まれるから。デザインを勉強する人がそれを買い、付近のクリエイターの間で本が受け継がれていく。

 

特徴は、本の陳列方法。落ちるのではと心配になるくらい微妙なバランスで、本が面出しされ、積み上げられている。「この陳列、崩れたりしないんですか?」「崩れますよ。でも作り直すのも楽しい」と二見さん。「平面が好きじゃないというか、僕がインスピレーションを受けるモノって、立体なんです。要は立体フェチ(笑)」。

 

古本遊戯 流浪堂

古本遊戯 流浪堂

 

古本遊戯 流浪堂

古本遊戯 流浪堂

店内には本だけでなく雑貨も置いている。本を買い取りにいった先で、お客様が作っている雑貨などを仕入れているとか。雑貨も店を作る上で大切なアイテムだそう。「他のことは大雑把なんですけど、店づくりに関しては集中しちゃう。とにかく本を取り巻く“空気感”が好きなんですよね」と語るのを聞いて、最初に思った「天才の書斎」というのは、二見さんの頭の中にあるんだなと思う。

 

「学大は昔と比べて個人店が少なくなり、チェーン店が増えてきています。それでも、個人が新しいことにチャレンジできる街であって欲しい。」と二見さん。両手いっぱいに本を抱えて店にやってくるおじいちゃんを見て、二見さんの思いと自分の思いがシンクロする。「学大は消費社会と一線を画していて欲しい」と、心のどこかで願う。

 

古本遊戯 流浪堂

古本遊戯 流浪堂

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住所: 東京都目黒区鷹番3-6-9 鷹番サニーハイツ103
営業時間: 12時~24時(日・祝は11時~23時)
定休日: なし
店内奥のレジ左側にある小部屋では、定期的にクリエイターさんなどの展示会やイベントを開催。積まれた本をかき分けて、ずずっと店の奥まで進もう。見逃せない空間が続いている。

 

古本遊戯 流浪堂

古本遊戯 流浪堂

流浪堂の二見さんに、本を読みながら寛げるとっておきのカフェを教えてもらう。学大十字街にある古い建物の2階にある「torse」。オーナーの山口さんご夫妻は、喫茶店愛の根強い愛知出身。コーヒーはすべて一杯一杯ネルドリップで淹れている。営業は深夜2時まで。お酒のメニューも豊富だから、バーとしても利用できるお店。

 

「お客さんが入ってはじめて100%になるよう、内装はできるだけシンプルにしたかった」と語る奥様のあゆみさん。テーブルやカウンターは、香川の古材屋さんから仕入れた板に、ご主人自ら脚を取り付けた。店の床も自分たちで貼った。フランスの図書館で使われていたアンティークの本棚や、レールで吊られた裸電球。普通のおしゃれを飛び越えた、いさぎよいくらいのシンプルな空間は、何時間でもいたくなる。

 

torse

torse

 

torse

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torse

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コーヒーに使うネルは、使っているうちに目が詰まって、濃く抽出される。だからこそ、さらに深みのある味がでるとか。マリアージュフレールの紅茶やハーブティーなど、自らが本当においしいと思ったものもメニューに加えている。編集担当がロケハンで飲んだアマレットティーは絶品だったそう。
本格的なバーに行かないとなかなかお目にかかれないアマレット。torseには紅茶と生クリームで飲むホットカクテルがありました。アマレットの上品な甘さに本格紅茶がぴったり合っていて、とっても美味しかった。

 

「お客さんは意外と男性も多くて、パソコン持参で仕事をしたり、食事をしながら打合せをする人もいます。どんな仕事をされているのかは・・・よくわからないんですけど(笑)」と、あゆみさん。お客様とのほどよい距離感を大事にする、実に控えめな感じが、このお店の居心地のよさの根幹にある気がする。

 

torseで人気のオムライス。昔、お母さんが作ってくれたような懐かしい美味しさ。850円。

torseで人気のオムライス。昔、お母さんが作ってくれたような懐かしい美味しさ。850円。

住所: 東京都目黒区鷹番2-20-9-2階
営業時間: 12時~翌2時
定休日: 火曜日

 

店頭で販売しているオリジナル・サウンドCDは、以前いたスタッフがこの店のために作った曲だとか。音からも山口さんご夫妻のセンスの良さが感じられる。

 

torse

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学芸大学という街は、どこか控えめ。ここには、派手なことは好まず(宣伝はほどほどに)、本物であることや良質さにこだわる暮らしがある。それが「本来の居心地の良さ」ということを、住まう人たちが知っているから。だからこそ出てくる「あまり紹介してほしくないんだよね」という言葉は、そういう穏やかな暮らしを守りたい、住民たちの願いなんだと思う。

 

※2012年08月23日の情報です。最新の情報は訪れる前にご確認ください。

 

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更新日: / 公開日:2012.08.23