LIFULL HOME'Sに2019年に掲載された物件のうち、実際の検索・問合せ数から算出した
"実際に探されている街・駅"のランキング結果です。
買って住みたい街は購⼊物件の順位、借りて住みたい街は賃貸物件の順位です。
近畿圏(大阪府 兵庫県 京都府)の
ランキング結果を発表します
買って住みたい
近畿圏版
「買って住みたい街」ランキング 総評
「本町」「堺筋本町」が1位&3位に急浮上 昨年1位の「姫路」も2位と根強い人気示す
近畿圏「買って住みたい街」ランキングは、「本町」が2019年の32位から一気に上昇して初の栄冠を獲得しました。3位にはこれも前回の35位から大きく上昇した「堺筋本町」が急浮上。「本町」と「堺筋本町」はともに大阪メトロ御堂筋線と堺筋線の駅でわずか徒歩1~2分の距離ですからエリアとしてはほぼ同じです。2019年に近畿圏としては規模の大きいタワーマンションの建設が相次ぎ公表されたことから、本町エリアに注目が集まったものと考えられます。
2018年から2年連続して1位に輝いた「姫路」は今回も2位と健闘しています。神戸市西側の観光産業を中心とした経済圏の活性化が、依然堅調であることをうかがわせる結果となりました。近年では新築マンションの供給も増加しています。
また、前回2位の「桃山台」が5位、同じく3位の「香里園」が7位、4位の「塚口」が10位、5位の「高槻」が16位、8位の「伊丹」が11位といずれも少し順位を落としましたが、今回も上位を維持しています。前回の11位から9位に上昇した「寝屋川市」を含めて、大阪市中心部へのアクセスの良さとベッドタウンとしての住み心地の良さや教育環境の充実など、年を経ても大きく変わることのないポジティブな居住要素が、支持され続けていることがわかります。
さらに、4位の「大阪上本町」をはじめ、6位の「谷町六丁目」、前回の135位から急上昇した12位の「難波」、15位の「谷町四丁目」など、近畿圏でも大阪市中心部に「買って住みたい街」が回帰する動きが見られます。大阪市中心部に位置する各エリアの人気およびランキングは新築マンションの分譲状況と相関性が高く、その時々の職・住・遊近接型の生活をイメージする購入予定者のニーズが反映されています。近隣にマンション供給のない「梅田」は72位、「東梅田」も74位でした。
「難波」と同じく12位になった「芦屋」、21位の「武庫之荘」、前回15位から順位を落とした30位の「西宮北口」、31位「御影」、37位「六甲」など従来人気住宅地として知られる阪神間エリアは、今回やや低調な結果となりました。これも大阪市中心部への都心回帰が強まったことが背景にあると考えられます。
なお、京都市内の駅は「烏丸御池」が80位に登場するのが最上位で、景観条例の施行後、マンション建設のハードルがさらに上がり、京都市内への買って住みたいニーズは低調なまま推移しているようです。
借りて住みたい
近畿圏版
「借りて住みたい街」ランキング 総評
ベスト10は前回と同じ顔ぶれで順位のみ変動 人気エリアの「固定化」進む
近畿圏「借りて住みたい街」ランキングは、2017年から4年連続で「三ノ宮」が1位となりました。2位も前回調査から変わらず「新大阪」でしたが、前回5位の「姫路」がさらに順位を上げて3位になりました。前回3位の「江坂」は4位に一歩後退です。
以下5位「明石」(前回6位)、6位「出町柳」(前回4位)、7位「上新庄」(前回10位)、8位「中津」(前回8位)、9位「武庫之荘」(前回7位)、10位「塚口」(前回9位)と順位こそ若干の変動があるものの、ベスト10の顔ぶれは前回とまったく同じでした。借りて住みたい街の上位の顔ぶれはこれまでも大きな変動はありませんでしたが、ベスト10の顔ぶれがまったく同じなのは初めてのことです。交通利便性の良さだけでなく、賃貸物件が豊富で比較的安価な賃料でも借りることができるエリアの、人気固定化が進んでいることがうかがえます。
3位の「姫路」は「買って住みたい街」ランキングでも2位にランクインしており、調査結果では事実上近畿圏の居住人気ナンバー1エリアとなっています。これまで梅田エリアとその周辺、三ノ宮を中心とする阪神間、京都市内などが人気エリアとしてランキングの上位に登場してきましたが、兵庫県西部に位置する「姫路」が極めて高い支持を得ていることは、新たなトレンドとして注目に値します。
10位以下では、11位の「伊丹」、16位の「十三」、19位の「阿波座」、21位の「西明石」、24位の「西大路」などが大きく順位を上げています。大阪市中心部へのアクセスが良好なベッドタウンとして、また大阪市中心部の賃貸物件が豊富なエリアとして、さらにはターミナル駅隣接の利便性の高さなどから、賃貸希望者の支持を集めています。特に16位の「十三」は、近年治安面での不安が払拭されつつあることで賃借人も増えていることから、前回の28位から大きく順位を上げています。
ただ、今回27位の「茨木市」、35位の「茨木」、37位の「垂水」などこれまで大阪市中心部へのアクセスの良さからベッドタウンとして機能してきたエリアでも人気がやや低下するところが見受けられます。同じベッドタウンであっても開発・整備が停滞していたり、子育て支援や介護などの行政サービスにわずかな違いがあったりすることで、人気に影響すると考えられます。人口が減少する社会にあっては結果的に移動人口の多寡につながる可能性もあります。
買って住みたい・借りて住みたい街ランキング
- 対象期間
- 2019年1月1日 ~ 2019年12月31日
- 対象者
- LIFULL HOME’S ユーザー
近畿圏は大阪府、兵庫県、京都府を対象とした
- 集計方法
- LIFULL HOME’S に掲載された賃貸物件・購入物件のうち、問合せの多かった駅名をそれぞれ集計
- 分析
- LIFULL HOME’S 総研
なんでも街ランキング
- 調査期間
- 2019年11月29日 ~ 2019年12月3日
- 調査対象者
- 18 ~ 74歳男女
首都圏は東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県 近畿圏は大阪府、兵庫県、京都府の居住者を対象とした
※但し「シニア世代が住みやすい街」の対象者は65歳~74歳「子育てしやすい街」の対象者は同居している末子の年齢が12歳以下
- 有効回答数
- 首都圏7万人/関西圏3万人
- 集計方法
- 実際の都府県×性×年代の人口構成比に合わせ、回収数にウェイトバックを実施
- 「街(駅)」の回答は、入力した文字から合致する候補を提示し、その中から1つを選ぶ選択式設問形式
過去の住みたい街ランキング
過去に実施した住みたい街ランキングはこちらからご覧いただけます。一部調査手法が異なります。
街選びのお役立ち情報
本件に関するお問い合わせ先
株式会社LIFULL(ライフル)
メール:info-media@LIFULL.com
更新日: / 公開日:2020.02.06






























