家具などの生活用品がそろっていて、契約した日からすぐに生活できるのがマンスリーマンションの魅力。

単身者が出張などの際に利用するイメージが強いマンスリー物件に、家族でも利用可能なファミリー向けのタイプがあることをご存じでしょうか? 

今回はそんなファミリータイプのマンスリー物件の特徴や料金体系、選ぶ際のポイントなどについて詳しく解説していきます。
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マンスリーマンションイメージ

 

マンスリー物件は単身者向け以外にも、複数人で住めるタイプの物件があります。まずはファミリータイプのマンスリー物件の特徴を見ていきましょう。

 

複数人で生活することを想定しているため、1人での生活を想定している単身者向けのマンスリー物件と比べて部屋数が多めです。

 

ファミリータイプのマンスリー物件は、複数人でも快適に暮らせるように設備が充実していることが多いでしょう。

 

たとえば、備え付けの炊飯器がコンパクトな3合炊きのものではなく5合炊きの大型のものであったり、大型の冷蔵庫が備え付けてあったり、浴室も複数人で入れるように広めだったり、それぞれの部屋にエアコンが設置されていたりと、複数人でも生活しやすいように配慮されています。

 

ファミリータイプのマンスリー物件では、子どもの料金が安く設定されている場合があり、幼児の料金に関しては無料にしている物件もあります。

 

物件によって料金が異なる場合があるので、事前に確認しておくようにしましょう。

 

ファミリータイプのマンスリー物件には、オプションとして室内清掃などがつけられる場合があります。

 

その物件と提携している清掃会社がある場合は、電話一本で予約できたり、料金が割引されたりと通常よりもお得になることが多いのです。

 

また、クリーニング会社と提携している場合も割引が受けられたり、住んでいる部屋に預けた衣類を届けてもらえたりすることがあります。

マンスリーマンション料金

 

LIFULL HOME’Sにて、東京23区と大阪府の間取りが1LDK、築年数10年以内、定員2名以上のマンスリー物件を調査したところ、料金体系は主に次の2つに分かれました。

 

  • 定員内であれば、何人でも料金は変わらない
  • 入居人数が1名増えるごとに追加料金が発生する

 

東京23区

大阪府

定員内であれば、何人でも料金は変わらない         

28件

11件

入居人数が1名増えるごとに追加料金が発生する    

11件

1件

合計

39件

12件

(2020年10月26日時点)

 

それぞれの料金パターンについて詳しく見ていきましょう。

 

定員内でどれだけ人数が増えても料金が変わらないパターンです。

 

ただし、寝具や食器などが足りない場合は、レンタルするか自分で購入して持ち込むことになりますので、別途料金がかかる可能性があります。契約前にしっかり確認しておきましょう。

 

入居人数が1名増えるごとに、決められた追加料金を支払うパターンです。

 

追加料金は物件によって異なりますが、1名につきおよそ700円~1,100円/日ほどです。子どもがいる場合は、先述したように安く入居できる物件もあります。

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転勤

 

基本的にファミリータイプのマンスリー物件は、利用期間が決まっている人に向いています。具体的には次のような人にとって便利です。

 

マイホームを建替え中で、一時的に住む場所がなくなった家族にとってファミリータイプのマンスリー物件は便利です。その期間だけホテルに家族で住むこともできますが、料金面を考えた場合、マンスリー物件を利用したほうが安く済む場合が多いでしょう。

 

転勤が多い家族にも、ファミリータイプのマンスリー物件は便利です。急に転勤が決まり、引越す物件を見て回る時間がないときに、家族で仮住まいできるマンスリー物件の存在は大きいでしょう。

 

マンスリー物件での契約の場合、インターネットで気軽に申し込めるなど、一般的な賃貸物件に比べて煩わしい手続きが少ないことも、転勤が多い家族に向いている理由のひとつです。

 

ファミリータイプのマンスリー物件は、一緒に住みたいと考えている友人同士や、プチ同棲がしたいと考えているカップルにとっても便利でしょう。

 

友人同士やカップルが、一般的な賃貸物件に一緒に住むのは料金面でのリスクがあります。しかし、マンスリー物件であれば家具や家電が備え付けられているため、引越し費用をかけずに同棲ができ、退去する場合も簡単に済ませられます。

 

ファミリータイプとは言っていますが、友人同士やカップルで住む場合でも特に問題はありません。

ペット可のマンスリーマンション

 

ファミリータイプのマンスリー物件を選ぶ際は、以下のポイントを参考にしてください。

 

マンスリー物件を選ぶ際は、子どもの学校や勤務先との距離を考えて決めましょう。あまりに遠いと学校や勤務先に遅刻したり、不満を抱えたりする原因になりかねません。

 

一方だけの距離を考えるのではなく、家族全員の通学・通勤のことを加味したうえで適した立地条件の物件を選びましょう。

 

ペットを飼っている場合は、ペット可のマンスリー物件を選ばなければなりません。ペット可ではない物件で、勝手にペットを飼うことは契約違反となり、トラブルにつながる可能性が高いため、絶対に避けましょう。

 

ファミリータイプでペット可のマンスリー物件も、LIFULL HOME’Sで簡単に探すことができます。

 

下記の「ファミリーもゆったりくつろげる広めのマンション特集」から、希望するエリアとともに、こだわり条件として「ペット可」を選択するだけ。ペット可かつファミリータイプの物件数は限られてくるため、気になる物件が見つかればすぐに問合せをしてみましょう。

 

「ファミリーもゆったりくつろげる広めのマンション特集」

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合鍵

 

ファミリータイプのマンスリー物件に入居する際は、以下の点に注意しましょう。

 

一般的な賃貸物件と同じく、マンスリー物件でも騒音に注意する必要があります。複数人で生活する場合は笑い声や話し声が大きくなりがちです。夜間は特に注意しておかないと、周辺住民とのトラブルのきっかけになりかねません。

 

マンスリー物件の場合、そもそも複製しにくいタイプか、入居者ごとに暗証番号を設定できるデジタルロック(電子錠)が採用されていることが多いため、実際は合鍵が必要ないことが多いでしょう。

 

もし、合鍵を作製したい場合は、必ず管理会社に相談しなければなりません。物件によっては合鍵を作製することで費用がかかる場合や、つくること自体を禁止している場合があるからです。

 

ファミリータイプのマンスリー物件は、複数人で快適に暮らせるようにさまざまな点で配慮されています。家具や家電が備え付けられているため、急遽仮住まいをする人にとっては非常に便利です。

 

今回の記事を参考にして、ファミリータイプのマンスリー物件を選ぶ際の参考にしてみてください。

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