バイクが好きな人や日常の足として使っている人にとっては、自宅にバイクを置けないのは重要な問題です。
理想的な賃貸物件を見つけても、バイク置き場が見つからないことで借りるのを諦めてしまうケースもあります。
今回はバイクが置けるアパート探しの注意点や、駐車場が見つからない場合の対応策について詳しく見ていきましょう。
バイク可・バイク置き場のある物件
バイク置き場のあるアパート探しの注意点

駐輪場や駐車場については明記されていることが多くても、バイク置き場については表記が曖昧な場合もあります。
また一口にバイクといっても、さまざまな排気量やサイズのものがあり、一目で細かな条件を確認するのは難しいでしょう。
ここでは、目当ての物件を効率的に探すための注意点について紹介します。
「駐車場あり」となっていても要注意
原則として、バイクを置ける場所は排気量によって異なります。
いわゆる「原付(げんつき)」と呼ばれる排気量125cc以下の原動機付自転車は自転車として扱われるため駐輪場に置くことができ、それ以上の排気量を持つバイクは駐車場に置くことが法で定められているのです。
ただ、駐輪場の一部をバイク置き場として取り扱っている物件もあり、それぞれの物件で決められたルールを守る必要があります。駐車場の決まりなどがあれば、あらかじめ確認しておくことが大切です。
また、駐車場や広い駐輪場があっても、バイクはさまざまな理由から駐車を断られてしまうケースがあります。サイズの大きさやオイルによる汚れ、近隣への騒音トラブルなどを気にして、バイクの駐車が禁止されている場合もあるのです。
そのため、事前の相談なしに駐車すると、入居後にトラブルに発展することも考えられます。契約書の内容によっては、退去や罰金の支払いが求められてしまうこともあるので、事前にきちんと確認しておきましょう。
事前に相談をしたうえで許可をもらっておく
バイクには排気量50㏄の原動機付自転車から、1,000㏄を超える大型の二輪車まであります。排気量によって、大きさや騒音の度合いが異なるため、事前に自身のバイクの情報を不動産会社に伝えておきましょう。
なかには、「バイク駐車可」となっていても、実際には原動機付自転車のみとされている物件もあります。後で困らないように必ず、契約前に自分のバイクの排気量や大きさなどを伝えて、本当に駐車ができるのか確かめておくことが大切です。
また、条件付きで駐車の許可をもらえる場合も。「早朝や夜間は建物付近でエンジンをかけないこと」や「転倒などのトラブルには所有者が責任を持つこと」などを条件に、駐車を認めてもらえることもあるため、交渉してみるのもいいでしょう。
借りる前にきちんと下見をしておく
物件によってはバイクの置き方に細かなルールが定められている場合もあるため、時間に余裕があれば駐車スペースを下見してみることをおすすめします。
坂道になっているところでは、バックギアのないバイクの取扱いが難しいでしょう。また、取り回しのための十分なスペースがとれない可能性もあるため、自身のバイクの大きさと比べながらチェックしておくことが大切です。
バイク可・バイク置き場のある物件バイク置き場が見つからないときの対応策

借りたい物件にバイク置き場がないときのために、いくつかの解決策を紹介します。
大家さんや不動産管理会社に相談してみる
借りたい物件の駐車場が空いていれば、交渉次第で貸してもらえる可能性があります。不動産会社や大家さんに事情を話して、バイクを置かせてもらえないか聞いてみるのもひとつの方法です。
車と比べれば1台分のスペースが小さいため、大家さんによっては料金を値引いてもらえる場合もあります。交渉のタイミングでは排気量やサイズ、主に運転する時間帯などをしっかりと伝えておきましょう。
ただ、後から入居してきた人が駐車場を使用する場合には、ほかの置き場を探すように頼まれることもあるので注意が必要です。
近隣の駐車場を利用する
屋外駐車場の場合は、車のコインパーキングの中にバイク専用のスペースが併設されていることもあります。屋内の駐車場と比べて値段が低く設定されていることが多く、自宅以外で気軽に置ける場所の1つです。
ポールにチェーンをかけられるタイプの駐車場は、盗難のリスクを軽減することもできます。ただ、屋外の駐車場では雨風にさらされるため、バイクのカバーを用意しておくと安心です。
屋内駐車場の場合は、屋外よりも高めの料金が設定されているものの、雨風やほこりからバイクを守れる点がメリットです。
バイク専用コンテナやバイクパーキングを利用する
倉庫やコンテナをレンタルしてバイクを保管できる「バイク専用コンテナ」は、一般的な駐車場よりも料金は高く設定されていますが、セキュリティ面での安心感があります。
LIFULLトランクルームのホームページでは、地域ごとにバイクコンテナを探すことができるので、利用を検討してみるのもいいでしょう。
また「バイクパーキング」はバイクショップに併設されており、店舗の敷地内で保管してくれる駐車場です。バイクショップに置いてもらえるので、メンテナンスなどに関する利便性が高いことが大きな利点だといえます。
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・排気量やサイズなどを事前に不動産会社へ相談しておくことが大切
・内見のタイミングで駐車スペースを下見しておけばより安心
・近隣の屋外駐車場や屋内駐車場を探すのもひとつの方法
・バイク専用コンテナは料金設定が高いものの、セキュリティ面の信頼度も高い
・バイクパーキングはメンテナンスなどの管理面で有利
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