これから初めての一人暮らしを控えている方の中には、どうやって部屋を探せばいいのか不安に感じている方も多いかもしれません。そんな方へ、部屋を借りるまでの大まかな流れや、内見や契約時に見落としがちなポイントを紹介します。参考にしてください。
一人暮らしにぴったりな物件
事前準備から入居するまでの流れを把握しよう
まず、部屋を契約するまでの流れを理解しましょう。
1. 内見
インターネットでさまざまな物件をチェックし、気になる物件があれば不動産会社に連絡して内見を申し込みます。写真だけでは分からない部屋の実際の状態や雰囲気を確認するために、内見は重要です。

2. 契約
気に入った物件があれば、不動産会社と契約手続きを進めます。まずは重要事項説明を受け、契約に関する全ての説明を聞きます。
3. 役所での手続き
契約後は役所で住民票の変更などの手続きをします。このとき、転居届の提出も忘れずに行いましょう。

4. ライフライン(電気・水道・ガス)の手続き
最後に、電気・水道・ガスなどのライフラインの開設手続きを行います。効率的に手続きをしたい場合は、一括で契約できるサービスを利用すると良いでしょう。
部屋探しの際に見落としがちなチェックポイントとは?
内見では、間取りだけでは分からない日当たりや防音性、周辺環境をチェックしましょう。さらに、以下のような見落としがちなポイントも確認しておくことが大切です。
1. 湿気の確認
湿気の多い部屋はカビが生えやすく、健康にも悪影響を及ぼすことがあります。窓の結露や壁紙の状態をチェックしましょう。

2. 部屋のサイズ確認
家具が入らないことがないよう、玄関のドアや通路の幅を確認しておきましょう。
3. コンセントやテレビアンテナ端子の位置確認
自由なレイアウトを楽しもうとテレビや電子機器を自分好みに配置しても、コンセントやテレビアンテナ端子の位置が遠ければ、延長コードを使うか、配置の変更を行うことになってしまいます。
家具や電子機器の配置を考えながら、コンセントやテレビアンテナ端子の位置をチェックしてください。

4. 靴箱の確認
靴箱の高さにも注意しましょう。靴箱の高さが足りないと、ロングブーツを折りたたむ必要が出てきます。
一人暮らしにぴったりな物件
賃貸借契約内容の確認ポイント
問題がなければ賃貸借契約へ進みます。以下の点をしっかり確認しましょう。
契約期間や更新について
契約期間や更新時の費用については、特に注意が必要です。また契約更新には、一般的に更新料が発生します。物件によって金額は変動するので、契約期間や更新料はしっかり確認しておきましょう。
契約における初期費用について
初期費用を抑えたいという方は、契約時に支払う初期費用(敷金と礼金、仲介手数料、前家賃、契約した月の日割り家賃、火災保険料、鍵の交換費用など)を確認しておきましょう。
敷金・礼金や仲介手数料は、物件によって変動します。敷金については、原状回復の範囲や内容も異なるため、事前に確認しておきましょう。
禁止事項(ルール)について
ペット飼育や楽器の演奏など、物件によって禁止されていることもあります。ルール違反にならないように注意しましょう。

部屋探しの流れやチェックポイントを把握しよう
チェックリストを用意し、内見時には実際に住んでいるかのようにイメージしながら確認しましょう。契約時には金銭面やルールをしっかり確認することで、トラブルを防ぐことができます。見落としがちなポイントやリストに優先順位をつけ、理想の部屋を見つけてください。
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更新日: / 公開日:2019.03.01









