同棲を考えているカップルにとって、一緒に暮らし始めたときの生活費がどれくらい必要なのか、気になる人も多いと思います。
この記事では、1人暮らしの状態から同棲を始める場合に必要となる生活費や家賃の目安について紹介します。
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食費と水道光熱費…同棲と一人暮らしではどのくらい変わる?

単身世帯と2人暮らしの生活費を比較するために、総務省統計局の2021年「家計調査」を基に解説します。
ここでは、34歳以下の世帯における平均データに沿って見ていきましょう。
食費・水道光熱費の内訳
単身世帯(※1) | 2人暮らし世帯(※2) | |
|---|---|---|
食費 | 3万5,418円 | 6万1,665円 |
電気代 | 3,487円 | 8,291円 |
ガス代 | 2,622円 | 4,493円 |
他の光熱費 | 69円 | 370円 |
上下水道料 | 1,497円 | 4,429円 |
合計 | 4万3,093円 | 7万9,248円 |
食費で比較すると、2人暮らしの食費は単身世帯の約1.7倍です。
水道光熱費の合計は、単身世帯が7,675円であるのに対して、2人暮らし世帯が1万7,583円となっており約2.3倍の金額がかかっていることが分かります。
しかし、1人当たりの金額ベースで考えると、単身世帯よりも2人暮らしの世帯の方が食費については安くなるといえます。
これは食材をまとめて購入して、食費の節約が可能になることなどが理由として考えられます。
※1 総務省統計局「家計調査 家計収支編 単身世帯<用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出/男女,年齢階級別(2021年調査)」
※2 総務省統計局「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯<用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出/世帯主の年齢階級別(2021年調査)」
同棲は1人暮らしより家賃がお得?

先に述べたとおり、同棲を始めると1人暮らしのときよりも、食費をある程度抑えられることが分かります。
また、カップルそれぞれが1人で暮らしている場合と比較すれば、一緒に住むことで家賃の負担を減らすことも可能です。
家賃は住むエリアによって大きく変わってきますが、ここではLIFULL HOME’Sに掲載されている東京都の物件情報を基に比較してみましょう。
【家賃相場】
ワンルーム、1K、1DK | 1LDK、2K、2DK | |
|---|---|---|
東京23区 | 9万1,000円 | 14万9,000円 |
東京市部 | 6万1,000円 | 9万3,000円 |
東京全域 | 7万5,000円 | 11万9,000円 |
2022年8月18日時点の家賃相場
東京全域のデータによれば、1人暮らし世帯向きの間取りであるワンルーム、1K、1DKの平均家賃は「7万5,000円」となっています。
これに対して、同棲生活に向いている間取りである1LDK、2K、2DKの場合、平均家賃は「11万9,000円」です。
同棲生活で家賃を折半すると考えると、11万9,000円の半額は5万9,500円になり、一般的に1人暮らしよりも同棲の方が家賃の負担を減らせるでしょう。
家賃が節約できることで、少し広めの物件を見つけたり、ほかの生活費に充てたりできるゆとりが生まれます。
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それぞれ1人暮らしvs同棲…2年住んだ場合のコストをシミュレーション

同棲をすることで、1人暮らしの場合と比べて家賃や食費は割安になる傾向が見られます。具体的な費用のシミュレーションを行うことで、目安となる金額を把握しておきましょう。
ここでは以下の条件を基に、それぞれが別々に1人暮らしを続けた場合(A)と同棲した場合(B)ついて、シミュレーションを行います。
前述した総務省統計局の2021年「家計調査」のデータ(34歳以下の男女別)を基に解説します。
条件は、次のように設定します。
条件
- 2年間暮らした場合の費用
- 初期費用は家賃の4ヶ月分と想定
- 1人暮らしはワンルームで7万円、同棲は2DKで11万5,000円の家賃を想定
毎月かかる費用の内訳は、以下のとおりです。
(A) 1人暮らし (男性) | (A) 1人暮らし (女性) | (B) 2人暮らし | |
|---|---|---|---|
家賃 | 7万円 | 7万円 | 11万5,000円 |
食費 | 3万9,821円 | 2万9,405円 | 6万1,665円 |
光熱費・水道代 | 7,041円 | 8,530円 | 1万7,582円 |
家具・家事用品費 | 6,595円 | 7,440円 | 1万1,946円 |
被服および履物費 | 3,737円 | 1万314円 | 1万130円 |
交通・通信費 | 1万9,643円 | 2万846円 | 3万8,654円 |
保健医療費 | 3,533円 | 6,251円 | 1万2,708円 |
教養・娯楽費 | 2万1,220円 | 1万7,964円 | 2万3,709円 |
交際費 | 8,526円 | 8,237円 | 8,659円 |
合計 | 17万9,576円 | 17万8,987円 | 30万53円 |
(A)1人暮らしのケース
1人暮らしで家賃以外にかかる支出は、男性が10万9,576円で、女性が10万8,987円です。家賃も含めて毎月18万円前後の生活費がかかることが分かります。
この生活水準を2年間続けた場合、男性は430万9,824円、女性は429万5,688円の支出となります。
敷金や礼金などの初期費用を家賃の4ヶ月分と想定して28万円と考えるならば、2年間の暮らしにかかる総額は男性で458万9,824円、女性では457万5,688円と計算できます。
(B)同棲のケース
同棲をした場合に家賃以外にかかる費用は、18万5,053円です。家賃を含めると毎月30万53円で、折半すると1人当たりの負担額は約15万27円となります。
同棲を2年間続けるならば720万1,272円の費用がかかり、ここに初期費用46万円(11万5,000円×4ヶ月分)を加えると766万1,272円となります。
(A)1人暮らしと(B)同棲のケースの比較
2年間でかかる費用は、1人暮らしの男性は458万9,824円、女性は457万5,688円で、二人合わせると916万5,512円です。これに対して同棲は766万1,272円で、1人当たり383万636円となります。
単純計算だと、1人暮らしよりも同棲の方が、2年間で150万円ほど抑えられることが分かります。
家計調査の「実支出」(消費の支出に保険料や税金を加えたもの)のデータを参照すると、1人暮らしの平均は男性の場合で毎月20万9,670円、女性の場合は20万8,958円となっています。
これに対して、2人暮らしの場合は毎月の実支出の平均は33万9,025円であり、1人当たりに換算すると16万9,512円です。
別々に1人暮らしをしていたカップルが、同棲を始めると毎月4万円ほどコストダウンできることが分かります。
お金だけじゃない同棲のメリットやポイント

同棲を始めることで、家賃や日々の食費などだけではなく、デートにかかる費用も節約できます。
毎回のデートにかかっていた飲食費や交通費は少額であったとしても、年間で考えると大きな金額になっていることも多いものです。
また、金銭面以外にもカップルが同棲を始めることで、次のようなメリットがあります。
結婚後をイメージしやすくなる
同棲は新婚生活の準備にもなるため、将来的に一緒に暮らす様子を具体的にイメージできます。デートをしているときには気づかなかった、相手の姿が見えてくるものです。
仮に、気になる部分があったとしても、同棲している段階で話し合えるというメリットがあります。
将来に向けた話し合いの時間をとれる
同棲をしなくても話し合いはできるとはいえ、一緒に暮らしていると、まとまった時間を取りやすいでしょう。
かしこまって話し合いを始めるよりも、日常の何気ない会話から結婚や将来について意見を交わし合った方が、お互いに本音で語れる可能性もあります。
また、同棲を始めると生活費を抑えられるため、貯金などのお金に関することも具体的に話し合えるでしょう。
防犯面での安心感がある
女性の場合は、男性と一緒に暮らし始めることで、防犯面で安心できる部分もあります。1人暮らしの頃には不安を感じていた部分が解消されて、気持ちの面で落ち着いた暮らしを得られる人もいるでしょう。
家事の負担が減る
2人で家事を分担できるため、1人にかかる家事の負担が減ります。一緒に同じ家事に取り組むなかで、自然とコミュニケーションを図る機会も増えるでしょう。
ただし、2人のライフスタイルが合わない可能性もあるため、しっかりと話し合いをしてから同棲を始めましょう。たとえば、睡眠をとる時間帯が違う場合、それぞれの寝室を分けてみるのもひとつの方法です。
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生活費の負担割合を決める話し合いのコツ

同棲には多くのメリットがある一方で、共に暮らし始めてからお金の管理の部分で、意見がぶつかってしまうことがあります。同棲を始める前に、きちんと意見のすり合わせをしてルールを決めておくといいでしょう。
生活費を管理する方法は、大きく分けて以下の3つの方法があります。
支払時にお互いが払う
食材を買いに行った際や家賃を支払うタイミングなど、毎回金額を確認してからそれぞれが負担するという方法です。どちらか一方の負担が増える可能性は低いものの、多少面倒に感じることがあるでしょう。
共通の財布にする
毎月お互いが決まった金額を共通の財布に入れておき、生活費や食費をそこから支払うという方法です。管理はしやすいものの、お金が足りなくなったり、反対に余ったりする可能性があります。
役割を決めておく
たとえば、家賃は彼氏で食費は彼女といったように、項目ごとに支払う担当を分けておくという方法です。
個々の支出については把握しやすいですが、生活費の全体像が見えにくくなり、片方の負担が重くなる場合に気づかない恐れがあります。
どのような方法を選択するにしても、支出の見える化が重要です。同棲をするにあたって、専用の銀行口座の開設や家計簿アプリの活用などによって、お互いの収入や支出を把握しやすい状態にしておきましょう。
まとめ

- 2021年「家計調査」によると同棲時の食費と水道光熱費の目安は毎月約8万円
- 1人暮らしと比較して、同棲すると家賃負担は減らしやすい
- 金銭面以外にも同棲するメリットとして結婚後の生活をイメージしやすいことなどが挙げられる
- 生活費を円滑に管理するには、収入と支出の全体像が常に分かる状態にしておくことが大切
新婚・同棲にぴったりな物件
更新日: / 公開日:2018.10.25

