LIFULL HOME'S マーケットレポートとは

LIFULL HOME'Sマーケットレポートとは、LIFULL HOME'Sで掲載された物件データおよびユーザーから問合せのあった物件データを四半期・マーケットごとに公開するものである。本稿では、2022年7~9月に登録・公開された首都圏の賃貸物件における以下のデータから、その特徴的な傾向などをまとめてお伝えする。

・掲載物件平均賃料
・掲載物件平均専有面積
・掲載物件平均徒歩分数

・反響(問合せ)物件平均賃料
・反響(問合せ)物件平均専有面積
・反響(問合せ)物件平均徒歩分数

住まい探しの参考や、不動産市場の分析に活用いただければ幸いである。

※乖離率の計算式を前回(2022年4~6月期)までは「反響物件平均/掲載物件平均」で行っていたが、今回から変更し「(掲載物件平均-反響物件平均)/反響物件平均」としている

・データダウンロード
下記リンクより、都道府県別、主要エリア別、駅別データをダウンロードできます。
2022年7~9月期 賃貸 首都圏版(Excel)

※記事中のデータ・グラフ画像等は「LIFULL HOME'S PRESS調べ」のクレジットを明記の上、ご自由にご使用いただけます

東京都心で下落した掲載賃料は依然回復せず

1都3県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の直近1年の掲載物件平均賃料はおおむね横ばい傾向にある。東京都では2021年7~9月期以降、掲載平均賃料がやや下落したまま横ばい傾向が続いているが、要因は東京23区、特に都心6区において同時期に掲載平均賃料の水準が下がったことにある。
足元の2022年7~9月期では、東京都が9万198円で前期比98.9%、神奈川県が6万6,241円で同100.2%、埼玉県が6万245円で同101.1%、千葉県が6万2,659円で同101.4%と埼玉県と千葉県でやや上昇した。

対する反響物件平均賃料も、直近1年はおおむね横ばい傾向にある。足元の2022年7~9月期では、東京都が10万58円で前期比99.9%、神奈川県が7万8,318円で同100.1%、埼玉県が6万9,350円で同99.8%、千葉県6万8,795円で同98.2%となっている。

首都圏における掲載物件平均賃料・反響物件平均賃料の推移(LIFULL HOME'S PRESS調べ)首都圏における掲載物件平均賃料・反響物件平均賃料の推移(LIFULL HOME'S PRESS調べ)
首都圏における掲載物件平均賃料・反響物件平均賃料の推移(LIFULL HOME'S PRESS調べ)2022年7~9月期 首都圏における掲載物件平均賃料・反響物件平均賃料(LIFULL HOME'S PRESS調べ)

専有面積は掲載・反響とも前期比横ばい

1都3県の直近1年の掲載物件平均専有面積は、2021年7~9月以降1都3県いずれにおいてもやや縮小が続いたのち前期(2022年4~6月)は拡大に転じたが、足元の2022年7~9月期では、東京都が28.95m2で前期比99.4%、神奈川県が29.49m2で同98.7%、埼玉県が32.64m2で同99.4%、千葉県が33.88m2で同100.1%と、前期からほぼ横ばいとなった。

一方の反響平均専有面積は、直近1年ではほぼ横ばい傾向にある。2022年7~9月期においては、東京都が35.46m2で前期比99.4%、神奈川県が38.84m2で同99.2%、埼玉県が42.77m2で同99.5%、千葉県が43.36m2で同97.9%となった。

首都圏における掲載物件平均専有面積・反響物件平均専有面積の推移(LIFULL HOME'S PRESS調べ)首都圏における掲載物件平均専有面積・反響物件平均専有面積の推移(LIFULL HOME'S PRESS調べ)
首都圏における掲載物件平均専有面積・反響物件平均専有面積の推移(LIFULL HOME'S PRESS調べ)2022年7~9月期 首都圏における掲載物件平均専有面積・反響物件平均専有面積(LIFULL HOME'S PRESS調べ)

徒歩分数は掲載・反響とも前期比横ばい

1都3県の直近1年の掲載物件平均徒歩分数は、いずれも横ばい傾向にある。足元の2022年7~9月期では、東京都が前期比100.7%、神奈川県が同101.0%、埼玉県が同99.2%、千葉県が同99.1%となっている。

対する反響物件平均徒歩分数も横ばい傾向にあり、2022年7~9月期では、東京都が前期比100.1%、神奈川県が同100.3%、埼玉県が同100.5%、千葉県が同102.0%となった。

首都圏における掲載物件平均徒歩分数・反響物件平均徒歩分数の推移(LIFULL HOME'S PRESS調べ)首都圏における掲載物件平均徒歩分数・反響物件平均徒歩分数の推移(LIFULL HOME'S PRESS調べ)
首都圏における掲載物件平均徒歩分数・反響物件平均徒歩分数の推移(LIFULL HOME'S PRESS調べ)2022年7~9月期 首都圏における掲載物件平均徒歩分数・反響物件平均徒歩分数(LIFULL HOME'S PRESS調べ)

調査概要

・集計対象エリア
東京都(全域、23区、都心6区[※1]、23区その他、城東[※2]、城西[※3]、城南[※4]、城北[※5]、東京都下)、神奈川県(全域、横浜市・川崎市、その他)、埼玉県、千葉県

※1:「都心6区」は、千代田区、港区、中央区、新宿区、渋谷区、文京区
※2:「城東」は、中央区、墨田区、葛飾区、台東区、江東区、江戸川区
※3:「城西」は、新宿区、渋谷区、杉並区、世田谷区、中野区、練馬区
※4:「城南」は、港区・品川区・目黒区・大田区
※5:「城北」は、文京区・豊島区・荒川区・足立区・北区・板橋区

・集計対象データ2022年7月1日~9月30日に、LIFULL HOME'Sで登録・公開された賃貸マンション・アパート

・データダウンロード
下記リンクより、都道府県別、主要エリア別、駅別データをダウンロードできます。
2022年7~9月期 賃貸 首都圏版(Excel)

※記事中のデータ・グラフ画像等は「LIFULL HOME'S PRESS調べ」のクレジットを明記の上、ご自由にご使用いただけます

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