賃貸物件を探すうえで、部屋の広さを重視している人もいるでしょう。広い部屋に住むことで得られる快適さや利便性を求めている一方で、予算や管理の手間なども考慮しなければなりません。

この記事では、広めのワンルーム物件を選ぶ際のポイントや、住むことで得られるメリットとデメリットなどを詳しく解説します。

広めのワンルーム物件

ワンルーム

賃貸のワンルーム…5パターンの間取り図で解説

 

ワンルームとは、部屋がひとつだけで構成されているシンプルな間取りのことを指します。

 

ワンルームの賃貸物件は18~25平米程度の部屋が多く、部屋が仕切られていないため住まい全体まで光が広がりやすく、部屋が広く感じられます。

ワンルームと1Kは何が違う?

 

ワンルームと似ている間取りとして1Kが挙げられます。ワンルームと1Kの違いは「キッチンと居室の間に区切りがあるかどうか」です。

 

ワンルームは室内にドアなどの仕切りがなく、玄関やキッチンから居室までが一体になっている間取りを指します。それに対して、1Kはキッチンと部屋の間にドアや引き戸が設置されている間取りタイプです。

 

どちらを選ぶかは、生活スタイルや好みによって異なりますが、自炊を頻繁にする人には居室へのニオイ移りを気にせずに料理ができる1Kの方が向いているかもしれません。

 

ワンルームの物件 広めのワンルーム物件

一人暮らしでワンルームを選ぶメリットは?

 

一人暮らしでワンルームを選ぶメリットとしてはまず、基本的につくりがシンプルなので、家賃の安い物件が見つかりやすいことです。

 

また、室内に仕切りがないため専有面積に対して開放感が生まれることや、掃除や管理がしやすい点も大きな魅力です。部屋全体を見渡せるため、必要なものがすぐに見つかり、掃除も短時間で済みます。

一人暮らしにちょうどいい広さは?

 

国土交通省の定める水準によると、一人暮らしに最低限必要な居住面積(最低居住面積水準)は25平米、ゆとりのある居住面積(誘導居住面積水準/都市型)は40平米が目安となっています。

 

25平米は最低限必要な広さとなっているものの、実際にはそれよりも狭い一人暮らし向け物件は数多く存在し、一人暮らしに適した広さは人それぞれです。

 

一般的には20~30平米程度の広さであれば、家具や家電を配置してもある程度のスペースが確保でき、快適に過ごすことができるでしょう。

一人暮らしで6畳ワンルームは狭い?

 

6畳は平米数に換算すると9~10平米程度となりますが、水回りや玄関、廊下などを含めると、全体的な専有面積は20平米前後になることが多いです。

 

6畳のワンルームは、都市部などの住宅が密集するエリアでは決してめずらしくない広さであり、シンプルな生活を好む人にとっては十分快適に暮らせる水準でもあります。

 

しかし、家具や家電を多く持っている場合や、広々とした空間を求める人には少し狭く感じるかもしれません。その場合、8畳以上の広さを選ぶと、より快適に過ごせるでしょう。

 

ワンルームの物件 広めのワンルーム物件

一人で広い部屋に住むメリット・デメリット

 

まず、広めのワンルーム物件に住む大きなメリットは、空間の自由度です。家具の配置やインテリアの選択肢が広がり、自分だけのオリジナルな空間をつくり上げることができます。

 

また、広い部屋は圧迫感が少なく、リラックスした時間を過ごすことができるため、ストレスの軽減にも繋がります。

 

一方で、広い部屋にはデメリットもあり、家賃が高くなる傾向があります。さらに、広いスペースをきれいに保つには掃除や整理整頓の手間が増えます。

 

光熱費も広い分だけ高くなる可能性があるため、経済的な負担が増えることも考慮し、自分のライフスタイルに合った選択をすることが大切です。

ワンルームを広く見せたい! 一人暮らしのレイアウト例

 

ワンルームを広く見せるためには、いくつかのポイントを押さえることが重要です。

 

まず、家具の配置を工夫することが大切です。大きな家具を壁際に配置し、中央を広く保つことで、部屋全体が広く見えます。また、鏡を使うことで視覚的に広さを感じさせることもできます。

おしゃれな部屋にするためのコツ

 

ワンルームをおしゃれにするためには、統一感のあるインテリアを選ぶことがポイントです。色や素材をそろえることで、部屋全体がまとまり、洗練された印象を与えます。

 

また、照明の使い方も重要です。間接照明を取り入れることで、柔らかい光が部屋全体を包み込み、リラックスできる空間が生まれます。

収納なしのワンルームでスッキリ収納!

 

収納が少ないワンルームでも、工夫次第で快適に過ごすことができます。まず、ベッド下やソファ下などのデッドスペースを活用することが大切です。

 

また、壁面収納を取り入れることで、床のスペースを有効に使うことができます。さらに、収納ボックスやカゴを使って、小物を整理整頓することで、部屋全体がすっきりとします。

 

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2K

お得に部屋を借りたい人は「2K」も視野に

 

広い部屋に住みたい場合、ワンルームとともに「2K」も、一人暮らしをする際の選択肢として考えてみる価値があります。

 

古い間取りである2Kの家賃は、1Kやワンルームとほとんど変わらない場合や、それどころか安いケースもあります。

 

2Kは、キッチンとリビングが別々の部屋になっているため、プライバシーが確保されやすいです。また、友人や家族が訪れた際にも、スペースを活用できるため、より快適に過ごせる可能性があります。

 

2Kの物件

ワンルームで同棲は可能? 二人暮らしにおすすめの間取り

 

基本的に、ワンルーム物件は単身世帯を対象としています。そのため2人以上の入居を規約で認めていないことが多く、カップルは審査の時点で断られてしまうケースが多いです。同棲を認めている大家さんは、ごくまれと考えておきましょう。

 

2人入居可の物件かどうかを確かめたいときは、部屋を借りるときに交わした賃貸借契約書を見てみましょう。そこに入居人数や同居人についての記載があります。

 

2人入居不可と書かれている場合は原則として同棲はできませんが、条件付き(期間を限定、共益費の割り増しなど)で許可してもらえるケースもまれにあるようです。このあたりは大家さんや不動産会社の考え方によるため確認してみてください。

 

ワンルームの物件 広めのワンルーム物件

 

不動産会社や大家さんの許可を得られれば、ワンルームでペットを飼うことは可能ですが、物件の規約を確認することが重要です。ペット可の物件を選ぶことはもちろん、ペットの種類やサイズにも注意が必要です。

 

また、ペットのためのスペースを確保し、快適に過ごせる環境を整えることが大切です。

 

ワンルームで犬を飼うときの注意点 ワンルームで猫2匹を飼うときの注意点 ワンルームでうさぎを飼うときの注意点

 

ペット可(相談)物件

 

ワンルームとひとくちにいっても、畳数によってレイアウトのポイントは異なります。6畳のワンルームでは、コンパクトな家具を選び、スペースを有効に使うことがポイントです。

 

8畳以上の広さがある場合は、大きな家具を配置しても十分なスペースが確保できるため、より自由なレイアウトが楽しめます。また、畳数に応じた収納アイデアを取り入れることで、快適な空間を実現できます。

 

広めのワンルーム物件には、さまざまな魅力と注意点があります。自分のライフスタイルや好みに合った物件を選び、工夫を凝らして快適な生活空間をつくり上げましょう。

 

8畳ワンルームにおすすめのレイアウト 9畳ワンルームにおすすめのレイアウト 10畳ワンルームにおすすめのレイアウト 11畳ワンルームにおすすめのレイアウト 12畳ワンルームにおすすめのレイアウト 13畳ワンルームにおすすめのレイアウト

 

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更新日: / 公開日:2024.07.22