4人家族で毎月の生活費が適正かを判断したいときには、平均的な金額の目安を知っておくと役立ちます。ただし、必要な生活費は子どもの年齢によっても変わるため、それぞれの家庭ごとに考えていく必要があるでしょう。

この記事では、4人家族の平均的な生活費を総務省統計局の「家計調査報告」を基に紹介するとともに、子どもの年齢別にかかる教育費について解説します。

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4人家族で生活するのに必要な金額がいくらなのかを知っておけば、物件を選ぶときの家賃設定や毎月の家計のやりくりが行いやすくなるでしょう。4人家族と3人家族の生活費の内訳を比較すると、次のようになります(住居費を除く)。

4人家族

3人家族

費用項目

金額

費用項目

金額

食費

9万6,328円

食費

8万7,876円

水道・光熱費

2万4,593円

水道・光熱費

2万4,340円

家具・家事用品費

1万3,029円

家具・家事用品費

1万3,302円

被服費

1万3,093円

被服費

9,970円

保健・医療費

1万4,022円

保険・医療費

1万5,604円

交通・通信費

5万1,087円

交通・通信費

4万2,780円

教育費

3万30円

教育費

1万2,216円

教養・娯楽費

3万3,980円

教養・娯楽費

2万8,045円

その他の費用

5万116円

その他の費用

5万6,684円

合計

32万6,278円

合計

29万817円

出典:総務省統計局「家計調査報告(2024年)

 

総務省統計局が公表している「家計調査報告」によると、2024年の4人家族の生活費の平均支出額は、住居費を除いて「32万6,278円」です。本記事で住居費を除く理由は、家計調査報告では持ち家に住んでいる方の割合が多いからです。そのため、実際の生活費は、上記の金額に住居費を加えた金額で考える必要があります。

 

支出の項目別に見ていくと、4人家族では3人家族の世帯と比べて、食費や教育費の割合が大きくなっていることが分かります。

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子どもがいる家庭では子どもの成長に伴って、だんだんと生活費が増えていく傾向が見られます。特に教育費は家計の支出を押し上げる要因になるものなので、ここでは子どもの年齢別にかかる教育費について見ていきましょう。

子どもが幼稚園に通っている場合の教育費として、文部科学省が公表している「令和5年度子供の学習費調査の結果」によると、公立幼稚園の年間学習費の総額は1人あたり「18万4,646円」です。私立幼稚園の場合だと「34万7,338円」となります。

区分

公立幼稚園

私立幼稚園

年間学習費総額(1人あたり)

18万4,646円

34万7,338円

出典:文部科学省「令和5年度子供の学習費調査の結果

 

上記の金額は年間の支出であるため、1ヶ月あたりの学習費は公立幼稚園で約1万5,387円、私立幼稚園では約2万8,945円です。それ以前の乳幼児の時期には、ミルクや離乳食、おむつなどの消耗品の出費が増えます。

 

また、成長に伴って洋服のサイズが合わなくなるため、頻繁に洋服の買い替えが必要になり、被服費がかさんでしまう時期だといえるでしょう。

子どもが小学校に上がってからは、さらに教育費がかかります。入学時の制服代や教材費などもかかるので、事前に必要な金額を把握して貯金をしておくようにしましょう。

 

小・中・高の12年間での平均的な年間学習費は、以下のとおりです。

 

年間学習費総額(1人あたり)

区分

公立

私立

小学校

33万6,265円

182万8,112円

中学校

54万2,475円

156万359円

高等学校

59万7,752円

103万283円

出典:文部科学省「令和5年度子供の学習費調査の結果

 

年間学習費は進学先によって大きく変動するため、子どもがどの学校を希望するかによって毎月の生活費も大きく変わります。全体的に私立学校の方が高額になるため、子どもが私立の学校を希望するときは早めの準備が必要です。

続いて、子どもが大学に進学したときにかかる年間学習費総額を見ていきましょう。

区分

国立大学

公立大学

私立大学

年間学習費総額

(1人あたり)

60万6,300円

(内訳)

年間授業料53万5,800円

入学金28万2,000円

59万1,820円

(内訳)

年間授業料53万6,471円

入学金22万1,399円

104万9,844円

(内訳)

年間授業料98万5,236円

入学金25万8,434円

出典:旺文社 教育情報センター「2024年度 大学の学費平均額

 

上記は4年制大学を前提とし、入学金と4年分の授業料を合算した金額を4等分にしたものを年間学習費総額として示しています。これを1ヶ月あたりに換算すると、国立大学では5万525円、公立大学では4万9,318円、私立大学では8万7,487円となります。

 

毎月の生活費への負担も考えて、支出に無理がないかを把握し、必要に応じて奨学金制度の利用も検討してみましょう。

毎月の生活費を少しでも抑えて将来に備えた貯蓄をしていくには、いくつか押さえておきたいポイントがあります。ここでは、生活費を抑えるための4つのポイントを解説します。

少しずつでも貯蓄をしていくためには、まず家計収支の内訳を把握することが大切です。どの項目で出費が多いのかをチェックすれば、節約できる項目を洗い出しやすくなります。

 

家計収支を把握する際に役立つものとして、家計簿アプリが挙げられます。スマートフォンを利用すれば手軽に入力や収支の把握ができるので積極的に活用してみましょう。

生活費の中でも大きな出費となるのが、毎月支払いが発生する固定費です。具体的には、住居費・水道光熱費・通信費・保険料・サブスクリプションの支払いなどが挙げられます。

 

このうちもっとも節約効果が高いのは、支出額の高い家賃の見直しです。現在の住まいが広すぎる場合は、適切な広さの物件に引越すことで家賃を抑えられるケースがあります。

 

また、水道光熱費に関しては電力会社や契約プランを見直し、利用状況に応じた内容に変更することで毎月の出費を抑えられます。通信費を抑えたいのなら、スマートフォンを格安のものに切り替えてみましょう。

 

保険やサブスクリプションについても同様で、本当に加入が必要なものであるかを定期的に見直していくことが重要です。

子どもが大きくなるほど食費を抑えるのは難しくなりますが、買い物の際に少し工夫をすれば、食費の節約につなげられます。例えばまとめ買いをしたり、予算内で買い物をしたりする意識を日頃から持ちましょう。

 

また、ネットスーパーを活用する方法もあります。ネットスーパーであれば、カートの中に商品を入れるたびに合計金額を確認できるため、予算内に収めやすくなるでしょう。

計画的に貯蓄をするには、生活費と貯蓄用の口座を分けることも検討してみましょう。指定日に定期預金口座に資金を移動させたり、給与から毎月一定額を決めて貯蓄したりすれば、残った金額で生活していく習慣が身につきやすくなります。

 

自分に合ったやり方で家計全体を把握し、しっかりと貯蓄ができる仕組みを整えるようにしましょう。

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生活費を見直すときは、「節約にこだわり過ぎない」「固定費から見直す」ことがポイントです。それぞれ詳しく見ていきましょう。

生活費を見直して節約を行うときは、暮らしのバランスを損なわないことが大切です。無理をして節約をしようとしても長続きしませんし、家族の健康を損なってしまう恐れもあります。

 

支出を減らすことだけにこだわるのではなく、生活の質を保ちながらどのように節約していけばよいかを考えてみましょう。家族みんなで話し合って、自分たちに合った方法を見つけていくことが大事です。

節約を考えるときは、食費などの変動する費用から見直すのではなく、住居費などの固定費の見直しから始めてみましょう。固定費はまとまった金額を毎月支払うものなので、節約効果を実感しやすく、無理のない節約を進める第一歩となります。

 

住居費の節約を考えるならば、思いきって住み替えを検討してみるのも1つの方法です。不動産・住宅情報サイトの「LIFULL HOME’S」では、一戸建てからマンションまでさまざまな物件情報を取り扱っているので、希望する条件を絞り込んで手軽に物件を検索できます。

 

住んでいるエリアの周辺相場と比較をすれば、現在の家賃が適切な相場であるかもチェックできるはずです。生活費の見直しを行うときに、併せて活用してみてください。

最後に、今回の内容をQ&Aで確認しておきましょう。

Q:4人家族で暮らす際の平均的な生活費はいくら?

A:生活費の平均額は、総務省統計局が公表している「家計調査報告」から目安を把握できます。2024年の調査における4人家族の生活費の平均支出額は、住居費を除いて「32万6,278円」です。

Q:生活費を見直すときに注意したいことは?

A:まずは無理な節約をしないことです。節約は家族全員で取り組むものですから、無理をすると長続きしません。生活費の見直しを行うときは、固定費から考えてみると節約効果を実感しやすくなります。

 

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更新日: / 公開日:2025.05.15