家賃10万円の暮らしに必要な年収
家賃10万円の部屋に住むには、手取り月額30万円以上、年収450万円以上が目安です。ライフスタイルや住みたいエリアによって必要な収入は異なるため、ご自身の家計状況を考えて家賃を決めましょう。
詳しくは、「家賃10万円を支払うのに必要な年収と手取りはいくら?」をご覧ください。
家賃10万円の生活費モデルケース
家賃10万円の場合、節約すれば月の支出合計は約23万円、ゆとりを持たせると約29万円が目安です。ご自身のライフスタイルに合わせて、無理のない資金計画を立てることが大切です。
詳しくは、「家賃10万円を支払う場合の生活費モデルケース」をご覧ください。
家賃10万円で借りられる物件の特徴
家賃10万円で借りられる物件は、エリアによって大きく異なります。都心部では一人暮らし向けの物件が中心ですが、郊外や地方都市なら、より広く条件の良い物件や家族向けの物件も見つかります。
詳しくは、「〈エリア別〉家賃10万円で借りられる物件の特徴」をご覧ください。

家賃・賃料10万円以下の物件家賃相場を調べるあなた専用!引越しまでのやることリスト

一人暮らしに適した家賃は、住みたいエリアやそれぞれの収入状況によっても異なります。家賃10万円は一般的なデータと比べると、どのくらいの水準にあたるのでしょうか。

今回は、家賃10万円の物件を借りるのに必要な年収や生活費のモデルケース、実際に借りられる部屋の特徴などを詳しく見ていきましょう。

一人暮らしの平均的な家賃

 

結論からいうと、家賃10万円は一人暮らしの平均と比べて高い水準です。

 

たとえば、総務省統計局の2018年「住宅・土地統計調査」(※)によると、全国の平均家賃は1ヶ月当たり5万5,695とされています。また、もっとも家賃が高い東京都でも平均額は8万1,001となっています。

 

さらに、これらのデータには、一人暮らし向け以外の物件も含まれているので、家賃10万円は相当高い水準にあると考えられるでしょう。

 

ただし、東京都心部などの一部エリアでは、以下のように一人暮らし向け物件の家賃相場が10万円を超えるところもあります。

エリア

家賃相場

都心

千代田区

11.63万円

中央区

10.99万円

港区

12.33万円

新宿区

10.16万円

渋谷区

11.04万円

文京区

9.68万円

※ 2022年10月時点、LIFULL HOME’S「家賃相場」からワンルーム、1K、1DKの賃料相場を参照

 

上記は駅から徒歩10分以内の賃貸物件を対象にした平均値なので、もちろんこれより安い物件も見つけることは可能ですが、探し方に工夫が必要になるでしょう。

 

※ 総務省統計局「平成30年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計

家賃10万円を支払うのに必要な年収と手取り

 

続いて、家賃10万円を支払うのに必要な年収と手取りについて見ていきましょう。

 

一般的に、無理なく捻出できる家賃の目安は「手取りの3分の1以内」とされています。そのため、単純に計算すると、家賃10万円を支払うには手取り月額30万円以上あると安心です。

 

また、手取りを額面収入の8割程度と想定して年収に換算すると、トータルで450万円程度が目安となります。

 

ただし、家賃の目安はあくまで一般的な考え方に基づくものであり、個別の事情によっても異なる点には注意が必要です。

 

先ほど紹介したように、地価の高い都心部で部屋を借りるなら、通常より高い家賃設定が求められます。

 

また「貯金をしたい」「趣味にお金がかかる」といった場合は、反対に通常よりも家賃を抑えることが大切です。

 

このように、個別の状況を反映させるためには、エリアごとの家賃水準と具体的な家計の支出を明らかにして逆算する必要があります。

 

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家賃10万円を支払う場合の生活費モデルケース

 

家賃10万円を借りる場合、生活費と合わせた毎月の支出はどのくらいのなるのでしょうか。

 

ここでは「節約したいケース」と「ゆとりを持たせたいケース」の2つのパターンで、モデルケースを紹介します。

 

まずは、総務省統計局の2021年「家計調査」(※)より、民間の賃貸物件を借りている一人暮らし世帯の平均データを基に、生活費のモデルケースをシミュレーションしてみましょう。

 

家賃以外の費用は、平均データをそのまま用いています。

費用項目

金額

家賃

10万円

食費

3万7,378円

水道・光熱費

1万240円

家具・家事用品費

6,357円

被服費

5,514円

保健医療費

6,905円

交通・通信費

2万715円

教育・教養・娯楽費

1万8,540円

その他

2万2,674円

合計

22万8,323円

すると、合計では約23万円の支出となり、手取り30万円なら毎月7万円程度のゆとりが生まれることが分かりました。

 

しかし、上記のデータはあくまで平均値であり、食費や被服費などについては、ある程度の節約意識が求められます。

 

上記の平均データに加えて「外食の機会が多い」「自家用車を持ちたい」「あまり普段のお買い物で我慢をしたくない」といった場合、以下のようなモデルケースを参考にしてみてください。

費用項目

金額

家賃

10万円

食費

5万円

水道・光熱費

1万5,000円

家具・家事用品費

1万円

被服費

1万円

保健医療費

1万円

交通・通信費

5万円

教育・教養・娯楽費

2万円

その他

2万5,000円

合計

29万円

手取り30万円で家賃10万円の部屋を借りる場合、上記の金額がやり繰り可能な上限の範囲といえます。

 

いずれかの費用が上回ってしまう場合は、家賃設定を下げることも検討してみましょう。

 

※ 総務省統計局「家計調査 家計収支編 単身世帯〈用途分類〉1世帯当たり1か月間の収入と支出 住居の所有関係別(2021年)

一人暮らし

 

家賃10万円で借りられる物件の特徴は、住みたい地域によっても異なります。

 

ここでは、実際にLIFULL HOME’Sで家賃10万円以下(管理費・共益費含む)の物件を検索して、エリア別に傾向を見ていきましょう。

 

東京都心部(港区、千代田区、中央区、新宿区、文京区、渋谷区)で検索をすると2022年10月時点、家賃10万円以下の物件は1万6,686件見つかりました。

 

そのうち、ほとんどはワンルームや1Kといった一人暮らし向けの物件です。

 

主な傾向としては、以下のような特徴が見られます。

  • ワンルームと1Kが9割以上
  • 専有面積25平米以下(一人暮らし向け)の物件がほとんど
  • 駅近の物件が多い(徒歩7分以内:8割以上、徒歩5分以内:約半数)
  • 新築や築浅の物件はほとんどない(築5年以内:約7%)
  • 鉄筋や鉄骨造の物件が多く、木造は2割以下と少ない

 

都心部を除く東京23区内の場合、借りられる物件の選択肢はもう少し広がります。

 

ワンルームや1Kの割合が多いですが、専有面積30平米以上(二人暮らしに必要な最低居住面積水準)の物件も見つかります。

 

駅から少し離れたエリアに目を向ければ、1LDKや2Kの物件を探すことも可能です。

  • 専有面積25平米以下(一人暮らし向け)の物件は半数程度
  • 専有面積30平米以上(二人暮らし向け)の物件も見つけられる
  • 駅近の物件が多い(徒歩7分以内:約6割)
  • 新築や築浅の物件も見つけられる(築5年以内:約25%)

 

東京都の市部エリアになると、家賃10万円は二人暮らし向けの物件やファミリー向けの物件を十分に探せるラインとなります。

 

また、一人暮らし向けの物件なら、駅近や築浅、デザイナーズ物件などの好条件の部屋も視野に入れて探すことができます。

  • 1LDK~2LDKの物件が多く見つかる
  • 専有面積40 平米以上(三人暮らし向け)の物件も見つかる
  • エリアによっては一戸建てタイプの物件も探せる
  • 一人暮らし向けの物件にはデザイナーズや分譲賃貸も多い

 

地方都市の例として、新潟市で同様の物件検索を行ったところ、全取扱物件の6,459件に対して、家賃10万円以下の物件は6,188件と、ほとんどを占めることが分かります。

 

借りられる物件の傾向としては、以下のような特徴が挙げられます。

  • 1LDK以上の物件が多く、2LDKや3LDKも見つけられる
  • 家賃8万円以上は一戸建てタイプの物件が多い
  • 専有面積100平米を超える物件も見つけられる
  • 駐車場付き物件が多い

地方都市において、家賃10万円はかなり高い水準といえます。

 

ファミリータイプの物件がメインの選択肢となり、一人暮らし向けの場合は、もう少し家賃設定を下げても十分に理想的な部屋を見つけられるでしょう。

 

一人暮らしにぴったりな物件 家賃・賃料10万円以下の物件

家賃を少し安く抑えるコツ

 

ここまで解説したように、家賃10万円は、一人暮らし向けの物件を借りるうえで高い水準といえます。収入にゆとりがない人や貯蓄に力を入れたい人は、もう少し基準を下げて検討してもいいでしょう。

 

少し条件を緩めるだけで、よりリーズナブルでありながら理想的な物件を見つけられるケースもあります。ここでは、家賃を少し下げたいときに意識したいポイントを見ていきましょう。

 

同じような条件であっても、どのエリアで部屋を探すのかによって家賃には大きな違いが生まれます。

 

特に東京都の場合、隣の市区に移るだけで家賃相場が大幅に下がるケースもあるので、できるだけ幅広い選択肢を持っておくといいでしょう。

 

なお、東京23区内で物件を探すなら、板橋区や練馬区などの西部エリア、江戸川区や葛飾区、足立区などの東部エリアは比較的家賃の安い物件を見つけやすいです。

 

駅徒歩所要時間とは、最寄り駅と物件間を歩いた場合にかかる時間の目安であり、「1分=80m」で換算されています。

 

駅からの距離が近ければ近いほど利便性は高いとされますが、その分だけ家賃は高くなってしまいます。

 

家賃を抑えつつ、部屋の広さや設備などにこだわりたい場合は、駅徒歩所要時間を少し延ばしてみるといいでしょう。

 

家賃設定を下げると、どうしても理想の部屋が見つからないという場合は、築年数の条件を緩めてみるのもひとつの方法です。

 

賃貸物件の場合は、築年数が経過していても、リフォームやリノベーションによって内装や設備がきれいに生まれ変わっているところもあるので、意外な掘り出し物件に出合えることもあります。

一人暮らし

 

  • 一人暮らしで家賃10万円は平均と比べて高い水準といえる
  • 家賃10万円の部屋を借りるのに必要な年収の目安は450万円
  • 生活費のモデルケースも踏まえて家賃設定を行うことが大切
  • 家賃10万円なら東京都心部でもある程度の選択肢から物件を探せる
  • 一人暮らしなら、多少家賃設定を下げても理想的な物件に出合える可能性は十分にある

 

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Q.1:一人暮らしで家賃10万円の部屋は、一般的に高いですか?

A.1:全国の平均家賃は約5万6,000円、東京都でも約8万1,000円のため、10万円はこれを上回ります。ただし、都心の一部エリアでは、一人暮らし向けの物件でも家賃相場が10万円を超えることは珍しくありません。

Q.2:家賃10万円の部屋に住むには、どれくらいの年収や手取りが必要ですか?

A.2:無理なく払える家賃は「手取り月収の3分の1」が目安といわれています。そのため、家賃10万円の部屋であれば、手取りで月30万円以上、年収では450万円以上あると安心です。

Q.3:手取り30万円で家賃10万円の部屋に住むと、どのような生活になりますか?

A.3:生活スタイルによって変わります。たとえば、節約を心がければ毎月7万円ほどの余裕が生まれます。一方で、外食や趣味を重視するなら、手取り30万円をほぼ使い切るイメージです。ご自身の生活に合わせて、お金の計画を立てることが大切です。

Q.4:東京23区内で家賃10万円だと、どのような部屋を借りられますか?

A.4:都心部ではワンルームや1Kが中心ですが、築年数が古い物件が多くなります。一方、都心部以外の23区にエリアを広げると、駅から少し離れた1LDKなども選択肢に入ってくるでしょう。

Q.5:地方都市で家賃10万円の部屋を探すと、どんな物件がありますか?

A.5:地方都市の場合、家賃10万円は高めの設定です。そのため、一人暮らし向けというより、2LDKや3LDKといったファミリー向けの物件が中心になります。広い部屋や、駐車場付きの一戸建ても見つけられるでしょう。

Q.6:もう少し家賃を抑えたいです。部屋探しのコツはありますか?

A.6:はい、以下の3つのポイントを見直してみるのがおすすめです。
1. エリア:希望エリアの隣の駅など、少し家賃相場の低い場所に広げてみる
2. 駅からの距離:「駅徒歩5分」を「10分」にするなど条件を緩めてみる
3. 築年数:築年数が古くても、リフォームできれいな物件を探してみる

Q.7:東京都内で、比較的家賃が手頃なエリアはどこですか?

A.7:23区内なら、板橋区や練馬区などの西部エリア、江戸川区や葛飾区、足立区などの東部エリアは、都心部と比べて家賃が手頃な物件を見つけやすいでしょう。

Q.8:築年数が古い物件には抵抗があります。家賃を抑える方法はありますか?

A.8:はい、築年数が古くても、リフォームやリノベーションで室内がきれいな物件はたくさんあります。築年数の条件を緩めることで、きれいで家賃も手頃な“掘り出し物”の物件に出会える可能性が高まります。

更新日: / 公開日:2019.02.08