住まいの広さを考えるときには、家族構成が重要なポイントとなります。一般的には家族が多いほど必要な面積も広がると考えられますが、4人家族の場合はどのくらいが適切とされているのでしょうか。

今回は4人家族が「70平米」の住宅で暮らすケースを想定して、具体的な広さのイメージや該当する間取りタイプについて解説します。

ファミリー向け物件2LDKの物件3LDKの物件

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結論から言えば、70平米は4人家族にとって「狭くはないが使い方には工夫が必要」な広さと表現できます。広さに対する感覚は人によって異なるため、まずは70平米という面積について詳しく見ていきましょう。

70平米は、畳数に換算すると「約43畳」です。ただし、この広さは浴室・トイレ・キッチン・廊下・玄関・収納スペースなどを含めた面積なので、実際の居住スペースは「30畳ほど」といえるでしょう。

国土交通省の住生活基本計画では、住むのに適した広さについて、世帯人数別の目安が示されています。

 

必要な面積(m2)

1人世帯

2人世帯

3人世帯

4人世帯

最低居住面積水準

25

30(30)

40(35)

50(45)

誘導居住面積水準(都市型)

40

55(55)

75(65)

95(85)

誘導居住面積水準(一般型)

55

75(65)

100(87.5)

125(112.5)

※()は3~5歳児が1名いる場合

  • 最低居住面積水準:健康で文化的な住生活の基礎として必要不可欠な広さ
  • 誘導居住面積水準:多様なライフスタイルを想定したゆとりのある広さ(都市型:都市部の集合住宅/一般型:郊外の一戸建て住宅)

上記の目安を参考にすると、70平米は「4人家族に必要な広さ」と「4人家族がゆったりと暮らすのに必要な広さ」の中間にあたることが分かります。夫婦と子ども2人家族の場合、子どもが小さなうちは、あまり狭いと感じることはないでしょう。

 

しかし、子どもが成長するにつれて、収納スペースやプライバシーの観点から手狭になってくる可能性もあります。そのため、部屋割りや収納の確保などには、子どもの年齢に応じた工夫が必要となるでしょう。

 

(出典:国土交通省『住生活基本計画における「水準」について』)

 

ファミリー向け物件 2LDKの物件 3LDKの物件

70平米の広さを持つ住宅は、ファミリー向けの間取りが多いです。具体的な間取りとしては、2LDKや3LDKが挙げられます。

 

たとえば、冒頭でも触れたように居住スペースが30畳ほどあると想定すると、それぞれの間取りの部屋割り例は次のように考えられます。

 

間取りの例

 

LDK

居室1

居室2

居室3

2LDK

18畳

6畳

6畳

3LDK

12畳

6畳

6畳

6畳

 

それぞれの間取りの特徴として、下記のようなものが挙げられます。

70平米で2LDKの間取りであれば、広々としたLDKを確保できます。そのため、家族団らんの時間を大切にしたいという方は、2LDKのほうが理想を実現しやすいといえるでしょう。

 

また、収納スペースにもゆとりが生まれるので、趣味が多い方やファッションにこだわりたい方にも向いています。一方、居室は2つなので、子どもそれぞれに個室を持たせるか、1つの部屋を2人で使ってもらうかで悩みがちです。

 

部屋割りの工夫が必要な点を理解しておき、早い段階から家族でプランを相談しておきましょう。

3LDKの場合は、LDKや各居室は少し手狭になってしまう一方、4人家族には十分な個室数を確保できるのがメリットです。基本的には、3つの居室を「子どもそれぞれの個室と夫婦の寝室」という組み合わせで使うとよいでしょう。

 

また、子どもが小さなうちは、LDKに隣接した居室は扉を開け放しておき、疑似的な2LDKとして使うのも1つの方法です。シーンに応じて仕切りの有無を変更すれば、LDKのスペースが広がるため、家族団らんの空間を十分に確保することができます。

一戸建てやマンションを購入して、長く住むことを前提とするならば、長期的なライフプランを想定した判断が必要です。子どもの成長やライフスタイルの変化を見据えて、どのような広さや間取りが適切なのかを考えておきましょう。

 

ここでは、広さ・間取りを考えるときの判断基準を4つに分けてご紹介します。

子ども部屋がいくつ必要になるかによって、確保すべき部屋数は異なります。4人家族で、子どもそれぞれに個室を持たせるのであれば、少なくとも2つの居室は必要です。

 

加えて、夫婦の寝室や書斎の機能を持ったスペースを確保するとなると、3つの居室がある3LDK以上が妥当といえるでしょう。しかし、子ども部屋の数は、次のようなポイントによっても左右されます。

子ども部屋の数を決めるポイント

  • 子どもの年齢差
  • 子どもの性別
  • それぞれの性格

実のところ、子どもが個室を必要とする期間はそれほど長くありません。小学校高学年あたりから高校卒業までと考えると、必要な期間は約8年間であり、それ以降は子ども部屋を持て余してしまうケースも多いです。

 

また、子ども同士の年齢が離れている場合は、個室を使うタイミングが重ならないように工夫すれば、部屋数を1つ減らすことも可能でしょう。その分、LDKやリビングに面積を充てるほうが、暮らしやすいという方も少なくありません。

 

子どもの性別や性格によっても、それぞれに部屋を用意すべきか、共用できるのかが異なるので、先のことまで考えて十分に検討したいポイントといえます。

快適な住空間を実現するには、生活動線を意識した間取りづくりが大切です。特に家事を行うときの「家事動線」を効率的にしておくと、掃除や洗濯など毎日の家事の負担が減るため、快適な暮らしを保ちやすくなります。

 

また、生活動線は家族間のコミュニケーションにも影響を与えます。たとえば、子どもとのコミュニケーションを大事にするため、LDKを通らなければ個室にアクセスできない間取りなどを取り入れる方も多いです。

収納スペースは、広ければ広いほど使い勝手がよいと考えるのが一般的です。しかし、現実的には限りがあるため、必要な広さをきちんと割り出し、居住スペースを圧迫しすぎないように計画しなければなりません。

 

また、過度に広ければ無駄な荷物が増える原因にもなるため、用途を明確にしたうえで収納計画を立てるのが理想です。

住まいの広さや間取りは、予算の制限のなかで検討しなければなりません。先にあれこれとプランを固めるよりも、まずは現実的な予算を割り出して、予算内で実現できるかどうかを丁寧に考えていくことが大切です。

 

また、予算内で満足のいくプランを実現するために、コストを抑えるコツを知っておくのもおすすめです。たとえば、「収納を集約させて建具の数を減らす」「凹凸の少ないシンプルな外観・間取りにして、施工面積を減らす」といった方法は、コストを抑える手段として活用されています。

 

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同じ平米数でも、間取りや使い方によって実際に感じる広さは変わるものです。たとえば、1つひとつの空間を可動式の間仕切りで区切って、生活シーンや子どもの年齢に合わせて間取りを自由に組み替えるといった方法も可能です。

 

可変性のある間取りにすれば、子どもが小さなうちはLDKを広く使い、成長に合わせて個室を持たせることができます。また、子どもが巣立って空室となった部屋は、ゲストルームや書斎、防災用品をストックする倉庫などとして活用するのも1つの方法です。

 

家族の価値観やライフプランによって、同じ70平米でもさまざまなバリエーションが考えられるため、まずはじっくりと話し合いの時間を作ってみましょう。

 

不動産情報ポータルサイトLIFULL HOME’Sには、一戸建てからマンションまで、幅広いジャンルの物件情報が掲載されています。さまざまな物件を調べながら、家族に合った間取りを探してみましょう。

 

また、マイホームの購入を検討している方は、「住まいの窓口」の無料相談を利用するのがおすすめです。広さ・間取りなどの条件整理から、資金計画、建築会社選びまで、幅広いお悩みを受け付けているので、ぜひご活用ください。

 

住まいの窓口に相談する

 

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最後に、今回の内容をQ&Aで確認しておきましょう。

Q:70平米は4人家族にとって狭い?

A:70平米は、4人家族にとって「狭くはないものの、使い方には工夫が必要」な広さといえます。ライフプランや子どもの成長に合わせ、どのようにスペースを活用するかが快適な生活を実現するためのカギとなります。

Q:70平米の2LDK・3LDKの特徴は?

A:70平米の間取りパターンとしては2LDK・3LDKが多く、2LDKはLDKを広くとれるのがメリットです。一方、部屋数は少ないので、子ども部屋をどう確保するかを丁寧に話し合う必要があります。3LDKは4人家族であれば十分な部屋数といえますが、LDKや収納スペースが狭くなるので、使い方には工夫が求められます。

 

ファミリー向け物件 2LDKの物件 3LDKの物件

更新日: / 公開日:2025.04.16