2019年に20坪、2LDKの平屋を建てて、私と夫、犬1匹、猫2匹と暮らしています。延床面積が約66平米という、とてもコンパクトな平屋です。

住み始めて3年目になりますが、いいところもあれば改善したいところもいくつか見えてきました。わが家の体験談として、平屋を建てようと思ったきっかけや実際の住み心地についてお話しします。

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平屋

 

最近見かける平屋は、とても広々としているように見えませんか? よく見ると、天井が高く、大空間になっている家が多いです。

 

平屋は2階部分がないので、屋根の勾配に合わせて天井をつくることができます。たとえ坪数が少なくても、勾配天井にすることで大空間を実現できるのがメリットです。

 

ただ、わが家は予算の問題で諦めてしまいましたが、いつかリフォームできる日がきたら勾配天井にしたいと思っています。

 

そして、平屋は耐震性が高いという面も強みです。

 

正方形や長方形のシンプルな構造をしているため、地震の際、建物に影響する力が分散されるのです。上の階がない分揺れも抑えられ、倒壊のリスクが下がるといわれています。

 

平屋を建てるためにまず直面する最大の難関は、土地選びです。平屋の土地は、2階建ての土地選びよりも条件が厳しくなります。

 

広さがあり周辺環境もよい土地は、やはり価格が高いです。土地価格を抑えられる郊外や田園地域を探すと、次はハザードマップ上でNGのため結局建てられず…ということが多いです。

 

一般的には、平屋の方が2階建て住宅より割高になるといわれています。

 

たとえば、同じ40坪の家を建てる場合、屋根と基礎の面積は2階建てよりも大きくなります。建築コストのなかでも屋根と基礎は大きな割合を占める部分なので、総費用に大きく影響するのです。

 

私自身が家を建てようと思った際も、平屋の方が割高であると実感しました。ただ、住み始めてからかかるコスト(ランニングコスト)に関しては、平屋の方が安くすむといわれています。

平屋

 

もともと、私はどちらかというと賃貸派で、マイホームを持つことにあまり積極的ではありませんでした。

 

大きなきっかけとなったのは、保護犬と保護猫を迎え入れたことです。それまでとは生活スタイルが変わり、田舎の一戸建てで暮らしたいと考えるようになりました。

 

ですが、一戸建てといってもとにかく資金的な余裕がなく、性格的にも家をメンテナンスしていける自信がありませんでした。

 

だったらコンパクトな家にしたらいいか、と。私たちにとって家の存在が負担にならないよう、持て余すことのない家を持とうと考えました。

 

夫婦ともに平屋一択でしたが、ネックになったのが費用面です。理想は22~24坪ほど。わが家の予算では到底無理だと分かりました。

 

そんなときにインスタグラムで、ある平屋の規格住宅の存在を知りました。内装やコンセプトが理想的なものでした。20坪2LDKの平屋が1,200万(税抜き)~という建物価格。

 

この建物価格に加えて、土地代や諸費用、外構費なども発生します。予想されるコストでざっくりと計算し、私たちの予算でも平屋を建てられるかもとワクワクしました。

 

そんな規格住宅の強みは、コストを抑えられるということ。一から決めていくフルオーダー住宅とは違って、資材などが規格化されているため、工場での大量生産が可能になるのです。規格住宅は、コスト重視の私たちに合っていました。

 

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平屋

 

家が完成したのは、工務店の見学会から約6ヶ月後です。その流れについてお話しします。

 

ちなみに、私たちはこの工務店でしか検討していません。一般的には複数のハウスメーカーや工務店で比較検討していくものです。今考えると、なかなか思い切った行動だったなと感じています。

 

初めての見学会。自分たちの年収や自己資金の有無を伝えなければなりません。伝えた途端、態度が急変した…なんてエピソードもネットで見ておじけづきました。

 

結果、担当してくださった営業さんは、私たちの不安をすぐにかき消してくれました。その場で資金計画書を作成してくださり、総費用をイメージすることができました。

 

見学会の後から土地探しも本格化しました。それまではネットの土地情報を見るだけでしたが、実際に現地へ足を運ぶようになります。

 

土地探しはやはり大変で、不動産会社とうまく意思疎通ができておらず、トラブルになったこともありました。気に入った土地をタッチの差で逃してしまったことがあり、今でもとても心残りです。

 

土地が決まったら工務店と契約し、急ピッチで家づくりを進めていきました。

 

規格住宅は、間取りや設備などのベースがある程度決まっています。そのベースを基に、細かい部分をカスタマイズしていくようなイメージです。

 

たとえば「キッチンやトイレはこのメーカーで、床材はこれを使いますよ。色はこのなかから選んでくださいね」といったような感じです。

 

フルオーダー住宅より決めることが少ないので、その分、打ち合わせ時間や工期も短縮できます。

平屋

 

言うまでもなく、効率よく生活できるのが平屋の強みです。わが家は特に小さな平屋ではありますが、実際に住んでみて感じる新たな発見もあります。

 

結構ピンポイントな話になりますが、換気が楽です。正方形の個室をつなげたようなシンプルな間取りなので、空気の入れ換わりも早いと思います。

 

実家は2階建てです。突然の雨で「2階の窓閉めてきて!」と毎度言われていたなと、それもいい思い出ではありますが、換気のためだけに階段を上り下りするのは大変だろうなと感じます。

 

正直、マイホーム生活が始まってからはいろいろ便利な家電が欲しいな~と物欲が止まらなくなることが多いです。

 

しかし、そもそも収納する場所が限られているため、これ以上物を増やすことはできません。生活レベルを上げすぎず、現状維持できているのは小さい平屋のおかげだと思っています。

 

平屋は、建てるときは高いけれど、住んでしまえばお得だなと感じます。「屋根や外壁のリフォーム費用は、2階建てより安い」などと聞いたことはありませんか?

 

それはまだ10年、20年先のことで、正直まだ実感が湧きません。それよりもっと身近な場面でもお得を感じることは多いです。

 

たとえば、生活に必要な電化製品の数が自然と減る気がします。空気清浄機や扇風機、掃除機など…常に使うわけではないけど、移動させる機会が多いものたちです。

 

上下階があると持ち運びが大変だったり、それぞれの階に置く必要が出たりすることも。だけど、平屋は平行移動だけ。持ち運びも楽です。このような日常生活でのちょっとした時短、節約ポイントはたくさんあります。

 

わが家はゴミ箱もリビングにしか置いていないし、掃除道具も1ヶ所に収納。住んでからのコストを抑えられるのは、平屋ならではのメリットかなと感じます。

 

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自分たちの希望を取り入れて完成したわが家ですが、実際に住んでみてから少し気になる点も出てきました。

 

もし、また平屋を建てることができるなら「次は絶対にこうしたい」と思っているところを紹介します。これから平屋を建てようとしている人の参考になればうれしいです。

 

まずは、屋根の防音対策です。わが家の屋根はガルバリウム鋼板を採用しています。

 

ガルバリウム鋼板の屋根は、軽量で耐震性・耐久性も高く、コストパフォーマンスに優れています。もし、また平屋を建てられるなら、その際も採用したい屋根材です。

 

ただ、金属素材なので、雨音問題は避けられないかと思います。それほど強くない雨でもうるさく感じるときがあります。

 

しっかりと防音対策をしておけば軽減するようなので、今後予算があれば優先的に対処したい部分です。

平屋

 

続いては、日当たり問題です。わが家は北向きの家で、なおかつ三方向に住宅が立っています。正直、日当たりの悪い家です。夏は快適で過ごしやすいのですが、冬は暗くて寒いです。

 

冬の時季になると、リフォームを考えるぐらい悩みます。平屋は周囲の建物より高さが低くなることが多いので、日当たりの確保をしっかりと考えなければなりません。

 

私は日当たりの確保よりも、視線対策を優先してしまったのが判断ミスでした。立地条件の悪いわが家ですが、設計次第で快適に過ごせる家はできたはずです。もっとしっかりと設計士さんに相談すべきだったなと思います。

 

そして、最後のミスは…寝室の窓です。わが家はベッド背面に縦窓を採用してしまい、頭上に窓があるため就寝時に落ち着かないのです。

 

窓を開けると隣家からベッドが丸見えになってしまうので、換気するのにも気を使います。平屋の寝室は防犯面に配慮しつつ、窓の配置は慎重に考えるべきでした。

 

気になる点については、これから予算が合えば修正できることもあるので、徐々に手を加えていってもいいかなと思っています。

 

住んでみて初めて分かることも多く、「こうだったらよかったのにな~」と思うところは正直たくさんあります。あと2回ぐらいは家を建てたいなと想像してみたりもしますし、それもまた楽しいです。

 

長々と体験談をお話ししましたが、私の親世代の方には「平屋、いいね~」と言っていただく機会が多いです。

 

シンプルで効率的に生活できるおかげで、時間とお金の節約にもなります。コンパクトな平屋にしてよかったなと改めて感じます。

 

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更新日: / 公開日:2022.08.12