賃貸物件を探すときに、意外と見落としてしまいがちなのが「収納スペースの有無」です。気に入った物件を見つけても、後から収納がないことに気づくケースも少なくありません。
今回は、収納スペースがない部屋で快適に過ごすためのコツや便利なアイテムを紹介します。
一人暮らしにぴったりな物件
まずは荷物を見直そう! 収納がない部屋で快適に過ごすための心得

収納がない部屋に住むうえでは、レイアウトや使い方を考えるよりも前に、荷物を減らすことが重要となります。持ち物が多いとそれだけ広い部屋が必要となるため、引越しを検討する前に荷物の整理をすることが大切です。
定期的に持ち物を見直し、不要なものを捨てる
一人暮らしの場合は、生活に必要なスペースを自分でコントロールできるため、使わないものを処分しやすい環境にあるといえます。一方、不要なものがたまっていても誰かに注意されることがないので、きちんと自己管理をしなければならない面もあります。
そのため、定期的に自分の持ち物を見直して、しばらく使っていないものがあれば思い切って捨ててしまうことも大切です。まだ十分に使えるものがあるなら、フリマアプリやリサイクルショップなども活用しましょう。
書籍やCDは可能な限り電子化する
本やCDは、一人暮らしの生活スペースを意外に圧迫してしまうアイテムです。特にこだわりがなければ、書籍や音楽は電子化して楽しむのもひとつの方法です。大きさの割に重量もあるため、引越しをする前に整理しておくといいでしょう。
レンタルで代用できるものがないか検討する
荷物を減らすコツのひとつは、新たに物を増やさないことだといえます。
洋服やバッグなどのファッションアイテムをレンタルできるサブスクリプションサービスを活用すれば、使う機会の少ないものは自宅に置いておかなくても十分に間に合わせることができます。
宅配収納を活用する
荷物の多い人は、レンタル収納スペースや洋服預かりサービスなどを活用するのも有効な方法です。自宅とは別に収納できるスペースを借りておけば、賃貸で借りる部屋はそれほど広くなくても問題ありません。
収納なしの部屋を上手に使うコツ

先ほど紹介したように、収納がない部屋を借りる場合には、できるだけ荷物を減らすことが大切です。そのうえで、荷物の収納場所は何らかの形で確保しなければなりません。
ここでは、収納がない部屋を上手に使うコツを見ていきましょう。
収納付き家具を活用する
家具のなかには、収納スペースが一体になっているタイプのものがあります。新たに一人暮らしを始める場合などでまだ家具をそろえていなければ、収納付きのものを選ぶといいでしょう。
たとえば、収納付きベッドは下部が引き出しになっており、ベッド下のスペースを丸ごと収納場所として活用可能です。また、テーブルや椅子にも収納付きのものがあり、それぞれ居住スペースを圧迫しない形で収納場所を増やすことができます。
デッドスペースを上手に活用する
収納スペースがない部屋では、デッドスペースを上手に使い、無駄な空間が生まれないように意識することも大切です。
一人暮らし用のワンルームでは、基本的に平面の面積が限られているため、ベッドやソファの下、テレビの上などのデッドスペースを見つけて「縦の空間」を活用できる方法を探してみましょう。
たとえば、高さのあるテレビ収納棚は、デッドスペースになりやすいテレビの上の空間を活用できる有効なアイテムです。また、部屋にある程度の広さがあるなら、ロフトベッドを取り入れて、就寝スペースの下部を丸ごと収納用に使うといった方法もあります。
「見せる収納」を心がける
収納スペースがない部屋では、すべての荷物を外から見えないようにしまおうとするのはあまり現実的ではありません。部屋を上手に使うためには、荷物が表に出ていても散らかったように感じさせない「見せる収納」を心がけることも大切です。
見せる収納とは、カラーボックスやラックなどを使って、普段から見えていることを前提にする収納方法のことです。見せる収納を成功させるためには、いくつか押さえておきたいコツがあります。
1つ目は「見せたいものと見せたくないものを明確に分けて整理する」ことです。「便利だけど見た目があまり気に入らない」といったものは、ベッド下などの隠せるスペースにしまうか、カゴやバスケットに入れておくといいでしょう。
2つ目は、「適度に余白をつくる」ことです。ぎっしりと物を詰めてしまうと、外から見たときに窮屈に映り、部屋全体に圧迫感を与えてしまいます。
特に、目につきやすい目線よりも上の部分には、適度に余白をつくってスッキリとした見た目を保つことが大切です。
一人暮らしにぴったりな物件収納がない部屋で取り入れたい便利アイテム

続いて、収納がない部屋でも快適に過ごすために導入したい便利アイテムを紹介します。
ハンガーラック
収納スペースがなくて困ってしまう理由のひとつに「スーツやコートをかけておく場所がない」というものが挙げられます。そんなときに便利なのがハンガーラックです。
ハンガーラックは高さや横幅を調節できるものが多いので、部屋に合わせて最適なサイズに変えたり、ロングコートなどの長さがあるものをかけたりできるのがメリットです。
また、専用のカバーをかければ、衣類にホコリがついてしまうのを予防できるとともに、見た目がスッキリします。
衣装ケース
プラスチック製の衣装ケースは価格が安く、軽いので取扱いしやすいのがメリットです。ベッド下などのスペースが空いていれば、サイズの合う衣装ケースを購入して、その中に季節ものをしまっておくと便利です。
突っ張り棒
突っ張り棒は、安価でありながら収納スペースを増やせる便利アイテムです。たとえば、カラーボックスを使用していて高さが余っている場合は、上部に突っ張り棒を2本通すことで、空きスペースに簡易的な棚を設けることができます。
また、ある程度の広さがある部屋なら、突っ張り棒を上手に組み合わせることで、室内に仕切りをつくることもできます。
シャツホルダー
シャルホルダーとは、ポールや突っ張り棒などに上部を通すだけでつくれる、つり下げ式の収納スペースです。床に設置する必要がないため、限られたスペースにも収納場所を確保できるのが特徴です。
シャツホルダーと呼ばれていますが、製品によってはかなりの重量まで耐えられるものもあるので、帽子や下着類などもしまっておくことができます。
収納なしの玄関・キッチンを上手に使うコツ

快適な住空間を保つためには、居室だけでなく玄関やキッチンも使いやすいように工夫することが大切です。ここでは、収納がない玄関やキッチンを上手に使うコツを紹介します。
玄関で試したいアイデア
玄関に収納がないことで、まず困ってしまうのは靴の収納場所です。シューズボックスがない場合は、プラスチック製の軽い製品が市販されているので、自分で後から用意することもできます。
出入りの妨げにならないように心がけて、あまり大きすぎず、背の高くないものを選びましょう。
続いて目を向けたいのが、玄関ドアのスペースです。
玄関ドアにはマグネットタイプの収納アイテムをつければ、傘や鍵、手袋などの外出に必要なものを設置できるようになります。また、ほうきやチリトリなどの掃除用具を玄関ドアに貼り付けたり、かけたりしてしまうのもひとつの方法です。
そして、突っ張り棒は玄関まわりの収納スペースに悩んだときにも活躍します。賃貸物件の玄関はそれほど広くないので、ドア上部の高い位置に突っ張り棒を2本渡せば、普段はあまり使わない靴などをしまっておける収納スペースに早変わりします。
キッチンで試したいアイデア
キッチンまわりでは、有孔ボードやワイヤーネットを使うと、壁のスペースを有効活用して調理用具や調味料などをしまっておけます。見せる収納になるので、お気に入りのキッチンアイテムをそろえれば、毎日の調理が楽しくなるでしょう。
また、まな板や包丁は、シンク上部に水切りラックを設置するのもひとつの方法です。シンクの上部はデッドスペースになりやすいので、積極的に活用したいところです。
そして、キッチンまわりの収納スペースにおいても、やはり突っ張り棒がさまざまな場面で活躍します。シンク下の収納スペースで高さが余っているようなら、突っ張り棒や突っ張り棚などで簡易的な棚を設けて、収納量を増やすことが可能です。
また、収納スペースを増やしたいときには、冷蔵庫のまわりにも目を向けてみるといいでしょう。冷蔵庫の上に突っ張り棚を設置すれば、常温で保管できるものを収納する絶好のスペースになります。
一人暮らしにぴったりな物件初めての一人暮らしなら収納スペースは大事にしよう

これまで解説したように、工夫次第では収納がない部屋でも快適に過ごすことができます。しかし、初めて一人暮らしをする場合は、これから荷物が増えていくことも想定して、収納スペースがある部屋を選ぶほうが安心なのは確かです。
特に、おしゃれなデザイナーズ物件や築年数の浅い部屋では、見た目のよさを保つために収納スペースが省略されているケースもあります。こうした物件は、どちらかといえば持ち物が少ない人や見せる収納が得意な人向けであり、収納するアイテムなどにもこだわりたい場合に適しています。
そのため、特にこだわりがない場合は、収納スペースの有無や広さに注意して部屋探しをすることが大切です。LIFULL HOME’Sでは、住みたい地域や条件を入力するだけで、希望に合った物件情報をスムーズに検索することができます。
間取り図や専有面積などの情報も調べられるので、収納スペースの有無や広さ、位置などを確認しながら部屋探しを進めましょう。
まとめ
- 収納がない部屋に住むなら荷物の整理が必要不可欠
- 収納付き家具やデッドスペースを活用できるアイテムを活用する
- アイテムや家具にこだわり、見せる収納に挑戦してみるのもひとつの方法
- 居室だけでなく、玄関やキッチンの収納スペースにも注目する
- 初めての一人暮らしなら収納スペースはあったほうが安心
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