マイホームの購入は、人生において重要なライフイベントです。それだけに、焦ってプランを立ててしまうのではなく、準備にもしっかりと時間をかけることが大切です。
今回は家を買う際に重要な「予算」「住宅の種類」「立地選び」「スケジュール」「相談先」の5つの項目について具体的なポイントを紹介します。
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ポイント1:予算

住宅の購入計画を立てるときには、最初に予算を決めておくとスムーズです。どれだけ理想的なプランを立てられても、予算の面から計画を白紙に戻さなければならないこともあるので、はじめに金銭的な基準を決めておきましょう。
ここでは、予算を決める手順や注意点について解説します。
予算を決める手順
住宅の購入予算は、「自己資金+住宅ローン借入額」で決まります。そこで、まずは「自己資金の額を決める」ことからスタートしましょう。
続いて、現在の年収や返済期間などから、住宅ローンの借入可能額を計算します。そして、両者を合計した金額を住宅の購入にかけられる最大の予算として設定しましょう。
頭金の決め方
頭金の金額については特に明確な決まりがなく、用意するかどうかも任意で決められます。しかし、購入資金のすべてを住宅ローンで調達しようとすると、利息の負担分が大きくなってしまうため、ある程度計画的に準備しておきたいところです。
このとき、注意しておきたいのは、「住宅の購入に必要な諸費用」です。諸費用とは物件価格以外にかかる税金や手数料などの総称であり、多くの場合は住宅ローンの借入れ対象から外れてしまうので、現金で支払うのが原則とされています。
そのため、自己資金のすべてを頭金に充ててしまうのではなく、諸費用の分も手元に残しておくようにしましょう。また、入居までに必要な引越し代や家具・家電購入費用、入居後の予備費として、少なくとも半年分以上の生活費を用意しておくことも大切です。
こうした理由から、頭金は「自己資金-(諸費用+予備費)」で計算して決めると良いといえます。
諸費用とは
諸費用には手数料や保証料、登記費用、税金などさまざまな項目があり、個別のケースによって具体的な金額は異なります。
ただ、住宅の種類別に目安とされる割合があるので、以下を参考にしてみてください。
- 新築一戸建て
注文住宅:物件価格の3~6%
建売住宅:物件価格の6~9%
- 新築マンション:物件価格の3~6%
- 中古一戸建て:物件価格の6~9%
- 中古マンション:物件価格の6~9%
住宅ローン借入額の決め方
住宅ローン借入額は、毎月返済額、返済期間、金利の利率とタイプ、返済方法などの項目によって決められます。
毎月返済額については、現在賃貸物件に住んでいる人なら、支払っている家賃がひとつの目安になります。しかし、持ち家を取得してからは、さまざまな維持費や税金がかかる点には注意が必要です。
そのため、「返済負担率」をもとに、返済計画に無理がないかをチェックしてみることも大切です。返済負担率とは、「年収に対する年間返済額の割合」を示す数字であり、一般的に無理のない基準は25%以内とされています。
そのため、まずは返済負担率25%以内を基準として、現在の年収から毎月返済額の目安を計算してみましょう。たとえば、年収500万円の世帯であれば、「500万円×25%÷12ヶ月=10.4万円」となります。
ポイント2:住宅の種類

予算が決まったら、購入する住宅の種類を検討しましょう。マイホーム購入の選択肢には「一戸建てとマンション」、一戸建ての場合は「注文住宅と建売住宅」、そして「新築と中古」という3つのポイントがあります。
ここでは、それぞれの違いを比較しながら詳しい特徴を解説します。
一戸建てorマンション
一戸建てとマンションの違いには、以下のようなポイントが挙げられます。
| 一戸建て | マンション |
|---|---|---|
間取りや広さ | ・自由に選べる ・各部屋の独立性が高い | ・選択の自由度は低い ・生活動線がワンフロアにまとまる |
設備/施設 | ・必要なものを自由に選択可能 | ・共用施設が充実している |
騒音 | ・最低限の配慮が必要 | ・特に配慮が必要 |
セキュリティ | ・防犯設備は自分で整える必要がある | ・充実した防犯設備が整えられている |
耐火性 | ・住宅の構造によって異なる | ・鉄筋コンクリート造であれば耐火性能は高い |
日当たり・風通し | ・窓の自由な配置が可能 ・高い採光性や通風性が期待できる | ・高層階なら日当たりも風通しも良い ・気密性が高い |
交通利便性 | ・閑静な住宅街が中心 ・自家用車の利用がしやすい | ・駅近の好立地が多い ・自家用車の利用はやや不便 |
リフォーム・メンテナンス | ・自由度が高い ・自己管理が必要 | ・制約が多い ・管理費や修繕積立費がかかる |
全体的に一戸建ては自由度が高いのが魅力であり、それに対してマンションはさまざまな制約を受けてしまいます。一方、マンションでは管理体制が整っており、共用施設やセキュリティ設備などの充実度も高いです。
それぞれ異なる強みを持っているので、どんな暮らしがしたいかを明確にイメージしたうえで検討しましょう。
注文住宅or建売住宅
一戸建てを購入する場合は主に、土地選びを含めて一からプランを決めていく注文住宅と、ハウスメーカーなどによって設計が決められている建売住宅のどちらかから選ぶこととなります。
以下のように、それぞれ異なる特徴を持っているので、メリットとデメリットを比較しながら自分に合った方法を選択しましょう。
| メリット | デメリット |
|---|---|---|
注文住宅 | ・デザインや間取りの選択肢が広い ・建材や住宅性能を自由に選べる | ・プラン決めに時間や手間がかかる ・予算オーバーになりやすい |
建売住宅 | ・予算の計算がしやすい ・入居までの期間が短い | ・デザインや間取りの選択肢が狭い ・設備の選択肢が狭い |
新築住宅or中古住宅
一戸建てで注文住宅を選ぶ場合を除けば、予算などの状況に応じて、新築だけでなく中古も視野に入れてみると選択肢が大きく広がります。
なぜなら、中古には「価格を抑えて便利な立地に住める」「購入価格が安い分、リフォームやリノベーションに費用をかけられる」などといったメリットがあるためです。
ただ、建物や設備の劣化具合によっては修繕に大きなコストがかかってしまうため、購入する物件の状態を細かくチェックする必要があります。
リノベーションの費用などを差し引きすると、新築よりもかえって高くついてしまうケースもあるため、不動産会社などの専門家に相談しながら事前に費用のシミュレーションを行いましょう。
物件を探す 住まいの窓口に資金計画を相談するポイント3:立地選び

家を購入するうえで考えておきたい3つ目のポイントは、立地選びについてです。ここでは、立地選びの判断基準、注意点について解説します。
立地選びの判断基準と注意点
立地選びについては、ライフスタイルによって優先すべき項目が異なるため、家族とも話し合いながら条件を明確にすることが大切です。
話し合いの際には、以下のような項目に目を向けてみるとテーマを絞り込みやすくなります。
ポイント
- 交通アクセス
- 商業施設までの距離
- 子育て環境
- 自然環境
- 治安
- 再開発の予定、住環境の将来的な変化
- 個別の条件
個別の条件は家庭によって異なるため、日常生活を振り返りながらていねいにまとめていくことが大切です。具体例としては、「お互いの実家までの距離」や「ペットを診てもらえる動物病院の有無」などが挙げられます。
住みたいエリアの情報を収集する

不慣れなエリアでマイホームを購入する際には、実際に足を運ぶ前の情報収集も大切です。LIFULL HOME’Sの「まちむすび」では、気になる街の特徴について、実際に居住している人の声やさまざまなデータから詳しく知ることができます。
生活の利便性や路線情報、実際に住んで分かった印象などを手軽に調べられるとともに、路線情報や地域の自治体による取組みなどもチェックできます。
また「子育てを重視したい人」「交通利便性の高い街を選びたい人」など、ライフスタイルから相性の合うエリアを絞り込むこともできるので、立地選びに役立ててみてください。
ポイント4:スケジュール

マイホームのプランを考えるときには、引き渡しまでの期間を逆算してスケジュールを立てることが大切です。
ここでは、注文住宅と建売住宅、マンションのそれぞれについて、入居までの手順と目安の期間を見ていきましょう。
注文住宅に入居するまでの手順と期間
注文住宅の場合は、細かなプランによっても必要な期間は異なるものの、情報収集から引き渡しまではトータルで8~15ヶ月程度の時間がかかります。
一般的な注文住宅購入のおおまかな流れは以下のとおりです。
工程 | 目安の期間 |
|---|---|
1.情報収集、予算決め | 1ヶ月程度 |
2、施工会社の選定、土地の購入 | 3~6ヶ月程度 |
3.間取りや設備のプラン決め | 3~10ヶ月程度 |
4.着工、建築工事 | 4~6ヶ月程度 |
5.完成後の確認、引き渡し、登記手続き | 1ヶ月程度 |
このうち、土地選びやプランニングは特にスケジュールを左右しやすいポイントとなります。
条件に合う土地が見つからなかったり、プラン決めが難航したりすれば大幅に時間がかかってしまうので、ゆとりを持ってスケジュールを組むことが大切です。
建売住宅に入居するまでの手順と期間
建売住宅では、「すでに建物が完成しているケース」と「プランは決まっていてこれから建築するケース」の2通りがあります。ただ、どちらのケースでもあらかじめプランは決まっているため、注文住宅よりも短い期間で入居することが可能です。
すでに建物が完成している場合は、短ければ入居まで1ヶ月程度、これから建築が始まる場合でも4ヶ月程度で引き渡しの日を迎えられます。
なお、建売住宅を購入するおおまかな手順は以下のとおりです。
手順
- 情報収集、予算決め
- 物件探し
- 現地見学
- 購入申し込み、売買契約の締結
- 完成後の確認、引き渡し、登記手続き
ポイント5:相談先

マイホームの購入においては、決めるべきことが多いため、迷ってしまったときには専門家にアドバイスをもらうのもひとつの手です。
「家づくり・家探しの進め方を相談したい」「条件整理をサポートしてもらいたい」といった場合は、無料でアドバイザーに相談できるLIFULL HOME’S「住まいの窓口」が便利です。
住まいの窓口の仕組みと特徴
住まいの窓口とは、理想の住まい選び、家づくりをアドバイザーに無料で相談できるサービスです。
大きな特徴は相談できる内容の幅広さにあり、「住まいの条件整理」「住まい選びのコツや注意点」「住宅に必要な費用」「資金計画の立て方」「不動産会社・施工会社選び」など、住宅に関連するさまざまなテーマについてアドバイスがもらえます。
注文住宅や建売住宅、マンション、中古住宅のほか、リフォームについても相談できるので、購入したい住まいが明確に決まっていなくても利用できます。
また、住まいの窓口は不動産会社ではないため、特定の物件や会社に情報が偏らず、いつでも中立な立場でサポートを行ってくれるのも魅力です。
希望しない限りは、営業を受ける心配もないため、住まいの不安や悩みが解消されるまで何度でも安心して相談ができます。マイホーム計画に少しでも疑問や不安が生まれた際には、ぜひ気軽にご相談ください。
まとめ
- 予算は頭金と住宅ローン借入額の合計額で決まる
- 頭金は「自己資金-(諸費用+予備費)」で計算する
- 一戸建てとマンション、注文住宅と建売住宅、新築と中古の違いを押さえて、幅広い視点から最適な住まいを考える
- 立地選びでは一般的に重視されやすいポイントだけでなく、家庭個別の条件にも目を向ける
- 家選びに迷ったときには、無料で相談できる「住まいの窓口」が便利
更新日: / 公開日:2021.10.20










