細長い部屋は使いにくいと思われがちですが、使い方によってはおしゃれで機能的なスペースにすることができます。
今回は、整理収納コンサルタントの瀧本真奈美さんに細長い部屋を上手に活用するためのコツを教えていただきました。
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細長い部屋の特徴とは?

一般的には、細長い部屋よりも正方形に近い部屋のほうが使いやすいと考えられています。
まず、細長い部屋の場合は、端から端までの移動距離が長くなります。さらに、幅のある家具などを置いてしまうと部屋が狭くなり通りづらくなるのも欠点です。
窓の位置によっては、家具を置くと窓がほとんどふさがって光や風を遮ってしまうので、配置にも工夫が必要です。
一方で、そのような一面やイメージがあるからこそ、家賃が比較的安くなっている場合もあります。また、広く長い壁があることが多いので、おしゃれに飾りつけたり、ポスターなどを貼ったり、壁を工夫して使う楽しさもあります。
細長い部屋を使いやすくするためのコツは?

細長い部屋で快適に過ごすには、以下のようなコツを押さえておきましょう。
- 圧迫感のない家具を置く
- 奥行きのない家具を置く
- 家具を片側に寄せる
- 壁をうまく活用する
細長い部屋に家具を置くと窮屈に見えるので、なるべく圧迫感のない家具を選びましょう。重厚感のあるしっかりした棚などを置くよりは、ワイヤーラックのような隙間のある物のほうが圧迫感がありません。
色は明るい色や薄い色で、背は低めのもので統一するのがおすすめです。どうしても背の高い家具を置きたいときは、部屋の奥に置くようにして、手前にはなるべく大きなものを置かないほうが広く見せることができます。
部屋の幅が狭いので、なるべく奥行きのない家具を選ぶことや、家具をなるべく片側の壁に寄せて置くこともスペースを確保するコツです。
細長い部屋は、壁が広くとってあることも多く、壁飾りで楽しむのもおすすめです。ポスターや絵画、タペストリーなど好きなものを飾ることで、お気に入りの空間をつくることができます。
大きな収納棚などを置きにくい分、壁に棚をつくったり、フックなどを付けて引っ掛けたりして、“見せる収納”のようなイメージで、雑貨などを配置するのもいいでしょう。
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家族で暮らしているなら、細長い部屋を子ども部屋にするのもおすすめです。体の小さい子どもであれば、少し通り道が細くてもそれほど窮屈に感じず、逆に少し狭い場所に入るのを「楽しい!」と感じる子も少なくありません。
広い壁に子どもの好きなポスターや、勉強に使える世界地図、ホワイトボードなどを貼ることもできます。
また、物はあまり置かず、家事や仕事を集中して行う部屋として使うという手もあります。もし細長い部屋がベランダや庭などに面している場合は、外で干していた洗濯物をたたんだり、アイロンをかけたりするスペースとして使えます。
また、最近では働き方改革や感染症予防対策などで、自宅でリモートワークをする人も増えているので、仕事部屋として使うのもいいでしょう。細長い部屋にパソコンとコンパクトな机、椅子などを入れれば、集中して作業をするのにぴったりです。
細長い部屋は、使い方次第で機能的でおしゃれな空間にすることができます。この記事で紹介した特徴や使い方のコツなどを、理想の部屋づくりに役立ててください。
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