広いように見えて、使い方次第では狭くも感じる35平米の部屋。どうすれば広く快適に暮らすことができるのでしょうか。ここでは、LDKが縦長、L字型、狭いなどといった悩み別のおすすめレイアウト、カウンターキッチンを利用したおしゃれな配置や統一感あるインテリアなど、一人暮らし、二人暮らしと暮らし方別に快適な部屋にするコツや工夫をご紹介します。テレワークが増え、部屋にワークスペースを設けたい方も必見です。
一人暮らしにぴったりな物件二人暮らし物件

間取り

 

35平米は正方形の間取りだと縦5.92m×横5.92mの広さで、間口が5.92mあることになります。畳数でカウントすると、21~22畳です。「不動産の表示に関する公正競争規約及び施行規則」によると1畳当たり「1.62平米以上」と定義されており、物件情報に記載されている畳数は1.62平米で計算されています。

 

35平米に多い間取りは、1DK、1LDK、2DKなどがあります。同じく「不動産の表示に関する公正競争規約及び施行規則」によると居室1部屋とダイニングキッチン(DK)で構成される1DKの場合、キッチンと食事ができるスペースは4.5畳以上必要です。1部屋とリビングダイニングキッチン(LDK)で構成される1LDKは、キッチンと食事ができるスペースに加えて、テレビを見るなどして過ごすリビングがあり、こちらは8畳以上と決められています。

 

1DKと1LDKの間取りの違いは、L(リビング)部分の広さです。DK部分が4.5~8畳未満だと1DKとなり、8畳以上だと1LDKとなります。トイレやお風呂、キッチンなどの広さは関係ありません。

 

全国の35平米の物件をLIFULL HOME’Sで検索すると、間取りの割合は下記のようになりました(2020年11月18日時点)。

35平米の物件 合計

7,184件

1R

244件

1K

505件

1DK

853件

1LDK

1,371件

そこでここからは、35平米・1LDKの空間を活用するレイアウトのポイントを、悩みや実現したい雰囲気別に紹介していきます。

 

部屋のレイアウト

  • 一人暮らし向け

縦長のLDKは、賃貸物件でよく見かけるタイプで、家具の配置がしやすい間取りです。一人暮らしの場合、テレビボードとソファを両側の壁に寄せ、中央を生活動線に置くと動きやすいでしょう。背の低い家具で統一すると、部屋が広く見えてすっきりします。

  • 二人暮らし向け

二人暮らしの場合、ダイニングで一緒に食事をするのか、それともリビングで一緒にくつろぐことを大切にするかについてまず話し合いましょう。優先度の高いスペースを広く確保することで、配置やレイアウトが変わってきます。

 

ダイニングで過ごすことが多い場合、ダイニングテーブルは大きめにするのがおすすめです。椅子も座り心地のいいものを選びます。また、ソファダイニングもおすすめです。ソファに座って食事ができるように、ソファとテーブルが通常のダイニングテーブルよりも低くなっているので足を伸ばして食事ができます。

 

リビングでゆっくり過ごすことを優先したい場合、ダイニングテーブルは小さめにして大きなソファをダイニングに向けて置き、くつろぎスペースを確保しましょう。お互いどこにいても姿が見えることで安心感が増します。

  • 一人暮らし向け

L字型のLDKは、家具の配置で悩む方が多いようです。L字型の場合、キッチン部分をダイニングとして使うのがおすすめです。キッチンが入り口の狭く感じる部分にある場合、コンパクトなダイニングテーブルを置き、残りの広いスペースをリビングとして活用しましょう。リビングを広くすると、友人を招いて、ちょっとしたパーティーを開くこともできます。

 

  • 二人暮らし向け

入り口から続く生活動線を長い壁沿いの一直線にすると、ゆとりが生まれます。LDKの一部分だけがサイズが異なる間取りの場合、スペースに合ったサイズの家具を置いたり、色使いを変えてアクセントをつけたりするのがポイントです。柄ものや鮮やかな色のラグを敷くと、インパクトが出て空間が引き締まります。

  • 一人暮らし向け

キッチンなど水回りがしっかりとられていて、居室として使える部分が狭いようなLDKの場合、ダイニングテーブルは正方形がおすすめです。壁にぴったりつけることができ、コンパクトに納まります。また、ダイニングとリビングを区切らずに明るめの色で統一し、手前に背の高い家具を置いて奥に低い家具を置くと開放的な雰囲気になります。

 

  • 二人暮らし向け

二人暮らし向けには、エクステンションテーブルと呼ばれる伸長タイプのダイニングテーブルがおすすめです。サイズが伸び縮みするため、来客のときだけ伸ばして使うことができます。

一人暮らしにぴったりな物件 二人暮らし物件

部屋レイアウト

  • 一人暮らし向け

おしゃれなカフェ風にするには、まずリビングの主役であるソファにこだわりましょう。個性的なデザインのソファにすると、飽きてしまった場合置き場に困ります。ベージュ系やグレー系など、できるだけシンプルなソファを選び、おしゃれにしたい場合はクッションやソファカバーの色で変化を出しましょう。

 

  • 二人暮らし向け

おしゃれなカフェ風にする場合、壁にこだわってみるのもひとつの方法です。ポストカードや一輪挿しを飾ればすてきに変身します。ここで大切なのは、ひとつだけ飾るのではなく、同じものを3つほど並べることです。3つ並べて飾るとリズムが生まれ、部屋があか抜けます。

  • 一人暮らし向け

部屋に色があふれすぎると、ごちゃごちゃとして落ち着きません。床や壁の色に家具をそろえて、使う色はベースカラー(基調色)、アソートカラー(配合色)、アクセントカラー(強調色)の3色にするとまとまりのある部屋になります。黒や濃い茶色の家具を置くと落ち着いた雰囲気になります。

 

  • 二人暮らし向け

ダイニング側の照明をつり下げ型のペンダントライトにして、ソファ横のサイドテーブルにテーブルライトを置くと落ち着いた雰囲気になります。夜、二人でお酒を飲みながらゆっくり過ごしたいときは、ペンダントライトやテーブルライトだけにすると光の陰影ができて、ドラマチックな大人の空間を演出できます。

  • 一人暮らし向け

自宅で仕事をする機会が増えた方も多いのではないでしょうか。仕事がはかどるLDKにしたい場合は、パソコンや周辺機器をまとめて置けるテーブルと棚を置くと、SOHO(ソーホー)のような雰囲気になります。

 

  • 二人暮らし向け

LDKに二人それぞれのワークスペースをつくる場合は、壁際に奥行きのないデスクを置き、パソコンや周辺機器をまとめましょう。周りを背が高い家具や本棚、間仕切りで囲めば、お互い仕事がはかどる空間になります。

部屋レイアウト

  • 一人暮らし向け

リビングスペースを多めに確保したい場合、カウンターキッチンをダイニングテーブルとして利用するのもおすすめです。小さな観葉植物をたくさん並べたり、形が違う椅子を置いたりすると手作り感が出て、カフェのような雰囲気になります。

 

備え付けのカウンターに満足していない場合、可能であれば思い切ってDIYしてみるのも解決策のひとつです。賃貸物件の場合は大家さんや管理会社に必ず確認をとり、許可を得たうえで行いましょう。たとえばカウンターに木の収納棚と屋根を付けるとスペースの活用になり、目隠し効果もあります。

 

  • 二人暮らし向け

カウンターキッチンがある横長の部屋では、カウンターの前にダイニングテーブルを置くとすっきりします。カウンターキッチンの前にダイニングテーブルを置き、ソファの背を区切りとして使うことでダイニングとリビングを区別できます。

 

また、1LDKは料理をする場所も食べる場所も、くつろぐ場所もすべて同じ空間にあります。生活感のあるキッチンを間仕切りで隠せば突然の来客でも安心です。統一感のある素材を使うとおしゃれに隠すことができます。

  • 一人暮らし向け

統一感を持たせたLDKにする場合、高さの低い家具でそろえると開放感があり、まとまった空間を演出できます。フローリングにアクセントとなるラグを置くのもよいでしょう。

 

  • 二人暮らし向け

大型家具は高額で、まとめて購入することはなかなか難しいものです。少しずつ買い足していきましょう。買い足す際に気を付けたいのは異なる素材であってもテイストを合わせることです。二人の理想とする部屋が明確であれば、統一感を持たせたレイアウトにできます。

一人暮らしにぴったりな物件 二人暮らし物件

部屋レイアウト

  • 一人暮らしの場合

お金をかけたり、ブランド家具でそろえたりするなど背伸びをするのではなく、快適な空間を優先するよう心がけましょう。100均やプチプラのグッズなども活用して整理整頓を行えばすっきりと暮らせます。収納するスペースが多いからといって、荷物を増やしすぎないように注意してください。

 

  • 二人暮らしの場合

二人暮らしの場合は、時にひとりになれるレイアウトづくりがおすすめです。相手の生活音や気配が気になるようなら、パーティションを置くなどしてレイアウトで工夫をしましょう。

部屋レイアウト

 

今回は、35平米・1LDKのおすすめの家具の配置とレイアウトについて一人暮らし、二人暮らし別にご紹介しました。大型家具は高額なので一気にまとめて購入することは難しいですが、LDKの雰囲気をどのように統一感あるものにするかコンセプトを決めて、自分のお城づくりを進めましょう。インテリアや照明次第でおしゃれな空間に生まれ変わります。ぜひお試しください。

一人暮らしにぴったりな物件 二人暮らし物件

公開日: