11月に入り、ずいぶん寒くなってきましたね。
そろそろ冬野菜が旬を迎える時季。寒くなるにつれ冷たい空気に触れて、野菜それぞれの甘みやうまみがぐっと増してきます。
今回のコラムでは、冬野菜ってどんなものがあるの? どんなふうに保存したら長持ちするの?という疑問にお答えしたいと思います!
そもそも「旬」ってなに?
「旬」とは、その野菜が1年でおいしくなる時季のこと。
自然のリズムに合わせて育つ野菜には、それぞれ旬があります。
今では1年中同じ野菜がお店に並ぶようになっていますが、旬の時期の味わいは格別。
栄養価も高いといわれています。
冬は葉野菜が豊富! 保存時は乾燥に注意を
ほうれん草や小松菜、白菜、春菊、ブロッコリー、ネギなど、冬は多くの葉野菜が旬を迎えます。
鍋にするとおいしい野菜が多いですよね。
葉野菜の保存方法
葉野菜は、乾燥が苦手です。
新聞紙やキッチンペーパーを霧吹きなどで軽く湿らせて野菜をくるみ、ビニール袋に入れます。
水分が多すぎても傷んでしまうので、
・新聞紙やキッチンペーパーは内側が少し湿っている程度にすること
・ビニール袋の口を完全に閉じず少しあけておくこと
これらがポイントになります。
できれば立てて冷蔵庫に入れるようにすると、より長持ちします。
かぶや大根は葉と根と切り離すのがポイント
カブ(左上)、紅だいこん(右上)、あやめ雪カブ(左下)、大根(右下)
かぶ、大根なども冬野菜の代表格。
炒め物に、ことこと煮てポトフに、生でサラダに。
いろいろな料理で活躍します。
かぶ、大根の保存方法
かぶ、大根などの根菜類は、葉付きのまま置いておくと葉の部分から水分が抜けてしまい、日持ちしません。
葉付きで買った場合は、すぐに葉と根の部分を切り分けてから、冷蔵庫に入れてください。
葉も味わい深くおいしいです。
葉野菜と同じように保存して、おひたしや炒め物に。
じゃがいも、玉ねぎ、にんじんは湿気に注意
じゃがいも、玉ねぎ、にんじんは、冬のあったか煮込み料理には欠かせない野菜ですよね。
保存方法
冬場は常温保存でOK。
湿気がこもると傷んでしまうので、ビニール袋から出し、新聞紙にくるんで風通しの良い涼しい場所で保存してください。

里芋やさつまいもなども同様です。
きのこ類はパックに穴をあけて
きのこの保存方法
きのこは水分が大の苦手。
湿気がこもらないよう、はさみやフォークを使ってパックに穴をあけてください。
しめじなど、株ごとで石づきがついている場合は、取らずに保存してください。
もしパックに水滴がついてきたら、パックから取り出しキッチンペーパーでくるんでポリ袋に入れるなどし、早めに使い切るようにしてくださいね。
ちょっとひと手間を加えるだけで、野菜はより長くおいしく保存できるように。
参考にしてみてくださいね。

更新日: / 公開日:2018.11.06






