注文住宅や建売住宅を購入する時、あるいは、賃貸物件を選ぶ時でも、毎日暮らす家では快適さを求めたいものです。住まいの快適さを左右する大事なポイントのひとつとして、“広さ”が挙げられます。今回は、どの程度の広さがあれば暮らしやすいのか、今暮らしている住まいは充分な広さが確保できているのかを解説していきます
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住宅の間取り図では、“LDK12畳”や“LD10畳”、“DK8畳”といった広さの表示がされています。
このうち、“LDK(リビングダイニングキッチン)”と“DK(ダイニングキッチン)”は、公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会による不動産広告のルール(※)では、広さで区別されています。
居室が2室以上ある場合、“DK”と記載するには6畳以上、“LDK”は10畳以上の広さが必要です。居室が1室の場合は、“DK”4.5畳、“LDK”8畳が最低必要な広さとされています。

 

部屋の適切な広さはどれくらいなのでしょうか

部屋の適切な広さはどれくらいなのでしょうか

また、“LD(リビングダイニング)”と“LDK”の違いは、キッチンとリビングダイニングが一体の空間となっているかどうかによります。
“LD12畳”の場合はキッチンを含まずに、リビングダイニングが12畳ですが、“LDK12畳”にはキッチンが含まれていますので、広さの違いを間違えないように気を付けましょう。
※公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会「DK(ダイニングキッチン)及びLDK(リビング・ダイニング・キッチン)の広さ(畳数)の目安となる指導基準」

 

住まいにはどの程度の広さが必要なのでしょうか。快適に過ごせる広さの目安をもとに、今の自分の住まいと比べてみましょう。

 

6畳(約9.94m2)のDKは、2人用のダイニングセットと食器棚、テレビ台を置くことのできる広さです。また、4人用のダイニングセットと食器棚を置いて使うことはできますが、テレビ台も配置すると窮屈になります。6畳のDKを4人で使う場合には、リビングとして使用できる部屋が、隣室にあると暮らしやすいです。4人用のダイニングセットと食器棚、テレビ台を置くことを考えると、8畳(約13.25m2)程度あるのが理想的です。

 

LDで快適に過ごせる広さは、テレビ台とソファ、リビングテーブル、ダイニングセットを置くことを前提にします。LDが10畳(約16.56m2)の場合は、4人用のダイニングセットと2人掛けのソファを置くことのできる広さですので、3人までの暮らしに向いています。4人家族の場合は、12畳(約19.87m2)程度の広さがあると、4人用のダイニングセットと3人掛けのソファなどを余裕を持って置くことが可能です。

 

家族の人数によって快適なLDKの広さは異なります

家族の人数によって快適なLDKの広さは異なります

 

寝室などとして使用する居室の場合、4畳半(約7.45m2)の広さでベッドと机を置こうとすると、ドアや収納の扉の位置によっては難しいことがあります。
5畳(約8.28m2)あると、部屋の形状やドア、収納扉の位置などにもよりますが、ベッドと机を置けることが多いです。
本棚なども配置するなど、余裕をもってレイアウトするには、6畳(約9.94m2)程度あるのが理想的です。

 

ただし、クローゼットなどの収納が設けられてない場合には、置き家具を設置するスペースを考慮することが必要になります。

 

一般的な田の字型プランの場合、玄関や浴室、洗面脱衣室、トイレ、廊下スペースとして必要な広さは、7.5畳(約12.42m2)が目安です。
玄関を1畳分、浴室と洗面脱衣室が2畳ずつ、トイレとパイプスペースで1畳分、廊下が1畳半としてみています。玄関に収納を設置したり、トイレにタンクレストイレと手洗い器を設置したりする場合には、さらにスペースが必要になります。

 

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狭小住宅では空間を有効に使い、広く見せるためにスキップフロアが用いられることが多いです。
スキップフロアで高低差をつけることで、空間が立体的になり、視線が抜けやすくなるため、実面積よりも空間を広く見せることができます。
また、スキップフロアは空間を仕切ることなく、緩やかに間仕切りをすることができることもメリットです。壁の厚みや廊下をつくらない分、限られたスペースを無駄なく活用することができます。
また、収納家具を置くと部屋が狭くなりますので、スキップフロアの段差や階段下などを収納として活用するなど、デッドスペースを活かすこともポイントです。

 

内装の面では、壁紙やフローリングは濃い色を選ばず白に近い色を選択した方が、空間に広がりが感じられます。

 

スキップフロアは空間を広々と感じさせる効果があります

スキップフロアは空間を広々と感じさせる効果があります

同じ程度の広さの住宅であっても、広々としたLDが設けられた物件もあれば、寝室が広めの物件もあるなど、間取りや部屋の広さには違いがあります。家族で過ごす時間が長かったり来客が多かったりする場合は、広いLDが向いています。
一方、休日はベッドで映画を見て楽しみたい人は、寝室を広くとった間取りが過ごしやすいです。快適に過ごすために必要なスペースは確保したうえで、家族構成やライフスタイル、設置したい家具などをもとに、暮らしに合った広さの住まいにしましょう。

 

●まとめ●
・LDは3人家族なら10畳、4人家族で12畳以上が目安
・一人部屋でベッドを置くには5畳以上が目安で、6畳あるとゆとりが持てる
・玄関や浴室、洗面脱衣室、トイレ、廊下で7.5畳程度必要

 

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更新日: / 公開日:2017.12.12